戦いの城、鹿児島(鶴丸)城

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みなさんこんにちは

少し前ですが、鹿児島城に行ってきました。

鹿児島県自体は割と行くほうなんですよ。でも鹿児島市内ってめったに行かないんですね、なのでせっかくだからと行ってきました。

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鹿児島城とは

別名鶴丸城とも呼ばれ、関が原の戦い(西暦1600年)の翌年に築城されました。とはいえ、中世の頃はそれほど多くのシーンで登場するお城ではありませんよね。

しかし、幕末から明治期にかけて唐突にその名を目にすることになります。それが『戊辰戦争』や『西南戦争』です。

幕末の偉人のうち、西郷隆盛なんかは鹿児島県(薩摩藩)出身者として非常に有名ですよね。その西郷隆盛が指揮した戦闘がこの鹿児島城でも行われたのです。

本来の城主としては、島津家が挙げられます。

鬼島津という異名を持つ城主(島津義弘 1535-1619)がいたことでも分かる通り、九州北部などでは非常に恐れられたこの島津家ですが、薩摩藩内では様々な施策をとっており、地元かどうかで大きく評価が別れる印象です。

鹿児島城訪問

城門跡と思われますが、石碑がある脇から入ることができます。実戦で使用された拠点のひとつですので、石垣には生々しく弾痕があります。

中庭は非常に綺麗で、ここに歴史資料館『黎明館』があります。黎明館についてはまた後日、ということで。

中庭には天璋院篤姫(1836-1883)の銅像があります。NHKの大河ドラマで有名な人ですね。

また黎明館の背面には移築された江戸期の建物や、庭があります。

この地方の『田の神』も移動されていて、さまざまな姿を見ることができます。

鹿児島城付近を散策

背後の山(城山)は眺望もよく、西郷隆盛所以の場所がいくつかあります。

2018年のNHK大河ドラマは『西郷どん(せごどん)』だそうで、見て回るにはいいタイミングだったかな。テレビ持ってないけど。

登り口には宝暦治水事件の墓があります。(→Wikipedia)

また城山へは歩いて登りましたが、実は駐車場があったんですね。歩くのも気持ちいい程度ですが。展望所には鹿児島弁で喋りだす自販機がありますが、鹿児島弁わかんないです……。

城山を越えると仏像があったり、防空壕(?)があったり、西郷さんの像があったりとなかなか飽きません。

下る途中には、西郷隆盛が最後の作戦を練ったといわれる洞窟があります。

また、少し下るとトンネルの銘板『敬天愛人』とあります。

西郷隆盛が好んで揮毫したといわれる、「天を敬い、人を愛す」という意味だそうです。ちょっと見にくいし、見つけにくいので見に行く際は注意して探しましょう。

そこから線路沿いにずっと歩くと、西郷隆盛終焉の地があります。

またもう少し歩きますが、南洲墓地に墓所もあります。ここには以前取り上げた秋月藩(秋月 種実)を祖とする秋月種事の墓もありました。

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アクセス

最寄り駅は鹿児島市電市役所前です。

JR九州新幹線の鹿児島中央駅からだと鹿児島駅前方面に13分程度、JR鹿児島本線の鹿児島駅からだと谷山方面または郡元方面に3分程度乗ります。

運賃は170円だったかな。

バスもありますが、市電(路面電車)の方が楽ちんですよ。

まとめ

勝利の城ではありませんが、戦国時代末期から明治時代まで外敵と戦うために存在した城はなかなかありませんよね。天守のない館のような城であったといわれていますが、ここを本拠地とした指揮官たちにとっては心の拠り所だっただろうことは想像に難くありません。

藩内に小城を築き(外城制度)、島津政治の基礎として始まり、西郷軍の戦いの大舞台で幕を閉じたこの鶴丸城、歴史に思いを馳せながら散策したい場所ですね。

ではまた。

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