みなさんこんにちは
今回は磨崖仏の話、です。
とはいってもね、あんまりみんな興味ないと思うんですね。でも城跡なんかと一緒でその時代を感じることが出来るもののひとつです。
磨崖仏とは
磨崖仏というのは山の岩肌などに掘られた仏像のことで、線画から切り出して石仏と見分けがつかないようなものまで様々です。大地とつながっているため移動できないものを磨崖仏と思って差し支えないと思います。移動できないがゆえに、作られてからも歴史を刻み続けているわけです。
有名な磨崖仏としては、2001年に爆破されたアフガニスタン、バーミヤン渓谷の磨崖仏などがあります。
高瀬石仏
高瀬石仏とは、火群まつりで記事にした大分県大分市にある磨崖仏のことです。
火群まつりに行ってきた際に立ち寄ってきました。
公園駐車場から、国道の反対に向かって歩きます。すると、さっそく看板がありますので指示に従って進みます。
看板と石の標識がある小道を山に向かって進みます。手前に広い道がありますが、その道はたどり着かないので注意。
するとものの数分で到着です。あまりにあっけなく到着したため、本当はもっと上にあるのではないかと思ったくらいです。
手前には磨崖仏の案内板があり、その奥のひさしの向こうに磨崖仏が彫り込んであります。
中心は大日如来です。全部で5体の仏像が彫ってあります。
左から深沙大王・大威徳明王・大日如来・如意輪観音・馬頭観音と並んでいます。パノラマ撮影すればよかった。あとになって気が付きました。撮影ポイントが異なるため、パノラマ化は無理ですね。
珍しいところでは深沙大王でしょうか。三蔵法師(西遊記のモデルでもある玄奘三蔵)を守護していたとされる神です。異形の神として、珍しい姿を拝むことができます。
これらの磨崖仏は平安時代中~後期に制作されたとされています。また、洞窟状になった部分に掘られているため保存状態が非常にいいのも特徴です。
赤い彩色など、今でもしっかりと確認することができます。
余談ですが、この磨崖仏を見ている間中、犬が辺りを走り回っていました。正直にいって、あまり得意ではないのでどうしたものかと思案していましたら、犬に話しかけている紳士が。僕に気が付かなかったようで、ずっと犬に話しかけていたのですが、僕と目が合うとニヤリを笑って犬を連れて行ってしまいました。
図らずも散歩の邪魔をしてしまいました。
まとめ
規模はそれほど大きくないので、ここだけを期待して行くとちょっと物足りないかもしれません。今回は目的の撮影がななせの火群まつりでしたので僕はここにしか行っていませんが、近隣に見に行きやすい史跡もあります。
僕と同じようにおまつりのときについでに行くのもいいと思います。ほんとに歩いてすぐのところなので、散歩気分で見に行くことができますよ。
ではまた。