ミラーレスに立ちはだかる壁【バッテリー問題】

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みなさんこんにちは

写真、撮ってますか?

カメラは何ですか?

ミラーレスカメラの出荷台数が一眼レフの半分を越え、特に日本を含むアジアでは一眼レフに肉薄する勢いで売れています。

詳細は別の記事に譲りますが、ミラーレスが一眼レフを越えるためには何が必要なのでしょうか。特にフラッグシップモデルとして、世代交代を行うために必要なものというのはあるのでしょうか。

今回はいくつか考えられる中から、ひとつピックアップして考えたいと思います。

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バッテリー

ミラーレスの問題点としてよく挙げられるのはバッテリーですよね。

バッテリー持ちが悪いと。では、容量と撮影可能枚数などがどうなっているのかを確認してみましょう。

上の二列は同等の機能を持ったカメラとしてキヤノンのEOS 80DとEOS M5を載せています。

また、バッテリーグリップ一体型ではない一眼レフのフルサイズフラッグシップモデルとしてキヤノン EOS 5D Mark IVとペンタックス K-1を、APS-Cセンサー搭載のフラッグシップとしてニコン D500、ミラーレス一眼のフラッグシップモデルとしてマイクロフォーサーズ(m3/4)を採用しているオリンパス OM-D E-M1とフルサイズのソニー a9を載せています。

撮影可能枚数はファイダー(OVF・EVF問わず)です。

メーカー 機種名 分類 センサー バッテリー容量 撮影可能枚数
キヤノン EOS 80D 一眼レフ APS-C 1865mAh 約960枚
EOS M5 ミラーレス APS-C 1040mAh 約295枚
EOS 5D Mark IV 一眼レフ フルサイズ 1865mAh 約900枚
ペンタックス K-1 一眼レフ フルサイズ 1860mAh 約760枚
ニコン D500 一眼レフ APS-C 1900mAh 約1240枚
オリンパス OM-D E-M1 Mark II ミラーレス m3/4 1720mAh 約440枚
ソニー a9 ミラーレス フルサイズ 2280mAh 約480枚

グラフに直すとこんな感じです。

ニコンD500はこの中で唯一、1000枚を越えるスタミナを発揮しています。

キヤノンの一眼レフはおおむね900枚程度、センサーの小さなEOS 80Dがフルサイズと比較して撮影可能枚数が少ないのは、内蔵ストロボのせいだと考えられます。

それらに比べると、ミラーレスでは500枚を越えるカメラはありません。

ちなみに、バッテリーの大きさはEOS M5を除くといずれのモデルも大差ない容量を持っているようですね。LP-E17(EOS M5のバッテリー)ちっさすぎるやろ……。

一枚あたりのバッテリー容量を比較するとこの通り。単純にバッテリー容量/枚数で計算しています。省電力のモデルから順に並べました。

メーカー 機種名 分類 センサー 一枚あたりのバッテリー容量
ニコン D500 一眼レフ APS-C 1.53mAh/枚
キヤノン EOS 80D 一眼レフ APS-C 1.92mAh/枚
EOS 5D Mark IV 一眼レフ フルサイズ 2.07mAh/枚
ペンタックス K-1 一眼レフ フルサイズ 2.44mAh/枚
オリンパス OM-D E-M1 Mark II ミラーレス m3/4 3.34mAh/枚
キヤノン EOS M5 ミラーレス APS-C 3.52mAh/枚
ソニー a9 ミラーレス フルサイズ 4.75mAh/枚

こちらもグラフ化しておきます。

数値が大きい方が一枚あたりの消費電力が高い、つまり燃費(電費?)が悪いということです。

おおむねセンサーサイズが小さいほうが省電力であり、常時液晶を稼働させる必要があるミラーレスのほうが消費電力が大きい傾向にあることがわかります。

ざっくりした結果分析として、ミラーレスが一眼レフ程度の撮影枚数を確保するためには2枚程度の容量を持つバッテリーを採用する必要があるということですね。しかし、容量の大きなバッテリーは高価になりますし、大きく重くなってしまいます。それではミラーレスのメリットが消えてしまいますね……。

バッテリーを別に持つということがどういうことかは、長くなってきたので後日改めて書きますね。

つまり

ミラーレスカメラはライトユーザー向けとしては向いているものの、一日の撮影枚数(時間)が多い(長い)状況には向いているとはいいがたい、ということです。

日帰り旅行の記録写真や家族写真などが中心であれば撮影枚数が非常に多くなる、という状況は考えにくいですので、軽量コンパクトなミラーレスは最適でしょう。特に撮影メインではないお出かけなら、持ち運び(収納性)は大事なポイントです。

反面、撮影枚数がかさむ状況(業務用途や撮影を目的とした旅行など)では、持ち運び性よりもバッテリー持ちが重視されることも少なくありません。デジタルカメラのユーザーは、フイルムに比べて撮影枚数が伸びていると考えられますので、一度の撮影で500枚を超える状況も頻繁に想定されます。

僕自身、撮影枚数が多い方ではありませんが、それでも数時間の撮影で1000枚を越える場合があります。当然、撮影時には予備バッテリーを必ず持参します。こういうユーザーでは、メイン機とサブ機で4個から6個程度の予備バッテリーが必要になる可能性があるわけですね。

ミラーレスが一眼レフに取って代わるためには、まずバッテリーの問題があるということです。

次回はまた違う側面から考えたいと思います。

ではまた。

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