レンズの愛称を知ろう! (2)

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みなさんこんにちは

前回は一般的な名称(呼び名)でまとめましたが、今回はもう少し狭い、特定のレンズなどを指す呼び方をまとめてみました。

前回の記事はこちら

レンズの愛称を知ろう! (1)
みなさんこんにちは 今回は専門用語とまではいかないけど、レンズでよくいわれる愛称についてご紹介しますね。 ベテランの方は...

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大口径レンズ

相対的な話なので、ここで全て網羅できるわけではないのですが、さわりだけでも。

一般的なレンズと比較して、F値が小さな(明るい)レンズを指し、昔は高速レンズとかハイスピードレンズなんて呼ばれていたそうです。明るい=高速シャッターが切れるから、ということですね。

15mm-200mm程度の範囲内のズームレンズにおいてはF2.8以下の開放値を持つレンズがよくいわれますね。24-70mm F2.8とか。単焦点50mmだとF1.8でも大口径とはいいにくいですが、500mmでF4は大口径に属する。あくまでも相対的なものということで。

ポイントは、大口径=写りがいいというわけではないこと。わざと口径を絞って性能の向上を図っている製品もあるので、大口径が偉いという先入観にとらわれないようにしよう。

ナナニッパ

70-200mm F2.8のズームレンズのこと(らしい)。生で聞いたことがないのでネタ的なやつかも。

一般的な短縮の命名規則からすると700mm F2.8なんだけど、なぜかこんな通称名ができているようだ。じゃあ24-70mm F2.8ならなんと呼ぶのか。16-35mm F2.8なら?

個人的にはこのナナニッパという呼び方は微妙。『標準ズーム』じゃだめなんだろうか。

なんか一部ネット界隈で呼ばれていたので、とりあえず入れてみましたが、僕の周りは『標準(ズーム)』または『ななじゅうにひゃくのにっぱ(にっぱちorにーてんはち)』としか呼ばれてません。

そのうち市民権を得るのでしょうか。

標準レンズ

焦点距離が35mmフルサイズのカメラで50mm付近の画角のレンズのこと。

APS-Cだと35mm(フルサイズ換算52.5mm)だし、645の中判デジタルカメラは80mm(フルサイズ換算49.6mm)となる。一般的にフルサイズ換算40-60mm程度の焦点距離に入っていれば標準と呼ばれます。画角が自然で、扱いやすいのが特長。

パンケーキレンズ

ボディから飛び出たレンズ(鏡筒)部がパンケーキのように薄いことから。薄ければパンケーキと呼ばれ、明確な基準はありません。

基本的に標準~準広角の単焦点で、開放絞り値もそれほど大きくない事が多い。コンパクトさが最大の魅力で、スナップや通勤のお供などに好んで使う人も。

沈胴式のレンズはあくまでも『沈胴式』なので、パンケーキとは呼ばれないことにも注意。

沈胴式レンズ

収納する際に、鏡筒(レンズ外側の筒)を収納してコンパクトに持ち運びできるレンズのこと。

ライカのエルマー50mm F3.5が超有名沈胴式レンズ。

ちなみに、一般的なコンパクトカメラのズームレンズって電源切るとボディに収納されますよね?あれも沈胴式レンズの一種です。

タムキュー

タムロン90mmマクロのこと。

性能の高さから、これだけはタムロンを持ってるという人もいるくらい。

ちなみにタムロン90mmマクロには

  • SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC <F017>
  • SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 <272E>
  • SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD <F004>
  • SP 90mm F/2.8 MACRO 1:1 <172E>
  • SP 90mm F/2.8 Macro [1:1] <72E>
  • SP 90mm F/2.8 MACRO 1:1 <72B>

などがありますが、全てタムキューです。

エビフライ

天丼の上に乗っている……わけでなく、シグマの『APO 200-500mm F2.8 / 400-1000mm F5.6 EX DG』のこと。

15Kgを越える重量や250万円もの価格もさることながら、F2.8の通しズームを達成するための鏡筒の太さ、緑色の軍用品にも見えるデザイン、駆動のための電源をレンズ本体で必要とすることなど、色々とバケモノレンズ。

元は別の、ゲームから派生した用語らしいけど、なぜかエビフライで通用してますね。とはいえ、身近に所有している人もおらず、ネタ用語なんでしょうけど。

このレンズもいつかArtラインで再設計されたりするんでしょうか……?

今回は割とネタ的な用語を中心にまとめてみました。

他にも色々とあると思いますので、ご意見いただければまた書きたいと思います。

用語辞典でも作るかな。

ではまた。

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