みなさんこんにちは
祇園祭というのは全国各地に様々あれど、祇園祭が想像できないお祭り名というのも珍しい。今回取り上げる『大蛇山まつり』はそんなお祭りの一つです。
九州の祇園祭の代表格といえば博多祇園山笠です。気になる方はこちらをどうぞ。
大蛇山まつりとは
(前略)始まりは三池地方の祇園社の祭礼に伴う行事で、はっきりとした文献はありませんが、(中略)江戸時代の前期から中期にかけて始まったと考えられています。
山車に人が乗り、太鼓や鐘を打ち鳴らしながら、町中を練り歩きます。この山車のことを「大蛇山」と呼んでいます。大蛇山は、長さ約10メートル、高さ5メートル、重さが最大3トンにもなり、木製の山車に和紙、竹、わら等を組み合わせた、頭・胴体・しっぽをつくり、大蛇のように飾りつけがなされます。この勇壮な大蛇たちが、街の各所で、祭りに、そして人々の心に火をつけていきます。
祇園社の祭礼ということですので、立派な祇園祭ですね。三池炭鉱の荒くれ者のお祭りということでこれほど勇壮なのか、祇園社の祭神である素盞嗚命(スサノオノミコト)を表現して七日はわかりませんが、どちらにしても力強そうですよね。
大蛇山
先程の引用にもありましたが、高さ5メートル。重さ3トンにもなる大きな山車が『大蛇山』です。
現在6つの大蛇山があります。大蛇山祇園六山と呼ぶそうです。
- 三池本町祇園宮
- 三池藩大蛇山三池新町彌劔神社
- 本宮彌劔神社
- 大牟田神社第二区祇園
- 三区八劍神社
- 諏訪神社
の6つです。
それぞれに歴史があり、特徴があります。この特徴を見つけながら歩くのも楽しいですね。
またこの大蛇に子どもをかませ無病息災を願う行為も行われています。泣けば泣くほどご利益があるのだとか。
日程
2017年は22日(土)と23日(日)の二日間行われます。
いずれも夕方から。
17:00~17:30 | オープニングセレモニー | 大正町おまつり広場 |
17:00~17:40 | ちびっこ広場 | 〃 |
17:10~17:30 | ちびっこ総踊り | 〃 |
17:50~19:05 | 一万人の総踊り | 〃 |
19:10~21:45 | 祇園六山巡行・競演・御止(ぎょし) | 〃 |
16:10~16:45 | 炭坑節競演会 | 大正町おまつり広場(大正町1丁目交差点) |
16:45~17:15 | 中島浩二さん&岡本啓さんトークショー | |
17:00~18:00 | ちびっこ大蛇・ちびっこみこし | 銀座通商店街~大正町おまつり広場 |
18:00~21:30 | 大蛇山大集合パレード | 大正町おまつり広場 |
本番は日が陰ってから。夕方になるとお祭りらしさも増して来ますので、行くだけでも楽しめますよ。
アクセス
西鉄電車天神大牟田線の大牟田駅か、JR鹿児島本線大牟田駅が最寄り駅です。
車で来る場合は九州自動車道南関ICです。しかし思ったより止める場所が少ないので、車の場合は早めに来たほうがいいかも。
詳細はこちらで
機材
高感度耐性に優れた機材がおすすめです。
まとめ
夏の風物詩はさまざまですが、この大蛇山も大牟田の夏を表しています。
勇壮さ・迫力がクローズアップされますが、実際にはそれを生み出す繊細な感性あってこそ。見行くときにはぜひともそういった部分にも注目して見ていきたいですね。
ではまた。
※トップの画像はおおむた『大蛇山』まつり公式ホームページのキャプチャです。