みなさんこんにちは
先日シグマの発売前体験会の情報をお届けしましたが、早速価格と発売日が発表されましたよ!
各所から期待されているレンズなので、注目度も高いですね!
発売日がわかったということで、スペックと併せて確認していきましょう!
新製品と発売日
SIGMA 12-24mm F4 DG HSM Art
Artラインの超広角レンズです。F4通しで明るく使いやすくなりました。
前玉に装着されている80mmクラスの超大口径非球面レンズを切削でなくモールド形成とすることで価格を押さえたとのこと。
他にも新型の超音波モーターを採用したり、蛍石と同様の効果を持つFLDレンズを使用したりと使用感・性能に妥協のない造りとなっています。
対抗レンズがほぼないんですが、より広角寄りだとキヤノン11-24F4L、大口径だとニコン14-24F2.8Gでしょうか。ソニー用だとシグマの独壇場ですね。さすがに16mmスタートだと目的が変わりますから。まぁ、ソニー対応マウントで出てないですからなんとも言えませんが。
レンズキャップは被せ式、フードは組み込みです。このクラスの超広角レンズだとフィルターも着けられないし、取扱いは気を遣いますね。
スペック
SIGMA12-24mm F4 DG HSM Art | Canon EF11-24mm F4L USM | SIGMA 12-24mm F4.5-5.6 II DG HSM | |
焦点距離 | 12-24mm | 11-24mm | 12-24mm |
レンズ構成 | 11群16枚 | 11群16枚 | 13群17枚 |
絞り羽根枚数 | 9枚 | 9枚 | 6枚 |
開放絞り | F4 | F4 | F4.5-5.6 |
最小絞り | F22 | F22 | F22 |
最短撮影距離 | 24cm(24mm時) | 28cm(24mm時) | 28cm |
最大撮影倍率 | 1:4.9 | 0.16倍(24mm時) | 1:6.4 |
フィルター径 | 装着不可 | 後部挟み込み式 | 装着不可 |
最大径×長さ | Φ102.0×131.5mm | Φ108.0×132.0mm | Φ87.0×120.2mm |
質量 | 1,150g | 1,180g | 670g |
手ぶれ補正 | × | × | × |
発売日 | 2016年10月28日 | 2015年2月 | 2011年7月 |
希望小売価格(税別) | 220,000円 | 450,000円 | 95,000円 |
参考価格(Amazon) |
従来モデルとの比較
現行のモデルはディスコンになるんですかね?解放値が暗い分、コンパクトかつ軽量のモデルなのでこれはこれでアリだなと思っているんですが。新型がソニー用に対応するまでは併売ですかねぇ。
超広角レンズはPLフィルターを着けるとムラが出たりするんですが、それでもNDなど使いたいシーンがあります。新旧ともにこの画角のレンズはフィルターが使用できないので、撮影内容によっては広角ズームを2本持っていく事もあります。そのときにはフィルターが不可でもより広角な12-24とフィルターが可でも広角域が狭い16-35F4Lにしています。そんなときはコンパクトな現行のモデルがとても助かるんですけどね。
性能差でいえば、新型のレンズは素晴らしいですね!価格も素晴らしいことになっていますけれども……。重量・サイズともに別物のレンズです。
APS-Cセンサー搭載モデルの広角ズーム入門用に、ラインナップとしては残しておいて欲しいとは思いますが、シグマはモデルサイクルが短いですからねぇ。どうなることか。
対抗レンズとの比較
キヤノンユーザーの場合、広角側を1mm妥協できるならこのレンズの選択肢はおすすめです!MTFチャートは直接比較はできないので(軽装条件が違うため)断言はできませんが、どちらのレンズも満足感は高いんじゃないでしょうか。開放絞り・広角側でのボケは(あまりないとは思いますが)MTFだとシグマのほうが良好な雰囲気はあります。ただし、周辺画質はキヤノンのほうがよく補正されているようですね。補正するとボケが固くなりやすいので、ここらへんは好み、という気がします。
シグマはもちろんですが、ニコンのユーザーは現行の12-24でなければ超広角域はこの新型レンズを選択することになりますね。(ニコンは純正だと14mmまでしかない)
金額的にはキヤノン11-24F4Lが実売370,000円前後のようなので、それと比べるとバーゲンプライス、ということで。
まとめ
現行のレンズも悪くないのですが、性能などはやはりかなり向上していますので大きさ・重さに問題がないなら新しい方をおすすめします。逆にコンパクトな超広角ズームレンズが希望なら現行のモデルを今のうちに買っときましょう。
ではまた。