キヤノンはEOS Mにヒエラルキーを求めるか

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みなさんこんにちは

先日キヤノンよりEOS M6の発表がありましたね。

現在販売中のEOS M5に次ぐ発表ですが、モデルとしてはEOS M3の後継です。

ここでEOS M6の性能とEOS Mシリーズの流れを簡単に確認していきましょう。

EOS M5の発表記事はこちら

ミラーレスの大本命!EOS M5発表!
みなさんこんにちは 本日、キヤノンが新製品をリリースしましたね。 その名もEOS M5 ミラーレスEOSの...

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EOS M6とは?

キヤノンが2017年4月に発売を予定しているミラーレスカメラです。

前述しましたが、EOS M3の後継です。直近のモデルであるEOS M5と併せて簡単にスペック比較してみましょう。

  EOS M6 EOS M3 EOS M5
 
マウント EF-Mマウント
センサー CMOSセンサー(デュアルピクセルCMOS AF対応) CMOSセンサー(ハイブリッドCMOS AFIII対応) CMOSセンサー(デュアルピクセルCMOS AF対応)
センサーサイズ APS-C(22.3×14.9mm)
有効画素数 約2,420万画素
映像エンジン DIGIC7 DIGIC6 DIGIC7
ピクチャースタイル オート、スタンダード、ポートレート、風景、ディテール重視、ニュートラル、忠実設定、モノクロ、ユーザー設定1~3 オート、スタンダード、ポートレート、風景、ニュートラル、忠実設定、モノクロ、ユーザー設定1~3 オート、スタンダード、ポートレート、風景、ディテール重視、ニュートラル、忠実設定、モノクロ、ユーザー設定1~3
ホワイトバランス オート、プリセット(太陽光、日陰、くもり、白熱電球、白色蛍光灯、ストロボ)、マニュアル、色温度、ホワイトバランス補正 オート、プリセット(太陽光、日陰、くもり、白熱電球、白色蛍光灯、ストロボ)、マニュアル、ホワイトバランス補正 オート、プリセット(太陽光、日陰、くもり、白熱電球、白色蛍光灯、ストロボ)、マニュアル、色温度、ホワイトバランス補正
レンズ光学補正 周辺光量補正、色収差補正、回折補正 周辺光量補正、色収差補正 周辺光量補正、色収差補正、回折補正
AF デュアルピクセルCMOS AF方式 ハイブリッドCMOS AF III 方式 デュアルピクセルCMOS AF方式
測距点 49点(顔+追尾優先AF時の最大) 49点(最大) 49点(顔+追尾優先AF時の最大)
測距輝度範囲 EV-1~18 EV2~18 EV-1~18
ISO感度 ISO100-25600 ISO100-12800 ISO100-25600
シャッター速度 30秒-1/4000秒
内蔵ストロボ 手動ポップアップ G.N 5
ドライブモード 1枚撮影、高速連続撮影、低速連続撮影 1枚撮影、連続撮影 1枚撮影、高速連続撮影、低速連続撮影
連続撮影速度 [ワンショットAF]時:最高約9.0コマ/秒
[サーボAF]時:最高約7.0コマ/秒
低速連続撮影:最高約4.0コマ/秒
最高約4.2コマ/秒 [ワンショットAF]時:最高約9.0コマ/秒
[サーボAF]時:最高約7.0コマ/秒
低速連続撮影:最高約4.0コマ/秒
連続撮影可能枚数 JPEGラージ/ファイン:約26枚
RAW:約17枚
RAW+JPEGラージ/ファイン:約16枚
JPEGラージ/ファイン:約1000枚
RAW:約5枚
RAW+JPEGラージ/ファイン:約4枚
JPEGラージ/ファイン:約26枚
RAW:約17枚
RAW+JPEGラージ/ファイン:約16枚
タッチシャッター 可能
電子ビューファインダー 別売(EVF-DC2) 別売(EVF-DC1) 0.39型236万画素カラー電子ビューファインダー
液晶モニター 104万ドットワイド3.0型TFTカラー液晶 104万ドットワイド3.0型TFTカラー液晶 162万ドットワイド3.2型TFTカラー液晶
明るさ調整 手動(5段階)
カメラ内RAW現像 可能 非対応 可能
Wi-Fi/NFC 対応/対応 対応/非対応 対応/対応
Bluetooth 対応 非対応 対応
撮影可能枚数 約295枚 約250枚 約295枚
大きさ(W×T×H) 112.0×68.0×44.5mm 110.9×68.0×44.4mm 115.6×89.2×60.6mm
重さ 約390g 約366g 約427g
 

スペックシートを見る限り、M3の後継というよりもM5の機能違い版に見えますね。EVFを内蔵していないモデルならM6を選んでも問題なさそうです。

背面液晶のドット数がM5の下位である印象を与えますが、実用的な差異は少ないかもしれませんね。むしろチルト角の違いの方が使用上の違いを感じそうです。

EOS Mの型番法則は変わったのか

さて比較表にも出てきたM3とM5ですが、M4が抜けましたね。

出てこないんでしょうか?

M6をM3の後継として出してきたわけですが、後継とする根拠は以下の通りです。

“EOS M6”は、「EOS M3」(2015年3月発売)の後継機種で、小型でありながらキヤノン独自のAF技術により、素早く動く被写体でも高精度に捕捉することができるミラーレスカメラです。

引用:キヤノン

さて、ではここでミラーレスEOSの系譜を確認してみましょう。なに、大した台数ではありません。かっこ内が発売時期です。

  • EOS M (2012.9)
  • EOS M2 (2013.12)
  • EOS M3 (2015.3)
  • EOS M10 (2015.10)
  • EOS M5 (2016.11)
  • EOS M6 (2017.4予定)

発売順でいくとM10がM4のポジションですよねぇ。

M10を出してM5ですから、型番戻しにも抵抗はなさそうですし。

ちなみにM10の発表時はこんな文言です。

“EOS M10”は、レンズ交換式カメラ「EOS」のコンセプトである「快速・快適・高画質」を継承しながら、簡単な操作でユーザーのイメージに近い背景ボケや明るさなどの撮影設定が可能なミラーレスカメラです。

引用:キヤノン

今回のM6発表ではM3後継と明言していますので、やはり意図的に型番をずらしているわけですね。

M5の時にはこんなこといってます。

“EOS M5”は、「EOS M3」(2015年3月発売)の上位機種で、幅広いシーンにおいて本格的な静止画・動画撮影を行いたいユーザー向けに開発されたミラーレスカメラです。

引用:キヤノン

ここから考えられる事としてですが、あくまで個人的な意見ですけど、キヤノンはMシリーズにモデルヒエラルキーを導入しようとしているのではないかと思うのです。

Mシリーズはこれで上位機種となるM5を筆頭に、スタンダードモデルのM6、またボトムエンドにM10を擁することとなります。

どうでしょう?一眼レフのEOSシリーズに類似していませんか?

M5よりも後に出たモデルであるにも関わらず、背面液晶などでM5よりも下位である印象を持たせているのもそう感じたポイントです。

この上で今後登場する(かもしれない)フルサイズミラーレスをM1とすることで、一眼レフのEOSシリーズと同じ考え方ができるシリーズ群が出来上がります。

これはコンパクトデジタルカメラのPowershot G一桁xシリーズでも出来上がった考え方ですよね。

  • G1x …… 1.5型大型センサーと大口径レンズを搭載したフラッグシップ
  • G3x …… 超高倍率ズームレンズを搭載したハイエンドモデル
  • G5x …… EVFと大口径レンズを標準搭載したハイエンドモデル
  • G7x …… 大口径レンズを搭載したミッドレンジモデル
  • G9x …… 大型センサーの写りが手軽に味わえるボトムエンドモデル

上記の区分はあくまで個人的な意見です。が、大体ご同意いただけるのかなと思ってます。

つまり、キヤノンブランドとして統一したイメージが持たれやすいのではないか、と思うんですね。

フルサイズミラーレスはともかくとして、考え方的にはどうでしょう?M3出しちゃったし、難しいですかね。

M6は結局どうなの?

正統派モデルの後継ですから、買って損しないと思います。特にデュアルピクセルCMOS AFの速さはミラーレスのストレスを軽減してくれると思いますよ。

もう少し値下がりすれば話は変わってきますが、今のところEVFが欲しいならM5の方がお得です。あくまでも後付けでEVFを買うなら、ですけど。

コンパクトでかつストレスが少ないモデルを、ということならお買い得ですね。

M6ボディのみで約10万円の予約価格です。(Amazonで99,900円)

対するM5はボディのみ約10-11万円の販売価格です。(Amazonで99,222円)

上記価格は2017.2.20 20:00に確認した金額です。最新の価格はご自身でお願いします。

これでM3が安くなるでしょうが、使い勝手を考えるとM6(またはM5)を選ぶのが間違いないと思います。AFのストレスは意外ときますからね……。

まとめ

M6が出て、機種紹介でもしようかと思っていたんですが、スペックみてて色々思ったので、それを書いてみました。

根拠がないことばっかりですので、あくまでも僕の個人的な妄想だと思ってもらうといいんですが、これがほんとう本当になる日がくるかもしれませんよ。

EOS M5 MarkIIとかね。

キヤノンの5は割と革新的な機能を詰め込んだモデル(EOS 5のEye controlとかね)だったので、その伝統というか、やっぱりちょっと特別な気持ちになりますよね。その中でのM6なので、EOS 6Dみたいに基本性能がしっかりしていて高性能を手にしやすいモデルになってくれると嬉しいし楽しいですよね。

1.5型センサー積んだEOS M7(秒間60コマ連写)とか、夢は広がるばかりです(笑)

ちなみに、スペシャルサイトはこちらですので、購入予定のみなさまはここを見て楽しんでお待ち下さい。

ではまた。

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