みなさんこんにちは
富士フイルムからX-H1の発表が行われました。
いわゆるミラーレス一眼に属するカメラで、レンジファイダーモデルが注目されがちなXシリーズですが、一眼もしっかりと進化していることを感じられる内容となっています。
先代はX-T2です。
では、スペックから確認してみましょう。
スペック
X-H1 | X-T2 | |
---|---|---|
センサー | APS-C X-Trans CMOS III |
APS-C X-Trans COMS III |
記録メディア | SD/SDHC/SDXC | SD/SDHC/SDXC |
画素数 | 2430万画素 | 2430万画素 |
マウント | FUJI Xマウント | FUJI Xマウント |
常用ISO感度 | ISO200-12800 | ISO200-12800 |
手ぶれ補正 | ボディ内3軸 レンズ最大2軸 補正効果 最大5.5段 |
レンズによる |
シャッター速度 | 機械式 30秒-1/8000秒 電子式 30秒-1/32000秒 |
機械式 30秒-1/8000秒 電子式 30秒-1/32000秒 |
シンクロ速度 | 1/250秒以下 | 1/250秒以下 |
連続撮影速度 | 約14枚/秒(電子シャッター) 約11枚/秒(VBP-XT2使用時) 約8枚/秒(機械式シャッター) |
14枚/秒(電子シャッター) 11枚/秒(VPB-XH1使用時) 8枚/秒 5枚/秒 |
フイルムシミュレーション | 16種 (PROVIA/Velvia/ASTIA/クラシッククローム/PRO Neg.Hi/PRO Neg.Std/モノクロ/モノクロ+Yeフィルター/モノクロ+Rフィルター/モノクロ+Gフィルター/セピア/ACROS/ACROS+Yeフィルター/ACROS+Rフィルター/ACROS+Gフィルター/ETERNA) |
15種 (PROVIA/Velvia/ASTIA/クラシッククローム/PRO Neg.Hi/PRO Neg.Std/モノクロ/モノクロ+Yeフィルター/モノクロ+Rフィルター/モノクロ+Gフィルター/セピア/ACROS/ACROS+Yeフィルター/ACROS+Rフィルター/ACROS+Gフィルター) |
背面液晶 | 3.0型約104万ドットTFT液晶 | 3.0型約104万ドットTFT液晶 |
電子ビューファインダー | 0.5型369万ドット有機EL | 0.5型236万ドット有機EL |
視野率 | 100% | 100% |
ファインダー倍率 | 0.75倍 | 0.77倍 |
Wi-Fi | IEEE802.11 b/g/n | IEEE802.11 b/g/n |
bluetooth | Ver 4.0 | – |
標準撮影枚数 | 約310枚 | 約340枚 |
大きさ | 139.8×97.3×85.8mm | 132.5×91.8×49.2mm |
重さ | 673g | 507g |
起動時間 | 約0.4秒 | 約0.3秒 |
例によって動画関連の情報は載せていませんので、詳細が必要な方はメーカーホームページをご確認ください。
フイルムシミュレーションの追加
写真関連でいえば、ETERNAがフイルムシミュレーションに追加されていますね。これは映画用カラーネガフイルム『ETERNA』のシミュレーションのようです。動画撮影時に使用することを考えてのものかもしれませんが、ムービー切り出し感のある撮影にも効果を発揮しそうなので、これはこれで面白そうですね。
ETERNAの情報は以下のような情報があります。
EVFの精細度がアップ
これまで236万ドットのEVFでしたが、さらに高精細な369万ドットの有機ELが採用されました。より見やすく、自然な視野が得られるということですね。
手ぶれ補正効果の増強
富士フイルムXシリーズとして初めてボディ内手ぶれ補正に対応しました。
これによって最大5軸補正が可能になり、補正効果も最大5.5段相当に向上しています。
このせいなのか、ボディ・グリップの厚みはかなり増していますね。しっかり握れるという意味では、Xマウントシネマレンズとの相性も良くなっていると考えられますし、動画ユーザーや大口径レンズのユーザーにとっては良くなったとも考えられそうです。
Bluetoothの追加
Wi-Fiで接続する際に、常時接続が行えるBluetoothが追加されました。これによって、画像の自動転送ができるようになるようです。
まとめ
若干大きくなってしまいましたが、機能はそれに見合う以上に向上しており、現在X-T2のユーザーでも買い替えを考えてしまいそうな内容ですね。
特にEVFの変更や、ボディ内手ぶれ補正の追加など待ちに待っていたという人も多いのではないでしょうか。
高品質なFUJINONレンズの性能をファインダーでも、撮影結果でもさらに引き出せる進化です。注目してみていきたいですね。
ではまた。