みなさんこんにちは
富士フイルムのエントリーミラーレス、『X-A5』の発売が発表されました。
どんなカメラか簡単に見ておきましょう。
特長
- 小型軽量ボディに、新開発のセンサーと画像処理エンジン、独自の色再現技術を搭載し、高画質と高い機動性を実現
- 小型軽量なキットレンズや180度回転式背面液晶モニター、450枚の撮影枚数などにより、快適な撮影を実現
- InstagramなどSNSとの連携強化と多彩な写真表現を実現
- 4K動画撮影などクリエイティブな表現ができる充実した撮影機能を搭載
ポイントとして挙げられているのは上記の通りです。
先代はX-A3で、基本的な外観は特に変わりがありませんが、新開発のセンサーが載るとのこと。
このセンサーは像面位相差AFに対応し、AF速度はなんと2倍になるそうです。ただし、エントリーモデルらしくX-Transではなく、通常の配列です。これはX-Aシリーズの流れを汲んでいる部分ですね。
画素数はほぼ従来通りに近いAPS-C2424万画素ですが、常用感度が一段上がってISO12800となりました。
では、先代のX-A3と比較してみましょう。
スペック
X-A5 | X-A3 | |
---|---|---|
有効画素数 | 2,424万画素 | 2,420万画素 |
撮像素子サイズ | APS-C | |
常用ISO感度 | ISO200-12800 | ISO200-6400 |
シャッター速度 | 機械式シャッター 30-1/4000秒 電子式シャッター 30-1/32000秒 |
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シンクロ速度 | 1/180秒 | |
内蔵ストロボ | GN.4(ISO100・m) | GN.5(ISO100・m) |
フイルム シミュレーション |
11モード(PROVIA/Velvia/ASTIA/クラシッククローム/PRO Neg.Hi/PRO Neg.Std/モノクロ/モノクロ+Yeフィルター/モノクロ+Rフィルター/モノクロ+Gフィルター/セピア) | |
液晶モニター | 約104万ドット3.0型TFTカラー | |
可動液晶 | チルト式 | |
タッチパネル | 対応 | |
記録メディア | SD/SDHC/SDXCカード | |
連写速度 | 約6.0コマ/秒(連続記録枚数:JPEGは約10コマ) 約3.0コマ/秒(連続記録枚数:JPEGは約50コマ) |
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動画 | 4K 3840×2160 15p Full HD 1920×1080 59.94p/50p/24p/23.98p HD 1280×720 59.94p/50p/24p/23.98p ハイスピード動画 1280×720 1.6x/2x/3.3x/4x |
Full HD 1920×1080 60p/50p/24p HD 1280×720 60p/50p/24p |
Wi-Fi | 対応 | |
Bluetooth | Ver. 4.1 | 非対応 |
電源 | 充電式バッテリーNP-W126S | |
標準撮影枚数 | 約450枚 | 約410枚 |
起動時間 | 約0.4秒(ハイパフォーマンスモード) | 約0.7秒(ハイパフォーマンスモード) |
大きさ | 116.9×66.7×40.4mm | 116.9×66.9×40.4mm |
重さ | 約361g | 約339g |
目立ったところでは常用ISO感度の最大値が向上し、ISO12800となっています。感度が向上すれば撮影シーンが増えますし、特に小型のボディは持出しやすいので様々な状況でのメリットが考えられますよね。
その点では撮影枚数が増えているのも注目ポイントです。電池消費が大きいミラーレスでは、「気がつくとバッテリー切れ」という時がありますので、地味ながら活用の幅が広がるスペックアップだと思います。
ハイパフォーマンスモードでは起動時間が非常に短くなったのも、スナップなどでの活用幅が広がります。旅行中の何気ない一コマなど、「すぐに撮れる」というのは重要なポイントです。
旅行といえば、撮った写真をすぐに共有したいですよね。
Wi-Fiでの連携だけでもいいんですが、常時接続することができないので、転送のために一手間かかるのが問題でした。転送できないのに比べるとこれも雲泥の差なんですけど。
BLE(Bluetooth Low Energy)での接続だと、本当に思った時にササっと転送できるのでスマホのカメラにより近い活用が可能になります。
まとめ
欲しい機能のために別の機能を犠牲にする、例えば高感度は欲しいけどバッテリー持ちは諦める、ということはなく高い次元でまとめられたコンパクトミラーレスだと感じます。
キットレンズだけでなく、より薄い『FUJINON XF27mm F2.8』あたりを着けて、街のワンシーンを切り取りに行きたくなるデザインですね。
初めてがこんなカメラだったら、きっとどこにでも持ち出しちゃうんでしょうね。
ではまた。