コスパいいストロボがないか探してみた【2017下期】

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みなさんこんにちは

ストロボ、使ってますか?

ここでいうストロボというのは、スピードライトとかフラッシュとかのいわゆるクリップオンストロボというやつです。カメラの上に取り付けて光らせる、アレですね。

つまりはそのアレをひとつ足してみようかなと、こういうことです。

きっかけはお問い合わせ頂いたこの一言。

「安くていいストロボって何か知りませんか?」

要望としてはコスパのいいストロボを追加ということなので、僕なりに考えてみようかなと思います。

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候補を設定

選ぶためには候補が必要ですね。今回はあまり色んなことを考えずAmazonをガサゴソ。目についた予算内のモデルを片っ端から拾います。こういうやり方は調べるのに時間がかかるのであまり好きではないのですが……。

用途をヒアリングした上で僕が考えた条件的はこんな感じ。

  • マニュアル設定ができる(発光量を設定できる)
  • 首振りできる(上向き・左右の首振り)
  • ガイドナンバー(G.N.)40前後
  • 予算は約15,000円/台以下

あんまり絞り込むと選ぶのが大変になるのでこの辺で。

純正の430EX III(G.N.43)がAmazonの実売で約30,000円~32,000円程度だったので、半値くらい狙えるかなと。

そんなこんなで選定したのがこの機種たち。(リンク先はAmazonです)

  1. NEEWER NW560 (3,299円)
  2. NEEWER NW680 (5,999)円
  3. Yongnuo Speedlight YN560 III (6,700円)
  4. Powerextra DF-400 (2,799円)
  5. SIGMA EF-610 DG ST EO (15,868円)
  6. K&F Concept KF-882 (11,249円)
  7. Tycka TK-982II (9,090円)

金額は調査日時点のものです。順番に意味はありません。強いていえば表示順に近いです。

結構安い。というかびっくりするくらい安いものもありますね。

壊したら悲しいけど、あきらめがつく金額。純正のでかいストロボ壊れたら金額的にはマジで凹みますからね……。

TTL測光が効くモデルもあるようです。純正と比べてどれくらいの精度なんでしょうか。

また、チャージサイクルも気になります。僕はそれほど連写しないのであんまり関係ないですけど、それでも早いに越したことはないですからね。

ちなみにキヤノンのミッドレンジのストロボ『スピードライト430EX III-RT』だと、おおまかにこんな機能を搭載しています。

  • E-TTL/E-TTL II 自動調光対応
  • G.N.43(照射角自動設定対応)
  • カバーレンジ24-105mm(内蔵パネル14mm)
  • チャージサイクル0.1-3.5秒
  • ハイスピードシンクロ対応
  • 調光補正1/3・1/2ステップ±3段
  • マニュアル発光(光量1/1-1/128・1/3ステップ)
  • キャッチライトパネル内蔵
  • 上90°・左150°・右180°の首振り
  • 2.4GHz帯を利用したワイヤレス多灯照明
  • スレーブ制御最大15台
  • ドットマトリクス液晶
  • 大きさ(幅x高さx奥行)70.5×113.8×98.2mm
  • 重量295g(電池別)

多機能です。

ということで、スペック表です。不明なものは?マークにしてます。非対応は-ですね。なおTTL自動調光はキヤノン向けで調べました。質問者様がキヤノンユーザーだったので。

NW560 NW680 YN560III DF-400 EF-610 DG ST KF-882 TK-982II 430EXIII-RT
TTL対応 E-TTL II E-TTL/II E-TTL E-TTL/II E-TTL/II
ガイドナンバー 38 58 58 33 61 58 58 43
カバーレンジ 24-105mm 24-105mm 24-105mm 18-180mm 18-180mm 24-105mm
ワイドパネル ◯(14mm) ◯(17mm) ◯(14mm)
チャージサイクル 0.1-5s 0.1-5s 3s 3s 5s 2.9s 2.9s 0.1-3.5s
ハイスピードシンクロ
調光補正 1/3段・±3段
マニュアル発光 ◯(8段) ◯(8段) ◯(8段) ◯(8段) ◯(2段) ◯(22段) ◯(8段)
キャッチライトパネル
首振り(上/左/右/下) 90°/180°/90°/0° 90°/180°/90°/0° 90°/180°/90°/-7° 90°/180°/90°/0° 90°/180°/90°/-7° 90°/180°/180°/-7° 90°/180°/180°/-7° 90°/150°/180°/0°
ワイヤレス ◯(2.4GHz) ◯(同梱トリガー) ◯(2.4GHz)
スレーブ ◯(15台)
液晶パネル LCD LCD LCD LCD ドットマトリクス
大きさ(幅x奥行x高さ) 55x190x75mm 83x154x122mm 60x188x75mm 55x190x75mm 77x139x117mm 57x200x75mm 70.5×113.8×98.2mm
重量 286g 395g 540g 315g 320g 606g 295g
価格(実勢価格) 約3,300円 約6,000円 約6,700円 約2,800円 約16,000円 約12,000円 約9,000円 約30,000円

表が大きくてすみません。

スペックをみて、選んでみたのがこのランキング。

スペック表だけ見てますので、あんまりあてにならないかな……。

第3位 K&F KF-882

ガイドナンバー58の大光量にも関わらず、1万数千円の価格が魅力のモデル。E-TTL(E-TTL IIではないようです)対応で簡単に使えるのも魅力的ですね。

第2位 Yongnuo YN560 III

格安ストロボの定番製品とも言えるYN560 III。マニュアル専用機でも問題ないよ、という人にはコスパが高いモデルだと思います。先代に当たるYN560 IIは個人的に所有してます。今のところ故障なし。

第1位 NEEWER NW680

手軽にE-TTLでの撮影ができて大光量、さらにすごく安いというなんだかよくわからない高スペックストロボ。背面はふた昔ほどの印象を抱かせますが、機能優先で選ぶとしたらそれくらいは目をつむっていいのでは?というかオジサマたちだと却って高評価になりそうなデザイン。

まとめ

いかがでしょうか?ちょっとはお役に立てそうでしょうか。

中華製といわれるストロボ(シグマは国内メーカーですが)も魅力がいっぱいですね。下げられたコストはやはりいずれかの機能が削られていますが、そこさえしっかりと押さえておくといい買い物ができそうです。

そんなお得な海外製ストロボですが、個人的な意見として1台目のストロボには純正をおすすめします。

理由としては、当然ながら信頼性です。思ったより暗い・明るい。色が違う気がする。光にムラがあるなど、気になったときに基準に立ち返れる事が大切です。

でも純正よりもお手軽に、大光量やワイヤレス撮影が楽しめるので、やっぱり魅力的ですよね。

ではまた。

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