みなさんこんにちは
前回はお店でプリントしたときのコストを見てきました。
高いなーという方も、思ったより安いと感じた方もいらっしゃるでしょう。
前回の記事はこちらです。
今回は自宅プリントのコストについて見てみましょう。
自宅プリントに向いてる機種は?
今は向いてない機種の方が少ないと思いますが、我々写真好きとしては最低限の画質以上は期待したいところです。
現実的なラインとして、以下の機種を選定しました。
低コストインク採用A4複合機
PIXUS XK70
Colorio EP-30VA
写真特化型A3プリンター
PIXUS PRO-10S
SC-PX7VII
A4モデルは染料、A3モデルは顔料ということで選択してみました。
またA4モデルは複合機でチョイス。スキャナーがついてるとお得ですし、プリンタだけで買うこともはじめの一台では少ないかなと。
では、そのコストを比較してみましょう。
本体コスト・印刷コスト
注釈が多くなってしまったので、多少見づらいかもしれません。
メーカー | 製品名 | 本体価格 | Lサイズコスト | A4サイズコスト |
---|---|---|---|---|
キヤノン | PIXUS XK70 | 48,470円 | 約13.5円(註1) | 約83.7円(註2) |
エプソン | Colorio EP-30VA | 53,978円 | 約13.7円(註3) | 約96.4円(註4) |
キヤノン | PIXUS PRO-10S | 69,984円 | 約34.7円(註5) | 約183.4円(註6) |
エプソン | SC-PX7VII | 64,778円 | 約23.4円(註7) | 約150.1円(註8) |
※コスト等は2018.6.14時点での各メーカーホームページ記載分を参考にしています。(価格は税8%計算)
註1) XK70は大容量タンク、光沢ゴールド使用
註2) 写真プリントのA4コストが記載されていないため、Lサイズの大容量タンク、光沢ゴールドからA4サイズを計算
Lサイズ1枚あたりのコストから用紙代を引き、面積差(Lサイズ=89mmx127mm=11,303平方mm・A4サイズ=210mmx297mm=62,370平方mmなので約5.518倍)のインク代に用紙代(コスト算定方法のページに記載のキヤノン光沢ゴールドA4、1枚辺りの価格)を加えたもので計算
註3) 用紙は光沢
註4) 基本的な計算は註2と同様。用紙代はダイレクトショップでの写真用紙光沢A4、100枚入(4,628円)で計算。
註5) 用紙は光沢プロプラチナグレードで計算
註6) 計算方式は註2と同様。ただし用紙は光沢プロプラチナグレード(キヤノンオンラインショップでのA4、20枚入の価格1,522円を基に計算)
註7) 用紙は光沢
註8) 基本的な計算は註2と同様。用紙代はダイレクトショップでの写真用紙光沢A4、100枚入(4,628円)で計算。インクコストが同額と仮定してクリスピア(A4・高光沢・50枚入・3,373円)で計算した場合、171.3円となる
本体価格はオンラインショップの価格を参考にしたので、もっと安くなると思います。コストも同じく、メーカー公称値を当て込んでます。詳しくは註釈や各メーカーホームページでご確認ください。
エプソンはクリスピアでのコストを公表していないのですねぇ。高級用紙はインクの消費も大きくなるので、一例でも出してもらえるといいんですが……。
ともあれ、大量印刷時のコストを出してみましょうか。
多印刷時のコスト
数値は前述の表で計算しています。
メーカー | 機種名 | 本体価格 | サイズ | 印刷枚数 | 印刷コスト | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
キヤノン | PIXUS XK70 | 48,470円 | L版 | 100枚 | 約13.5円 | 約49,820円 |
A4 | 約83.7円 | 約56,840円 | ||||
エプソン | Colorio EP-30VA | 53,978円 | L版 | 約13.7円 | 約55,348円 | |
A4 | 約96.4円 | 約63,618円 | ||||
キヤノン | PIXUS PRO-10S | 69,840円 | A4 | 約183,4円 | 約88,180円 | |
エプソン | SC-PX7VII | 64,778円 | A4 | 約150.1円 | 約79,788円 |
インクタンクや用紙が余るとか考えてるとどうとでもなってしまうため、単純なコスト計算にしてます。
個別のインクではグレーとマゼンタの減りが早いとか、使ってて思うことは色々ありますが……。
さて、こうやってみると複合機とハイスペック写真プリンタでは、思ったより差が出ないですね。もっと大きな差が出るのかと思っていました。写真専用プリンタではA3まで対応できるのが強みですが、スキャンやコピーは複合機です。この辺の折り合いをつけるのと、どこまで写真にコストをかけるかが悩みどころですね。
ちなみに、もっと安くあげられないかと思って、写真用エントリー機での価格も一例を出しておきます。
メーカー | 機種名 | 本体価格 | Lサイズコスト | A4サイズコスト |
---|---|---|---|---|
キヤノン | PIXUS iP7230 | 15,768円(註9) | 約16.5円(註10) | 約100.3円(註11) |
註9) キヤノンオンラインショップでの価格
註10) 用紙は光沢ゴールドの公表値。インクタンクは大容量タンクを使用
註11) 計算は註2と同様。
上記の場合、L版100枚だと約17,418円でA4でも約25,798円です。これなら結構安い印象ですね。
では大体の金額も見えてきましたので、次回はコスト面でのまとめをしたいと思います。
今回は計算ばっかりで内容が薄いですが、まとめすぎると長くなりますからね……。
ではまた。