みなさんこんにちは
最近知名度が一気に上がってきたVinus Optics 『LAOWA』ですが、前回のご紹介よりラインナップが増えています。撮影目的によっては、悩んでいる方も多いようですので、どんなレンズがあるのかまとめておきましょう。
LAOWAって何?という方はどうぞ以前の記事をご覧ください。
目次
以前ご紹介したレンズ
- LAOWA 60mm f/2.8 2:1 Ultra-Macro Lens
- LAOWA 15mm f/4 Wide Angle 1:1 Macro Lens
- Laowa 105mm f/2 Smooth Trans Focus (STF) Lens
- Laowa 12mm f/2.8 Zero-D
この4本は前述の記事をご覧ください。
その後、追加されたレンズ
7.5mm F2 MFT
マイクロフォーサーズシステム(MFT)用の超広角単焦点レンズです。
MFT用単焦点ラインナップだと、8mm F1.8(オリンパス)と8mm F3.5(パナソニック)がありますが、これは魚眼ですし、なによりもさらに広角です。
非常に軽量なのも魅力で、通常版は170g、ドローン撮影などにも向いている軽量版はなんと150gです。オリンパスの8mm F1.8が315gなのを考えると、これはすごいですね。
また、ねじ込み式のフィルターにも対応しているのもポイント高いですね。超広角ズームとしては、やはりオリンパスとパナソニックに7-14mmがありますが、いずれも前玉が張り出しています。フルサイズ換算15mmとなるこの焦点距離だと、ほぼパンフォーカスでの撮影でしょうし、超広角スナップから星景まで活用したいシーンが広がります。マニュアルフォーカスとなりますが、解放F値の明るさを活かした撮影もいいですね。
対象マウント | マイクロフォーサーズマウント |
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焦点距離(画角) | 7.5mm(110°) |
絞り羽根枚数 | F2-22(7枚) |
対象フォーマット | マイクロフォーサーズ |
レンズ構成 | 9群13枚 |
最短撮影距離 | 12cm |
最大撮影倍率 | 0.11倍 |
フォーカス方式 | MF専用 |
フィルター径 | 46mm |
大きさ | 50x55mm |
重量 | 170g(通常版)/150g(軽量版) |
15mm F2 Zero-D
以前取り上げた12mm F2.8 Zero-Dと同じく、ゼロ・ディストーションを掲げたレンズです。公式サイトに建築物の写真がありますが、非常によく補正されているなと感じます。
ディストーションだけでなく、解放F値の明るさも特筆です。19mm以下のソニーフルサイズ対応Eマウントレンズでは最大となるF2.0の解放値を持ち、0.25倍の近接撮影能力があります。こういったスペックはLAOWAの面目躍如といったところでしょうか。
対象マウント | ソニーEマウント |
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焦点距離(画角) | 15mm(110°) |
絞り羽根枚数 | 7枚 |
対象フォーマット | フルサイズ |
レンズ構成 | 9群12枚 |
最短撮影距離 | 15cm |
最大撮影倍率 | 0.25倍 |
フォーカス方式 | MF専用 |
フィルター径 | 72mm |
大きさ | 66x82mm |
重量 | 500g |
今後登場が発表されているレンズ
国内代理店のサイトロン・ジャパンの発表によると、二本のレンズが発売予定となっています。
9mm F2.8 Zero-D
APS-C対応F2.8のレンズとしては最大の画角画角を持っています。建物撮影から超広角スナップまで幅広く対応でき、最大で215g(マウントによる)の軽量設計となっているのでバッグに忍ばせておくのも容易です。メインとして活躍するには広すぎる、という人もいるでしょうがアクセントとして使いどころがある焦点距離ですね。
発売予定は2048年4月上旬で、価格はオープン。
大きさについては公式では現在、言及されていないため不明です。
対象マウント | キヤノンEF-Mマウント/富士Xマウント/ソニーEマウント |
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焦点距離(画角) | 9mm(113°) |
絞り羽根枚数 | 7枚 |
対象フォーマット | APS-C |
レンズ構成 | 10群13枚 |
最短撮影距離 | 12cm |
最大撮影倍率 | 0.13倍 |
フォーカス方式 | MF専用 |
フィルター径 | 49mm |
大きさ | – |
重量 | ~215g (マウントにより異なる) |
25mm F2.8 2.5-5X ULTRA MACRO
マクロ専用レンズのため、通常の撮影はできません(キヤノンのMPレンズと同じ)が、肉眼では確認できないほどの超広角撮影は、あらゆるものを覗いてみたくなる魅力に満ち溢れています。
価格はオープンですが、公式ストアでは$399ですので、45,000円くらいになるんでしょうか。キヤノンのMP-E65mm F2.8 1-5x マクロフォトが希望小売価格138,000円と高価なレンズですし、スーパーマクロ撮影がしてみたい!というユーザーには魅力的ですね。
発売は4月上旬の予定です。
対象マウント | キヤノンEF/ニコンF/ペンタックスK/ソニーE |
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焦点距離(画角) | 25mm(10.3°) |
絞り羽根枚数 | 8枚 |
対象フォーマット | フルサイズ&APS-C |
レンズ構成 | 6群8枚 |
最短撮影距離 | 17.3cm (5x) – 23.4cm (2.5x) |
ワーキングディスタンス | 40mm (5x) – 45mm 82.5x) |
最大撮影倍率 | 5倍 |
フォーカス方式 | MF専用 |
フィルター径 | 装着不可 |
大きさ | 82x65mm |
重量 | ~400g (マウントにより異なる) |
ULTRA MACROはLAOWA公式HPに載っているんですが、9mm Zero-Dはまだ掲載がないですね。9mmはちょっと遅れるのでしょうか?CP+2018では現物が出たようなので、あまり心配する必要はなさそうですが。
まとめ
現行6本、予定まで含めると8本のレンズラインナップとなります。
国内展開も勢いがあり、認知度も一気に増してきましたね。サードパーティーメーカーらしく、ニッチな需要を満たしてくれるラインナップですが、ある程度浸透してくるとスタンダードなレンズにも着手してくるのでしょうか。
これからの製品も楽しみですね。
ではまた。