みなさんこんにちは
今回は、山鹿灯籠まつりの主役であります『灯籠』の民芸館に行ってきました。
ここには作っている工房があったりとなかなか面白いところでしたよ。
灯籠まつりについてはこちらをどうぞ
山鹿灯籠資料館
レトロな見た目の建物ですが、それもそのはず。なんと大正14年に銀行として建てられたものだそうです。この建物は平成14年に国指定登録有形文化財となっています。
レトロ調ではなくてレトロな建物なんですねぇ。
中に入ると、入り口でチケットを購入します。
その際、撮影が可能である旨が来訪者に伝えられます。撮影、できるんですね。最近お伺いする場所は撮影可のところが多いような気がします。
通路らしい通路はなく、すぐに展示があります。灯籠を作るための道具や、古い図面(冊子にしてあるということは、後々まで残す気がはじめからあったということです)などが飾られています。
こういった道具の一つ一つにもこだわりがあったりするんでしょうね。道具を見るのは楽しいです。
中央には熊本地震で大きなダメージを受けた『熊本城』があります。地震が発生するわずかばかり前に見に行ったことが懐かしいです。
その他にも金閣寺(鹿苑寺)などの史跡も再現されています。
また宮内庁へ献上した灯籠(古今伝授之間)の再現も。これは屋根の茅葺きの一本一本まですべて灯籠。灯籠ということで、全て中空になっています。気の遠くなるような作業が考えられますね。
一階展示室の奥には動画コーナーがあります。ここだけは撮影禁止。
山鹿灯籠をきっかけにどんどん広げていきたいといった内容の動画です。さらにその隣には小部屋があり、ここにはなんと『八千代座』内部の再現があります。
あまりにも精密に再現してあり、見た人からはため息が漏れるほど。必見です。
二階には今年デビューした新人灯籠師の作品などが飾ってあります。いい作品を作れるようになると、街角の灯籠としてスタンプラリーの指標になるわけですね。頑張って欲しいです。
民芸館から奥の扉を抜けると、工房があります。
ここでは実際に灯籠を制作しているとかで、行ったときには見習いと思しき男性が細かい切り抜きを行っていました。
ここには灯籠が天井からぶら下げられていて、頭に載せたような状態で記念撮影をすることができます。
ちょっと気になったのは、おそらく灯籠師の方だと思うんですが、この女性の態度と物言い。けっこうキツイ感じでした。直接灯籠作りの現場を見ることができる反面、師弟関係の見た目の良くない部分も見えてしまうんですね……。
当然、人にもよるのでしょうが、あまり気持ちのいいものではありませんでした。
複数人で出かけているとおしゃべりしてたりして気が付かないかもしれませんけどね。残念なことに僕はほとんど一人なので、どうしても目についてしまうのです。
しかし見習いさん(?)にはいくつか質問させていただくことができて、けっこう面白いものでした。
滞在時間は短い民芸館ですが、おすすめですよ。
アクセス
山鹿温泉のランドマークとも言うべき『さくら湯』の斜向い付近にあります。
直ぐ側に八千代座もあります。山鹿バスセンターからだと、徒歩でも良さそうです。
高速道路だと、九州自動車道菊水ICから県道16号線をひたすら道なりです。
料金・営業時間など
区分 | 料金 |
---|---|
大人 | 210円 |
小学生・中学生 | 100円 |
八千代座とのセット券もあるとのこと(大人630円・小/中学生310円)
営業時間:午前9時-午後6時
山鹿灯籠まつりの日は24時まで開館しているとのこと。
問い合わせ:山鹿灯籠民芸館
〒861-0501 熊本県山鹿市山鹿1606-2
TEL:0968-43-1152
公式サイトもあるようですが、一年近く放置してあるので電話等で確認したほうが確実でしょう。
まとめ
なにかのついでに行くことが多いこの手の資料館ですが、この付近には結構見どころも多いので、山鹿灯籠の時期だけでなく出かけやすいと思います。
山鹿は温泉街なので、温まりに行くついでに観光するのもいいですよね。
個人的には少し足を伸ばして鞠智城辺りに行ったら楽しめるんじゃないかなーと思うんですが。
なにかのついでがあったらぜひおすすめです。
ではまた。