桜の撮影

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夜桜(浅井の一本桜)

もう春ですが、桜の満開までははもうちょっとかかりそうです。

撮影前に、桜の撮影についておさらいしておきましょう。

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撮影のポイント

撮影時期

resize0049撮影時期は大体、3月下旬から4月中旬となります。お目当ての桜が観光名所であるなら、インターネット上に見頃情報があるのでそれを参考にすればいいと思います。蕾から満開、葉桜まで楽しめるので、満開でなくとも撮影しておきましょう。撮影情報は来年のためにもなります。

自分だけのオリジナルスポットがあるなら、こまめに確認して見頃を抑えることになるでしょう。

僕が今年の撮影で考えている浅井の一本桜は4月上旬が開花時期ですので、3月末から確認していくことになります。一昨年の4月2日3日と5日に撮影を行っています。

撮影時間帯

どういうイメージで撮影するかで変わりますが、はじめはライトアップを狙ってみてはどうでしょうか。

周りが夕暮れで比較的抑えられて、ライトアップでムーディーな雰囲気を狙うことができます。ただし、三脚は必須に近いです。

浅井の一本桜では桜の前に池があり、その向こう側に柵がありますので、自由度は低くなりますが、柵とその支柱をうまく使うことで三脚無しでも撮影できる可能性があります。もちろん、高感度に強いカメラで手持ちでもいいでしょう。

日中を狙うなら、少し早めの時間・または午後少ししてからがおすすめです。真昼の時間帯は日差しが強くなりすぎてコントラストの高いのっぺりした仕上がりになりがちです。それも、桜からの木漏れ日を狙うなら日中でも悪く無いと思います。

機材

手持ちのカメラで構いません。三脚があるなら持参しておくといいでしょうが、荷物になるのを嫌うなら不要です(夜桜はほぼ必須です)

レンズ交換式のカメラなら28mm(フルサイズ換算。EOS KissシリーズなどでのAPS-Cでは換算19mm程度、マイクロフォーサーズでは換算14mm程度)からの焦点距離が一本あると、全体の写真が撮れるので用意するといいと思います。極端な広角レンズは狙って撮るならともかく、歪みも出ますし主役が目立ちにくくなるので、最初は必要ありません。

スマホのカメラは基本的に広角レンズなので、気にしなくてOKです。

逆に望遠はあってもなくても、といったところ。200mm(APS-Cで換算130mm、マイクロフォーサーズで換算100mm程度)からの望遠は撮影方法次第ですが、持って行っても面白いと思います。圧縮効果が狙えるので、満開の桜を表現できるかと思います。

300mmで圧縮効果を狙った。奥の桜との立体感で満開の桜を表現

300mmで圧縮効果を狙う。奥の桜との立体感で満開の桜を表現

浅井の一本桜で被写体を縦位置で狙った時、いっぱいに撮影できたのは35mmの時でした。昨年の撮影では、望遠は使っていません。効果を狙って17mmの撮影がある程度です。

あとは、夜桜を三脚で撮影するならケーブルレリーズ(リモコンシャッターなど)があると、ブレにくくなります。セルフタイマーで代用できる部分があるので、持っているなら程度ですが。

設定

デジタルカメラの場合、色温度の基本はデーライト(日中などの表示だと思います)です。プレビューを見ながら、曇りなどに設定を変えてみましょう。青みを強く効かせるとスッキリした感じになりますし、赤みが強ければノスタルジックな感じになります。RAWで撮影しているなら、現像時の調整で変更できますから、撮影そのものに集中しましょう。

コンパクトカメラやスマホなどでの撮影なら、モード設定に風景がある場合がありますので、ひと手間かけて設定を変えてしまいましょう!色鮮やかに写してくれるようになります。

日中なら、桜の色合いを明るくするためにカメラの露出計から1/2から2/3程度プラス補正すると良好な結果が得られやすいです。夜桜はライトアップとの兼ね合いもあるので、デジカメなら結果を見中が調整することになります。桜は意外と風にあおられていますので、あまり長いシャッターを切るとぼんやりした感じに写ってしまします。5から10秒を目安に切れるといいと思います。

撮影にあたって気をつけること

まず、桜を見に来ているのは自分だけではない、ということです。桜のある春の景色を楽しみに来られている方、デートで思い出作りに来られている方、お花見で楽しむ方など、たくさんの方が桜を愛しています。通りの邪魔になるような機材の設置や、花や枝を折るなんていうのは言語道断にしても、理由もなく長時間の場所の占拠も考えものです。もっと後ろから撮影しようと待っている方がいるかもしれません。

また、身の安全にも充分気を配ってください。夜の撮影は特に、です。懐中電灯や反射材などで存在をアピールしておきましょう。その他にも歩きやすい靴もあります。民家が近くにある条件の場合、近くの住人の迷惑にならないようにすることも大切です。哲学の木が倒されたように、その桜が来年見られなくなるなんていう、悲しいことが起こらないようにしましょう。自分だけなら大丈夫なんて考えている時、もっともっと多くの人が同じ行動をしています。

小学校や中学校の遠足の時に言われた言葉を今こそ思い出しましょう。

きたときよりも美しく

みなさんの今年の桜が、いい思い出になりますように。

ではまた

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