真冬にアツい!玉せせり(玉取祭)に行ってきました

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みなさんこんにちは

お正月は写真撮りましたか?昼間から堂々とお酒(お神酒)が飲めるからって飲んだくれてませんよね?

ということで撮影のご報告。

今回はお正月らしく季節のお祭りの撮影です。

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玉せせりとは?

いわゆる玉取祭のひとつです。

ひとつの玉を参加者が奪い合い、手にした者には幸運が待っているというのが基本的な流れのお祭りを玉取祭といいます。西日本を中心に各地にあり、有名なところだと厳島神社(広島県)の玉取祭などがあります。

この玉せせりは九州三大祭りのひとつにも挙げられるほどの観光客が来ます。公式では晴天時の観光客が五万人!当然出店も多数出ますし、お祭り感はすごいです。

筥崎宮の玉取祭の概要としては

午後1時の玉洗い式にて祓い清められた陰陽2つの木玉は、東側に約250m離れた場所にある末社玉取恵比須神社に運ばれる。

(中略)

この玉に触れると悪事災難を逃れ幸運を授かるといわれており、競り子達は勢い水を浴びながら陽の玉をめぐり激しい争奪戦を繰り広げながら、本宮に向かって競り進みます。

(中略)

陸側と浜側に分かれた玉の争奪戦は、一年の吉凶を占う年占いの意味合いもあり、陸側が玉をあげれば豊作、浜側があげれば豊漁と云われている。

引用:筥崎宮『玉取祭』

天下の奇祭と自ら呼ぶお祭りです

となっています。

起源や玉の由来は定かではないものの、500年ほども続いているお祭りなんですね。

しかし、自ら奇祭と呼ぶのはどうなんですかね……。

筥崎宮って?

筑前国一宮という、格式のある神社です。(博多にある住吉神社も筑前国一宮です)また、全国三大八幡宮のひとつにも挙げられています。

福岡県民だと、玉取祭よりも放生会の方が有名かもしれませんね。

ここには敵國降伏の扁額があることでも有名です。写真などで見たことあるという人もいるかな?

亀山上皇のご宸筆だそうです。

あれもこれも、見えるものはすべて文化財といっても差し支えないような気がしてくる筥崎宮ですが、広さもかなりのものです。1000年以上もの間崇敬を集めてきただけのことはありますよ。

すぐそばに地下鉄出入り口がある

こんな大きな神社なのに、目の前に地下鉄があるのも面白いところ。地下鉄から上がってくると、そこはもう神社です。

当日

2017年1月3日は、朝からひどい霧となりました。

長崎本線は早朝から遅れが発生。車で現地にいくつもりが、この辺の事情を受けて再検討。出発予定前に急な作業が入ったこともあり、かなり悩ましい状況に。

遅れはあるものの運休はしていないようだし、鹿児島本線は遅延情報も特になし。高速道路は規制されていないけれど、この時間から移動すると駐車場探しに苦労する可能性も。

結局、遅れてもなんとかなるだろうということで公共機関を使って移動することに。脚立の使用はご遠慮くださいとの公式アナウンスもあり、できるだけ身軽な装備に。

脚立利用は控えましょう

レインカバーがどうしても見つからず、タオルでしのぐことで妥協します。防塵防滴とはいえ、水がかかるのが明らかな撮影にレインカバーなしというのは気分悪いですね。

思ったより遅延も少なく無事に到着。ただし良さそうな場所はガッチリ押さえられてます。出遅れた僕が悪いので仕方ないですね。

しかしまぁ脚立の多いこと。ウェブも入口の看板もなんなら境内に放送まで流れてるのに。許可がある(と思われる)プレスの方はまだしも、皆さんが行かれる際にはマナーを守って行きましょう。

13時から玉洗いの神事が執り行われ、その後玉取恵比須神社に玉が移されます。そこで再度儀式が行われてから神事の開始です。

開始時刻は13:20頃でした。

境内に場所を構えたので、今回は移動せずに撮影します。公共機関で移動したため、バッグが大きくて人混みの中を動く自信がありませんでした。

14時頃に玉が境内に戻ってきました。撮影はここからが本番です。

陽玉(直径約28㎝ 重さ約8㎏)の玉が奪い合いになりながらやってきます。ここでは陰玉(直径約30㎝ 重さ約11㎏)の登場はありません。というか最初の神事以降見なくなります。

不学で申し訳ないですが、陰玉がどうなるのかご存知の方は教えていただけると嬉しいです。

勢い水が撒かれ、掛け声を掛け合いながら玉が移動してきます。あっという間、というほどの早さではないはずですが、思った以上に早く目の前を通過していきました。

敵國降伏の扁額が飾られた楼門に玉がたどり着くと、枠の中にいる宮司に玉が手渡されます。

祝い目出度(いわいめでた)が吟われるところが博多らしいですね。

ここで玉せせり神事は終了です。

今年は陸組(おかぐみ)が奉納したので、豊作になるそうですよ。

名物?

撮影後、小腹が空いたのと名物として公式で宣伝していたので気になっていたお餅を買ってみました。ひとつ120円だったかな?見た目は似ていますが、太宰府天満宮で売っている梅ヶ枝餅よりも餅っぽかったです。

おいしかったけど、梅ヶ枝餅の方が個人的には好きかな。とはいえ立ち食いではじっくり味わうとこともなく、次に食べたらまた感想が変わりそう。

出店自体は120店舗くらい出ているそうです。確かに多かった!

アクセス

駐車場はありますが、公共機関がおすすめです。

地下鉄箱崎宮前駅なら徒歩数分で到着。目の前が筥崎宮です。

JR箱崎駅からでも徒歩10分もあれば充分着きます。

駐車場渋滞に巻き込まれることを考えると、公共機関がベストかなと。

お忘れかもしれませんが、玉取祭は1月3日です。三が日といわれる日なんですよ。そして筥崎宮は筑前国一宮。初詣客もたくさんです。五万人の人出ですからね!

下は参拝者の行列。境内から地下鉄箱崎宮前までは並んでました……。

場所取り含めてかなり早い時間に着く気がなければ、甘い考えは捨てましょう。

公式サイトはこちら

おすすめの機材

高倍率ズームレンズまたは望遠ズームがおすすめです。

撮影ポジションを移動しない場合、意外と距離がある撮影を強いられますので、400mmくらいはあった方がよさそうです。300mmまでしか所有していないので、近くに来るまではやや苦戦しました。可能なら500mmあると安心ですが、APS-C一眼に300mmつければフルサイズ換算450-480mmです。動きもの撮ってる方々なら苦もなく達成しそうですね。

とはいえ300mmでも充分撮影できたので、そこまで神経質にならなくても大丈夫です。あまりに大きなレンズは取り回しに困ります(人混みほんとすごいです)ので、ある程度で妥協するのも大切かな。

横を通るときには3m位の距離になりますので、焦点距離は50-150mm程度で充分です。

今回は思ったより水がかからなかった(かかってないとは言ってない)ので、タオルで充分でしたが、やはりレインカバーは持っていきましょう。

動画(TVカメラ)は防水カバーをしていましたが、スチールカメラマンはほぼ防水カバーなしでした。よほど防水性能に自信があるんでしょうか……。

集中して撮影に臨めるのは大切ですからね。

まとめ

準備は大切ですね……。レインカバーに始まりJRの運行状況に翻弄されてしまいました。

あらかじめわかっている部分の対策に関しては、自分の責任です。せっかくの撮影チャンスをフイにしないためにも、また機材を長く使うためにも事前準備はしっかり行いましょう。

新年早々反省点が多い撮影でした。でも今年の一年の戒めと思えば取り返しが付く範囲で良かったのかな。同じ過ちは繰り返さないようにしておかないと。

来年は狙いポイントを変えて再挑戦したいところです。別件で撮影していなければですが。

ではまた。

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