今、刀を見に行くべき3つの理由

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みなさんこんにちは

唐突ですが、日本刀って知ってます?

ついでに言うと、日本刀の作り方、ご存じですか?

知ってる方は、僕に詳しく教えてください。かなり興味が湧いてます!

というのも、刀剣博物館に行ってきたからなんですね。行ったのに詳しくなってないのかって話はナシの方向でお願いします。

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刀剣を見に行こう

最近は刀剣女子、なんて言葉もあるようで(もう古いのかな)女性も刀剣に興味があるらしいですね。刀剣乱舞というオンラインゲームに端を発したこのブーム、結構しっかり根を張っているようです。

刀剣乱舞トップ(キャプチャ)

引用:刀剣乱舞(DMM Games)

実際、「刀剣女子」で検索するとかなりたっぷりと情報がでてきます。

女子と仲良くなるためにも刀剣、覚えておいて損はないと思いますよ!

おすすめの観光スポット

刀剣見に行くなら岡山県!これは外れなしですよ!

というのも、岡山県は古くから日本刀製造に適した地域だったそうなんですね。それもあり、また名刀「兼光」などがあることでも有名ですね。僕も聞いたことはありました。

スポットとしては2ヶ所あって、備前長船刀剣博物館と倉敷刀剣美術館です。今回はもう一つ、みよし風土記の丘ミュージアムもご紹介しときますね!

では早速!

備前長船刀剣博物館

img_1467-1sあいにくと当日は曇天の空模様(というか雨降ってました)が、外観は古い蔵のような印象。田舎の文化会館風、といえばそれっぽい。

入場料は大人500円ですが、今回は特別展示中ということで、800円でした。特別展示中と知らずに行ったので、値上がりしてる!とびっくりしました。(貧乏旅行中だったので。とはいえ、いつも貧乏なのですが……)

しかし、行った甲斐はありましたよ!絶対行くべき理由は下の3つ!

写真が撮り放題!

まじです、これ。珍しいですよね、博物館内で写真が撮れるなんて。隠し撮り(しないけど)ではなく、堂々と撮ってこれます。

img_1492-1s大抵の場合、博物館や美術館は(当たり前ですが)撮影禁止です。フラッシュ撮影と一部展示はお断りですが、それ以外は撮り放題です。展示数が多くて僕みたいに次の移動が待っている人はなかなかじっくりは見られないのです。

いくつかの展示はしっかり見ましたが、説明書きとか、細かい造作とか見たくても覚えきれなかったりするんですよね。そんなとき本当にありがたいです。後で写真見てニヤニヤするのもたまらないですね!実際に、たくさんの方が写真を撮っていました。

僕は知らずに行って、コンパクトカメラだけ持参したんですが、可能なら一眼カメラ持って行きましょう!PLフィルターを忘れずに取り付けて撮影すると、反射が抑えられてよりキレイな写真を持って帰れますよ(前述の写真は、そういうわけで写り込みがあります。わかっていてもショック!)

行った時は平日だったので、観光客はそれほど多くなかったのですが、それでも後ろの引きは取りづらかったので、写真撮るなら広角があったほうが良さそうです。といっても、24mm(35mm判換算)もあれば充分だと思いますが。

実演が見られる!

img_1634-1s実演です、展示だけじゃないんです。刀匠の方々が、実際に刀を打つところが見られます。鞘を作ったりするのもここで一貫して見学できます。ガラス張りの作業場も多く、写真撮るならほんとにPLフィルター必須です。

結構な近さで見学できます。場合によっては「火の粉が飛んでくるかもしれないから、もう少し離れたほうがいいですよ」なんて刀匠の方から注意があったりするくらい!

img_1648-1s真っ赤に焼けた鉄を打つ姿は、別に製造業に関わっていない僕ですら日本の誇りを感じましたよ。外国からの観光客の方にはどのように写っているんでしょうね。

ここは、基本的に毎日製造が見られるようです。月に何度かの決められた日は特別な方の製造を見ることも出来るようなので、日程が折り合えばそういった日を選んで行くのもいいですね。ただ、どなたが作業されていても僕にとってはとても特別で、非常に格好良く見えました。

注文もできるということで、気に入った方は頼んでみてはいかがでしょう?

img_1662-1s

取材も多いのか、色々な方の色紙が飾ってありました。小説家の方や漫画家の方なんかは資料としても有用でしょうし、きっと来られるんでしょうね。漫画っぽいイラストの色紙もありましたよ。

特別展示(コラボ)がすごい!

沖田総司がお出迎え博物館ということで、刀がずらっと並んでいるのを想像されると思います(そしてその想像は大体合っています)が、今回は薄桜鬼というゲームとコラボした特別展示となっていました。

入り口からこれですよ。新選組一番隊隊長である沖田総司の等身大(?)パネルがお出迎えしてくれます。一緒に記念写真とか撮っていいんじゃないですかね。たまたま入り口では妙齢のご婦人が土方歳三とツーショットを決めておられました。

中にもパネルがあり、展示室(二階)の入り口でも世界観を表現しています。正直言って、薄桜鬼って知らなかったんですけど、ちょっと興味湧きました。アニメでも展開しているんですね。アニメだったら見てみようかな。

img_1549-1s展示室内は、キャラクターイラストと対をなす刀剣が一緒に展示してあり、好きな人はたまらないと思いますが、そうでない人(僕みたいな人)にとっても興味深い展示でした。

刀剣を中心に(①)上部にキャラクターイラスト(②)があり、刀の仕様とかいわれとかが向かって左側(③)と、キャラクター(というか、歴史上の偉人など)の経歴(④)が展示されています。

刀だけ見て、へぇぇぇって言える人ってなかなかいないんじゃないかと思うんですよね。もちろん、美しさやいわれを見て想像することも楽しさの一つですが、ビジュアル的にわかりやすいというか。

これがこの榎本武揚の所有刀と同じデザインのものなのか、イメージ上のものなのかは僕にはわかりませんが、ロシア駐在武官であればあり得るデザインだなって思えるのが重要なのかなと。エキゾチックかつオリエンタルな鞘の作りとか、見ててワクワクしますよね。

刀剣女子ではないけれど、ビジュアルと刀が一体になるいい展示でした。一度見るべき。

ギャラリー(備前長船刀剣博物館)

せっかくなのでいくつか写真貼っときますね!あんまり貼ると行く楽しみがなくなると思いますのでちょっとだけ☆

アクセス

岡山駅から赤穂線に乗り、長船駅か香登駅で下車、徒歩約30分くらいです。注意すべきは、岡山駅乗車の場合、香登駅まで行かない列車があること。また、本数もそれほど多くないので、時刻表はあらかじめ調べておいたほうがいいですね。まあ、岡山駅から香登駅までの時間と、長船駅で降りて歩く時間と大して変わらないと思います。運動のためにもちょっと歩くくらいでいいんじゃないでしょうか。

兵庫方面だと、ちょっとややこしいようです。山陽本線下りで相生駅まで行き、それから乗り換えで赤穂線です。山陽本線そのものだと、最寄り駅がかなり遠くなってしまうのでオススメできません。

高速道路なら山陽自動車道山陽ICか和気ICで下車後、一般道ですね。30分前後で到着するようです。駐車場は無料です。

倉敷刀剣美術館

倉敷刀剣美術館(キャプチャ)
引用:倉敷刀剣美術館

倉敷にも刀剣美術館があって、こちらにも今回寄りたかったのですが、時間の都合上立ち寄ることができませんでした。残念!

でも、とても評判がいい所のようなので、こちらにもぜひ行って見ていただきたいですね。

ポイント
  • 入館料無料!
  • 写真撮影も可能!
  • 館内展示品が買える!
  • 小学生以下は入館できない

入館料は基本的に無料です。特別展示中は500円だそうです。ふらっと立ち寄るのにいいですね。また、こちらも写真撮影が可能だそうで、カメラを持って行きましょう。

また、展示品は売り物のため、希望すれば手にとって見ることも可能らしい。買取も行っているとのこと。

上記のような内容から、小学生以下の入館はできないそうなので子供連れでお出かけの際は注意しましょう。

アクセス

倉敷市ですが、倉敷景観地区からはちょっと離れています。倉敷駅からはバスで15分だそうで、最寄り駅は茶屋町駅です。勉強不足のため、倉敷駅から歩いて行きそうになりました……。


倉敷刀剣美術館
〒710-1101 岡山県倉敷市茶屋町173
TEL:086-420-0066(代)
公式サイト:一般社団法人倉敷刀剣美術館

みよし風土記の丘ミュージアム

こちらは広島県です。常設ではないですが、イベントが行われますのでご紹介。

ポイント
  • 現代日本刀が鑑賞できる

これですね。歴史ある刀はもちろん素晴らしいのですが、今でも腕を奮って刀を鍛え続けている刀匠がいて、その新作を鑑賞することができます。

土日を中心に、イベントも行われますので興味がある方はぜひ。

中国・四国地方を中心にしているそうですから、備前長船刀剣博物館で刀を鍛えている方々もご参加されるんでしょうか。

一般入場料は500円、月曜休館とのことなので、お出かけの際には情報をご確認ください。

アクセス

みよし風土記の丘ミュージアム(広島県立歴史民俗資料館)
〒729-6216 広島県三次市小田幸町122
TEL:0824-66-2881

公式サイト:広島県教育委員会ホームページ ホットライン教育ひろしま

チラシ(PDF)のリンク貼っときますね。
28秋展チラシ(ホットライン教育ひろしま)

まとめ

備前長船刀剣博物館の特別展は2016年9月19日までだそうですから、期間としてはあと少しですね。公式サイトに特別展示中は特製クリアファイルをプレゼントとありましたが、僕の時には貰えなかった(行った時には知りませんでしたが)ので、数量限定分の配布は終わったものと思われます。

いや、もうね、日本刀って博物館の発掘品とかでしかあんまり現物見ないものなので、完全に過去の遺物くらいにしか思ってなかったんですよね。ルパン三世に出てくる石川五右衛門のトレードマーク的な。

ただ、意識的には180°変わったような気がします。こういうのって、たとえば岡山県の小中学生は工場見学とかそういったノリで見学に行く機会があるんでしょうか?そうだったらそれは素晴らしいことだと思うんですよ。そんなこと言ってると国粋主義者みたいな言われ方をされる時がありますが、実際に見るとそんなもんじゃないですよね。技術の塊みたいな。

桁があと一つか二つ少ないなら買えるんですが、今の僕には高すぎるのが難点ですかね。といっても、あれだけの時間をかけて打っているわけです。年間24本までしか生産できないらしいので、金額的にはあれでも少ないんじゃないかと心配(僕が心配してもしようがないんですが)ですよ。お金持ちの皆さん、一家に一本、日本刀はいかがでしょうか?

男の人はね、そうでなくても刀とか好きな人多いと思うんですよ。でも、今回感じたのは女性の観光客が多いということ。これって喜ばしいですよね。男の趣味みたいなものでもないですし、作業工程とか出来上がった製品とかそういったものに性差はないわけですし。美しい物は美しい。

振り回せないですが、日本刀を握る体験コーナーがあって、はじめて本物の日本刀を握りました。ずっしりした重みがあって、「こんなん振り回せんわ」と思ったのが率直な感想ですw

帰りは天候が回復しつつありました。結果的には一時的な晴れだったんですが。岡山に来て、はじめて晴れ間を見ました。晴れの国おかやま……

img_1687-1s

機会を見つけて、もう一度見に行きたい場所ができました。

みなさん一度は行くべきですよ!

ではまた。

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