みなさんこんにちは
先日シグマの発売前体験会の情報をお届けしましたが、早速価格と発売日が発表されましたよ！
野鳥や航空機ショー・スポーツやレースなどに最適なレンズなので、注目度も高いですね！
発売日がわかったということで、スペックと併せて確認していきましょう！
新製品と発売日
SIGMA 500mm F4 DG OS HSM Sports
Sportsラインの超望遠レンズです。前モデルはSIGMA APO 500mm F4.5 EX DG HSMということで3ライン構成(Sports/Art/Contemporary)になる以前のさらに前のレンズです。さすがに大口径単焦点はモデルサイクルが長いですね。一足飛びでデザインも性能も向上しています。
これだけの大口径でも軽量化に努めていることも大きなポイントです。
では、スペックから見ていきましょう。
スペック
| SIGMA 500mm F4 DG OS HSM Sports | Canon EF500mm F4L IS II USM | Nikon AF-S NIKKOR 500mm f/4E FL ED VR | SIGMA APO 500mm F4.5 EX DG HSM | |
| 焦点距離 | 500mm | 500mm | 500mm | 500mm |
| レンズ構成 | 11群16枚 | 12群16枚 | 12群16枚 | 8群11枚 |
| 絞り羽根枚数 | 9枚 | 9枚 | 9枚 | 9枚 |
| 開放絞り | F4 | F4 | F4 | F4.5 |
| 最小絞り | F32 | F32 | F22 | F32 |
| 最短撮影距離 | 350cm | 370cm | 360cm | 400cm |
| 最大撮影倍率 | 1:6.5 | 0.15倍 | 0.15倍 | 1:7.7 |
| フィルター径 | 46mm(リアドロップイン) | 52mm(リアドロップイン) | 40.5mm(リアドロップイン) | 46mm(リアドロップイン) |
| 最大径×長さ | Φ144.8×380.3mm | Φ146.0×383mm | Φ140.0×387mm | Φ123.0×350mm |
| 質量 | 3,310g | 3,190g | 3,090g | 3,150g |
| 手ぶれ補正 | ◯(約4段) | ◯(約4段) | ◯(約4段) | × |
| 発売日 | 2016年10月28日(キヤノン用)
2016年下旬(シグマ/ニコン用) |
2011年5月 | 2015年7月 | 2005年4月 |
| 希望小売価格(税別) | 800,000円 | 1,080,000円 | 1,200,000円 | 550,000円 |
| 参考価格(Amazon) |
従来モデルとの比較
開放絞り値が0.5向上してF4になりました。これで、テレコン×2.0使ってもF8対応機種でAFが使えるようになるので、機動性はかなり高くなりましたね。また、テレコンを使っても性能が落ちにくいように設計されています。三脚座に90°クリックストップを採用し、縦横の変更が容易に行えるようになりました。もちろん、クリックストップはワンタッチで解除できます。
レンズ径・長さ・構成等も全て変わって、ほんとうの意味で純正と比較される内容になったにも関わらず、重量は以前のモデルより微増した程度です。これはマグネシウム合金製の鏡筒とカーボン製レンズフードを採用することで実現。手ぶれ補正も搭載して、使い勝手という部分でも大きく進化しました。
対抗レンズとの比較
ニコン・キヤノン共にこのクラスのレンズはあり、シグマがちょっと暗い代わりに安いという選択肢でした。ここにきてシグマが同じ土俵に上がった形ですね。
モータースポーツや航空系に多い斜め振りに対応するモード２を搭載しています。
また、オプションの三脚座を利用すればアルカスイス製のクイックシューに直接装着できるのも便利ですね。
金額的には旧モデルより実売で20万円弱上がるようですが、純正レンズより20万円弱安いという微妙なラインをついています。正直、金額差で今の500F4.5を買うなら500F4Sportsを買ったほうが確実に幸せになれますね。
サンプル掲載されている写真も、高画質を謳うシグマにふさわしい完成度です。
まとめ
古くなっていて、現行レンズを買うくらいなら150-600Sportsのほうが高性能化していると言っても差し障りない状況になっていたのですが、きちんとブラッシュアップしてきましたね。
超望遠単焦点は、動きもの系の撮影にはどうしても必要になってきますので、シグマのレンズに掛ける意気込みが伝わってきます。
製品が新しくなるとどうしても金額が高くなってしまいます。それでも、純正レンズと充分以上にタメを張れるレンズということで、画質に惚れたという方は導入を検討してはいかがでしょうか。
ではまた。
