みなさんこんにちは
キヤノンより、新型ミラーレスカメラ『EOS Kiss M』が発表されました。
ミラーレスでは初めて『Kiss』の名が冠されたモデルとなっています。
特長などを確認しておきましょう。
特長
- 新映像エンジンDIGIC 8の搭載により「デュアルピクセルCMOS AF」が進化
- 新映像エンジンDIGIC 8の搭載により高画質な写真・映像撮影が可能
- カメラ初心者にも親しみやすい快適な操作性
引用:キヤノン
このモデルでは映像エンジンは新型の『DIGIC8』が搭載されました。キヤノンはこれによって測距点を99点(対応レンズでは最大143点)で被写体を捕捉すると謳っています。
また、AF連動での最高連写速度は7.4コマ/秒で、DIGIC8は非常に力のあるチップのようですね。
操作感は一眼レフのEOS KissシリーズとPowershotシリーズを合わせたような雰囲気です。一眼レフよりもコンパクト寄りにしたことで、より初心者に優しい操作性にしたということのようですね。
ではスペックを確認しておきましょう。
スペック
対象としたのはKissシリーズからはX9i、EOS MシリーズからはM5です。
EOS Kiss M | EOS Kiss X9i | EOS M5 | |
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形式 | ミラーレス | 一眼レフ | ミラーレス |
マウント | EF-M | EF-S | EF-M |
センサーサイズ | APS-C | ||
有効画素数 | 約2410万画素 | 約2420万画素 | |
ISO感度 | ISO100-25600 | ||
記録メディア | SD/SDHC/SDXC | ||
AF | デュアルピクセルCMOS AF | 専用AFセンサーによるTTL二次結像位相差検出方式 | デュアルピクセルCMOS AF |
シャッター速度 | 30秒-1/4000秒 | ||
シンクロ速度 | 1/200秒 | ||
内蔵ストロボ | G.N 5(手動ポップアップ) | G.N 12(オートポップアップ) | G.N 5(手動ポップアップ) |
連写速度 | ワンショットAF 最高約10コマ/秒 サーボAF 最高約7.4コマ/秒 |
最高約6コマ/秒 | ワンショットAF 最高約9コマ/秒 サーボAF 最高約7コマ/秒 |
連続撮影枚数 | JPEG:約33枚 RAW:約10枚 RAW+JPEG:約10枚 |
JPEG:約190枚 RAW:約21枚 RAW+JPEG:約19枚 |
JPEG:約26枚 RAW:約17枚 RAW+JPEG:約16枚 |
4K撮影 | 可 | FHDまで | FHDまで |
ファインダー | 0.39型約236万ドットEVF | ペンタダハミラー | 0.39型約236万ドットEVF |
背面液晶 | 3.0型約104万ドットTFT | 3.2型162万ドットTFT | |
可動液晶 | バリアングル | チルト(上85° 下180°) | |
タッチパネル | 対応 | ||
Wi-Fi | 対応 | ||
NFC | 対応 | ||
Bluetooth | 対応 | ||
電源 | LP-E12 | LP-E17 | |
撮影枚数 | 約235枚 | 約550枚 | 約295枚 |
大きさ | 116.3×88.1×58.7mm | 131×99.9×76.2mm | 115.6×89.2×60.6mm |
重さ | 387g(ブラック) | 532g | 427g |
発売日 | 2018年3月下旬 | 2017年4月 | 2016年11月 |
– |
共通点も多いものの、上位機種に当たる(と思う)EOS M5よりも高機能な部分もあります。連写速度や4K動画対応などは特にそうですね。
しかし、操作性はM5のほうがより上位機種譲りといえそうです。
ここからの画像もキヤノン様HPよりお借りしていますので、当サイトでは解説しない記号が載っていますが、気にしないでください。
フロント
EVF(液晶ビューファインダー)が搭載されたことによって、一眼レフっぽい造形になっていますね。また、ダイヤルの背が低く抑えられているので、スッキリした外観です。
バック
背面もスッキリした印象です。ボタン類は非常に少なく、ダイヤルはありません。
トップ
大きなところでは、右側に電源が移動しています。また露出補正ダイヤルも搭載されていません。基本的にはシーンセレクト・メインダイヤル・タッチパネルでの操作になるようです。
操作部を少なくすることによって、初めてでも安心して使えるようになっています。ここのレイアウトは一眼レフのKissシリーズっぽいですね。
基本の操作をオートとタッチパネルに割り切ることによって、性能の高さが活かせるカメラになっているのではないでしょうか。ボタンやダイヤル類は、操作に慣れたユーザーには便利なものですが、ガイドがないため初心者には難しいことが多いと感じます。
今回のKiss Mではボタンを減らしていますので、ミラーレスで集客したいユーザーがスマホなどのタッチパネル操作に慣れたユーザーだということがわかりますね。
一部の性能でM5/M6を凌駕するKiss Mですが、ネーミング的にはボトムエンドを担当するモデルです。今後登場するミラーレスも期待ができそうですね。
購入キャンペーンを行うようですので、Kiss M狙いの方はいっちゃいましょう。
ではまた。
一緒に発表されたスピードライトも驚きでしたので、こちらもどうぞ。