みなさんこんにちは
キヤノンから、新型のRFマウントカメラ『EOS RP』が登場しました!
いやー、これ、良さそうですよ。
というわけで、何がいいのか見てみましょう。
EOS RP
フルサイズでありながら、小型・軽量を目指したモデルといえます。
キヤノンのフルサイズミラーレスモデルの中ではエントリークラスに位置することになり、ミラーレスラインナップの中ではミッドレンジクラスの位置付けになりそうです。
特徴
小型・軽量
ミラーレスは小型・軽量化が実現しやすいモデルでもあります。先行するEOS Rでは、ほぼフルサイズ一眼レフと同等の大きさ・重さでありましたが、今回は非常に軽い。
ちょっと比較してみましょうか。
EOS RP | EOS R | EOS 6D MarkII | Z6 | α7III | |
---|---|---|---|---|---|
分類 | ミラーレス | ミラーレス | 一眼レフ | ミラーレス | ミラーレス |
高さ(㎜) | 85.0 | 98.3 | 110.5 | 100.5 | 95.6 |
幅(㎜) | 132.5 | 135.8 | 144.0 | 134.0 | 126.9 |
奥行(㎜) | 70.0 | 84.4 | 74.8 | 67.5 | 73.7 |
重量(g) | 485 | 660 | 765 | 675 | 650 |
フルサイズ勢の比較をしても、幅こそα7IIIに一歩引きますが、その他に関しては非常にコンパクトに仕上がっていることがわかります。
幅に関しては、マウント径の問題も絡んできますし、写真を見た感じ精一杯の感じですね。
注目は重量と高さ。
これは実はもっと軽量なクラスと戦えるスペックなんですよね。
EOS RP | X-T2 | E-M1 MarkII | |
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分類 | フルサイズ | APS-C | m4/3 |
高さ(㎜) | 85.0 | 91.8 | 90.9 |
幅(㎜) | 132.5 | 132.5 | 134.1 |
奥行(㎜) | 70.0 | 49.2 | 68.9 |
重量(g) | 485 | 507 | 574 |
ではなぜこれほどの軽量化・小型化ができたのでしょうか。
その一つに、画素数とバッテリーが大きく関わっているようです。
高画質&軽量
EOS RPはフルサイズミラーレスです。
つまりセンサーが大きい。ということで、画素数や高感度も両立しやすいというのは皆さんご存知のポイント。画質はEOSはなので安心ということです。DIGIC8だし。
細かいことはともかくとして、画素数とか重量などを比較してみましょう。
EOS RP | EOS R | Z6 | α7III | |
---|---|---|---|---|
有効画素数 | 約2620万画素 | 約3030万画素 | 約2450万画素 | 約2420万画素 |
常用ISO感度 | ISO100-40000 | ISO100-40000 | ISO100-51200 | ISO100-51200 |
最高連写速度 | 5.0コマ/秒 | 8.0コマ/秒 | 約12コマ/秒 | 約10コマ/秒 |
EVF | 0.39型約236万ドットOLED | 0.5型約369万ドットOLED | 0.5型約369万ドットOLED | 0.5型約236万ドットOLED |
背面液晶 | 3.0型約104万ドットTFT | 3.15型約210万ドットTFT | 3.2型約210万ドットTFT | 3.0型約92万ドットTFT |
バッテリー容量 | 1,040mAh | 1,865mAh | 1,900mAh | 2,280mAh |
撮影枚数 | 約250枚 | 約370枚 | 約310枚 | 約610枚 |
重量 | 485g | 660g | 675g | 650g |
EOS RPでは、意図的に連写速度を落としていると考えられます。
強靭なシャッターユニットはそれだけで重量が増し、連写速度が高いユニットは消費電力が大きくなってしまいます。
同様にEVFは小型の0.39型ですが、これはAPS-CのEOS M5とほぼ同等。やや小さいですが、常時使用するものと考えると、十分な性能だと考えられます。画面密度としてはほぼ同じなので、ピント合わせなどでも最大サイズの違いはありますが、しっかり操作できると考えられます。
また、背面モニターもそうですね。EVFに採用している有機ELと異なり、液晶は消費電力が多くなりがちです。これは画素数が多くなればなるほどその傾向が強くなるため、あえてこの数値にしてきていると考えられます。
正直、どちらかはもう少し高い画素数のほうが使い勝手がいいのではないかとも思いますが、バッテリーが小さくできるメリットを考えるとこれはこれで正解かなと。
よほどの状況でなければ、数百枚の撮影が日常的に行われるとは考えられませんし。
そしてその数百枚の撮影があったとしても、予備バッテリーを持っていけばいいだけです。RではEOSミッドレンジ系カメラのバッテリーLP-E6Nでしたが、RPは9000DやM5と同じLP-E17を採用しています。
バッテリー代は約半分……まではならないか。でも安くなります。
僕個人も数枚から数十枚の撮影という日がありますからね……。散歩とか、ちょっとしたイベントとか。
発売時期等
2019年3月中旬を予定しているようです。
また発表と同時に各販売店も予約を開始しており、現在予約可能な店舗が多くあります。
価格はボディ単体で約17万円前後の様子。
レンズキットが23万円前後みたいで、そこまでセットのお得感は(今のところ)薄いかなぁと。
バリエーションに限定のゴールドがあり、個人的な印象ではかつてのEOS55のようで、かっこいいですよね。
また、エクステンショングリップがレッド・ブルー・ブラックの3色で用意されます。価格は税抜き9,500円。
小指が余りがちな人には嬉しいアイテムの反面、縦位置グリップが欲しかった人もいるのかなぁと。
そんなカメラではないとも思いますが。
まとめ
最近はお散歩やら飲み会やらに一眼レフを持ち出すのが面倒になって、スマホで撮ったりしてるんですが、いざ撮るときには使い勝手が悪かったり、画質が微妙だったりと気になることも多かったんですね。でも重いし……。
そんなときにはこのEOS RP、ぴったりだなって。
じゃあ本気の撮影に向いてないかっていうと、軽量であることはとてつもなく大きな武器になると思います。特にロケーションを探して歩き回るような撮影だと、100グラムの違いが集中力に影響することもありますし。
ということで、このEOS RP、軽量フルサイズの1つの指標ななったのではないのでしょうか。
ではまた。