みなさんこんにちは
色々と見てきましたが、今回の未来技術遺産は2014年登録の製品たちです。
前回同様、デジタルもありアナログもありという内容ですね。
以前の記事がこちら
目次
2014年に登録された未来技術遺産
No.表記は登録番号です。
No.145 マビカ試作機 2014年登録
ここにきてソニー製のデジタルカメラが登録されましたね。
画素数は640×480ドットの約30万画素。製作は1981年です。
このカメラは朝日新聞がロサンゼルスオリンピックで試用し、デジタルカメラの速報性を知らしめたモデルでもあります。ただし画素数を見ればわかりますが、この頃は画質も取り回しも非常に悪く、あくまでも補助としての利用でした。
保存方式はアナログですが、撮影したデータを即送ることが出来るというメリットがありました。フィルムは現像工程を経てからでなければならなかったため、これは大きなメリットだったんですね。
このマビカ試作機はソニー歴史資料館で見ることが出来るようです。
No.153 フジカラー 写ルンです 2014年登録
みんな知ってる写ルンですは1986年に登場しました。
当初は110サイズフィルム(画面サイズ13x17mm)を使用していましたが、後に135サイズ(24x36mm)に変更されています。
製品としてはあくまでも「レンズ付きフィルム」であり、カメラではなかったんですね。
一時はデジタルカメラ(ケータイやスマホのカメラ)に押されて廃盤も心配されていましたが、最近のフィルム人気を受け、販売数が徐々に伸びているらしいです。
富士フイルムのホームページに「使い捨てカメラ」と記載されているあの本体、実はリユースされて使われているんです。
「使い捨てカメラ」ではないんですね。
番外
個人的に面白かったものを。
No.168 カメラ付き携帯電話(J-SH04)2014年登録
カメラといえばカメラなんですが、ちょっと毛色が違うのでこちらに。
J-Phoneから2000年に発売された、初のカメラ搭載携帯です。ちなみにメーカーはシャープ製です。画素数は11万画素。
「写メール」という名前は「写メ」という風に変化していって今でも使われていますよね。
ちなみに他のケータイ会社では商標の関係でその用語を使えず、ドコモが「iショット」・auが「フォトメール」としていましたが、言葉としては絶滅しちゃいましたね……。
友人が持っていたのを羨ましく眺めていた記憶があります……。
まとめ
誰もが手軽に写真を楽しめるようになった『写ルンです』も、デジタルが速報性に優れたモデルであることを実証した『マビカ試作機』も、番外の『J-SH04』もすべて、手軽にコンテンツが楽しめるという意味では共通に近い存在のように感じます。
写ルンですは一時期女子中高生が必ず持ち歩くもの、みたいな時がありましたね。
その後はチェキになったのかな?
でも最近はまたコンビニなどでもよく見かけるようになりましたし、一定の愛好家もいるようです。廃れること無く販売してほしいものですよね。
次回は2015年です。この未来技術遺産の話もあともうちょっとですね。
ではまた。