みなさんこんにちは
人によってはムカッとするタイトルかもしれませんが、ホントのところどうなんだろうってことで。
最近はミラーレスカメラが流行り、というかよく見るようになりましたしよく売れているようです。
僕は写真は撮る方で売る人ではありませんから販売数とかあんまり見ないんですが、そこかしこで見るカメラは圧倒的にミラーレスカメラが多くなりましたね。
見る = 使われている = 持ち出しやすい
こういうことなら、コンパクトなミラーレスが売れるのもよくわかります。
この一年間で発売されたカメラ
価格ドットコムで、この一年間のデジタルカメラの登録月を確認してみました。
販売月ではないのでご注意ください。
全体の動きを見たいので登録されるたびに積み上げ、としています。期間は2019年11月から2020年10月まで、カテゴリとしてはボディタイプのみで見ています。
ぶっちゃけレンジファインダーはライカなので、今回の集計上無視していいんですが、削除するのも手間だったのでそのままです。
一眼レフは年間を通じて大きく機種を増やしていませんが、ミラーレスは7月を境にめちゃくちゃ増えてますね…(一眼レフ6機種・ミラーレス16機種・レンジファインダー2機種)
一応元データ貼っときますが、無視してOK。(あまりに多いので直近一年分だけですし)
メーカー | カテゴリ | センササイズ | 機種名 | 登録月 |
富士フイルム | ミラーレス | APS-C | X-S10 | 2020/10 |
キヤノン | ミラーレス | APS-C | EOS Kiss M2 | 2020/10 |
ニコン | ミラーレス | フルサイズ | Z6II | 2020/10 |
パナソニック | ミラーレス | フォーサーズ | LUMIX DC-BGH1 | 2020/10 |
ニコン | ミラーレス | フルサイズ | Z7II | 2020/10 |
ソニー | ミラーレス | フルサイズ | α7C | 2020/09 |
パナソニック | ミラーレス | フルサイズ | LUMIX DC-S5 | 2020/09 |
ペンタックス | 一眼レフ | フルサイズ | K-1 Mark II Silver Edition | 2020/08 |
オリンパス | ミラーレス | フォーサーズ | OM-D E-M10 Mark IV | 2020/08 |
ソニー | ミラーレス | フルサイズ | α7S III | 2020/07 |
ニコン | ミラーレス | フルサイズ | Z5 | 2020/07 |
ライカ | レンジファインダー | フルサイズ | M10-R Typ 6376 | 2020/07 |
キヤノン | ミラーレス | フルサイズ | EOS R6 | 2020/07 |
キヤノン | ミラーレス | フルサイズ | EOS R5 | 2020/07 |
ライカ | 一眼レフ | 中判 | S3 | 2020/03 |
富士フイルム | ミラーレス | APS-C | X-T4 | 2020/02 |
キヤノン | 一眼レフ | APS-C | EOS Kiss X10i | 2020/02 |
オリンパス | ミラーレス | フォーサーズ | E-M1 Mark III | 2020/02 |
ニコン | 一眼レフ | フルサイズ | D6 | 2020/02 |
ライカ | レンジファインダー | フルサイズ | M10 モノクローム Typ 6376 | 2020/01 |
ニコン | 一眼レフ | フルサイズ | D780 | 2020/01 |
キヤノン | 一眼レフ | フルサイズ | EOS-1DX Mark III | 2020/01 |
ライカ | ミラーレス | フルサイズ | SL2 | 2019/11 |
キヤノン | ミラーレス | フルサイズ | EOS Ra | 2019/11 |
もともとメーカーで持っていた一眼レフラインナップの更新時期の兼ね合いもあるでしょうが、大きくミラーレスが増えている、というのはそういうことなんでしょうね。
ちなみにこの手の商品はハイエンドモデルに注目が集まりがちですが、ボリュームを支えているのは当然ながらボトムエンドのモデルです。
一眼レフとしては、ボトムエンド機種はキヤノンがEOS Kiss X10iをリリースしているだけで、もう一方の雄であるニコンはここ一年の投入はありませんでした。(価格ドットコム上はZ50の登録が2019年10月になっているため、今回の集計から漏れています)
ぶっちゃけ一眼レフ売ってるのってニコン・キヤノン・ペンタックスくらいですもんね。ちょろっと見ておきましょうか。
あ、もっと見たいという方のために3年分のグラフもくっつけときます。(2017年11月から2020年10月まで全71機種)
ミラーレス化が圧倒的に進行してるってことがよくわかりますね。
ニコンの場合
公開情報でもハイエンド集中となっているので、一眼レフのボトムエンドモデルはちょっと望み薄かもしれませんねぇ。
デジタル一眼レフカメラとしてはD3500がありますが、このへん(DXフォーマット)のモデルも2016-2018年の発売です。どうなるんだろう…?
キヤノンの場合
堅調にフルラインナップを続けているように見えますが、高画素モデルはミラーレスに移行していますし、4マウント(EF・EF-S・EF-M・RF)維持はさすがに大変だと思います。
どこかで切り替えていくんでしょうが、どこで切り替えるかが問題。
ミラーレスはソニー含め、各メーカーが力を入れているのは先出の表から見て取れますし、一眼レフで確保しているユーザーは手放したくない。
思ったより早く回復しているとはしていますが、話題の中心はミラーレスと新コンセプト。一眼レフの比率は今後高まりそうにありません。
キヤノンの製品情報でプロ向けのカテゴリにミラーレスが登場するのはいつかな…?
ペンタックスの場合
ミラーレスというより、カメラ事業自体がリミテッド化(限定品)で凌いでいるような状況で、新製品というか限定品扱いのものがここのところ続いています。THETAがそれなりに反響があるとはいえ、レンズ交換式の新商品群(ミラーレス)はちょっと厳しいかもしれませんね…。
とはいえ、ペンタックスのカメラづくりは個人的には、本当に好きな人が携わっているというか、開発者の顔が見えるような感じですし、ユーザーイベントにも積極的。
ミラーレスはおいおいでも、心をつかむ新製品を一眼レフで期待したいところ。個人的にはミラーレスなんていらんかったんや!というような(MXみたいな)カメラデザインとかどうかなって思ってます。難しいんでしょうねぇ、そういうの。
まとめ
まとめるもなにも一眼レフの厳しさが見えてきただけですが、しばらくはミラーレス一本化もなさそうな感じでもあります。
なにより一眼レフのファインダーでないと見えない・撮れないものがまだありますからね。
しかし、ボトムエンドライン~ミッドレンジはここ2、3年くらいで入れ替わってしまいそうな雰囲気です。となると4年後のキヤノンニコンのフラッグシップモデルもミラーレス…ですかねぇ?
一眼レフはまだ終わらない!終わらせない!
なんて方は、今のうちにもう一台くらいいっときますか。
ミラーレスはボディの割にレンズがでかいんだよなぁ…(特にフルサイズ)
本当にコンパクトなのかって思っちゃうんですよね。
ではまた