みなさんこんにちは
ニコンから新しい望遠ズームが発表されましたね!
型が古くなってきたとのことで、新型を期待されていたレンズだけに期待が持てますね。このクラスは高性能レンズがひしめいているだけに、生半可な気持ちではメーカーも投入できないカテゴリーとなっています。
とりあえず、スペック比較してみましょうか。
AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR
AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR | AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II | AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR | |
焦点距離 | 70-200mm | 70-200mm | 70-200mm |
レンズ構成 | 18群22枚 | 16群21枚 | 14群20枚 |
絞り羽根枚数 | 9枚 | 9枚 | 9枚 |
開放絞り | F2.8 | F2.8 | F4 |
最小絞り | F22 | F22 | F32 |
最短撮影距離 | 110cm | 140cm | 100cm |
最大撮影倍率 | 0.21倍 | 0.11倍 | 0.27倍 |
フィルター径 | 77mm | 77mm | 67mm |
最大径×長さ | Φ88.5×202.5mm | Φ87.0×205.5mm | Φ78×178.5mm |
質量 | 1,430g | 1,540g | 850g |
手ぶれ補正 | ◯(約4段) | ◯(約3.5段) | ◯(約4段) |
発売日 | 2016年11月11日発売予定 | 2009年11月 | 2012年11月 |
希望小売価格(税別) | 332,500円 | 310,000円 | 195,000円 |
参考価格(Amazon) |
サイズ的にはほとんど変わらず110gとかなり軽量化しています。さすがにF4クラスと比較すると重いですが、それは他のレンズでも同じこと。重量級のレンズになるだけに、わずかでも軽量になっているのは嬉しいですね!
レンズ構成は全くの新型ですね。このレンズのトピックスは蛍石(FL)を使って高画質化していること。ちなみに、蛍石とは、
蛍石は、赤外領域から紫外領域にわたって高い透過率を有する結晶素材です。特殊な異常部分分散性があり、可視光域で優れた色収差補正能力を示します。焦点距離が長くなるほど難しくなる色収差補正が、蛍石レンズを使うことで2次スペクトルを徹底的に除去することが可能となり、極めて効果的に色収差を補正します。また、光学ガラスに比べて軽いため、レンズの軽量化にも貢献しています。
引用:ニコン
ということです。いいことずくめのように見えますが、難点としては「高い」ということ。今回はこれだけが原因というわけではないと思いますが、2万円程価格が上がってます。性能向上とのトレードオフということですね。
レンズ構成としてもFLレンズだけが目玉ではなく、18群22枚のレンズ構成の中にEDレンズ6枚、蛍石レンズ1枚、高屈折率レンズ1枚、ナノクリスタルコート+フッ素コートとなっています。現行レンズがEDレンズ7枚、ナノクリスタルコートありなので、価格以上に贅沢な作りと言えるでしょう。
また、最短撮影距離もかなり短くなっています。前のモデルと比較して30cm寄れるようになりました。簡易マクロとは言いませんが、ちょっとしたときに寄れるのはありがたいですね。開放F値が明るいレンズなのでさらに寄ってぼかしたいときもあるでしょうし、単純にレンズ交換の頻度が下がります。サンプルを見る限り、輪郭線のボケもきれいです。背景はシンプル過ぎるのでなんとも言えませんがざわつくような感じは見受けられませんね。
そしてサンプル画像のかっこよさ!ニコンの本気度が伺えます。
手ぶれ補正も強化されましたね。今で以上に安心して撮影に臨めそうです。
詳細スペックはこちらからどうぞ。
AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR-主な仕様 | レンズ | ニコンイメージング
まとめ
贅沢な光学設計、マグネシウム合金の徹底した軽量化、強化された手ぶれ補正とニコンユーザーなら、買いの一択ですね!色々と悩み始めると悩みが尽きないのもこのクラスのレンズ特有です。万全すぎるからこその悩みは、他のメーカーではなかなか味わえない贅沢な悩みと言えるでしょうか。
買い換えなら性能向上を実感でき、買い足しなら大三元の一角の性能に喜べる、そんなレンズだと思います。
ではまた。
※このページの画像はニコンより引用しました。