みなさんこんにちは
タムロンからコンパクトな超広角ズームレンズが登場しました。
それが『17-35mm F/2.8-4 Di OSD』です。
簡単なスペックを紹介しておきます。
特長
コンパクトなサイズ、軽い重量
F値を可変とすることで、Φ83.6×92.5mmとコンパクトな外観を実現しています。
現在、フルサイズ向けのこのクラスのレンズは存在せず、F4のトキナーかF2.8のニコンがあるだけです。超広角ズームの主戦場は16-35mmの焦点距離に移っていて、そこまでの画角は必要ないからコンパクトにして欲しいというユーザーに向けたものと捉えることができます。
重量も460gと計量で、圧倒的な超広角ズームとして人気を博した『SP15-30mm F/2.8 VC USD』が1,100gだったことを考えると、2mmの画角とテレ端で一段暗くなることを考慮しても納得の重量です。
その代わりといってはなんですが、手ぶれ補正(VC)は非搭載です。
今回は携帯性を最重視したということですね。
OSD
Optimized Silent Driveの略で、すでにタムロンにはUSDという超音波モーターがあるのですが、今回は別の駆動モーターを採用してきました。
USDはデュアルチップ化などで高速化を図ってきましたが、これもコンパクトさや重量、また駆動レンズの小型化による必要トルクの減少などが考えられます。
これまで以上に静音化されるようなので、ミラーレスなどの駆動音が小さいボディに取り付けることも想定しているように感じます。
簡易防塵防滴構造
各所にシーリングを施した構造を採用しています。
この手の構造はいつもそうですが、過信はできません。しかし、いざというときの機動性を確保できるという意味で、歓迎できるものです。
ズーム内に埃が入るのを気持ち減らしてくれそうですし。
スペック
15-30mm F/2.8-4 OSD | |
モデル名 | A037 |
ズームレンジ | 17-35mm |
開放F値 | F2.8-4 |
絞り羽根枚数 | 7枚(円形絞り) |
最短撮影距離 | 0.28m |
最大撮影倍率 | 1:4.9 |
フィルター径 | 77mm |
径x長さ | 83.6×92.5mm |
重量 | 460g |
メーカー希望価格(税別) | 85,000円 |
発売日 | 2018年9月4日(ニコン用)、順次発売(キヤノン用) |
詳細情報はこちらもご確認ください。
まとめ
ここのところタムロンは、最近では少なくなった焦点距離のレンズをリリースしています(28-70mmとか70-210mm)が、これで超広角から望遠までのレンジが揃いましたね。
これら一連のレンズは軽量・コンパクトがウリのミラーレスを見据えてのリリースだと考えられますが、かつて超高倍率ズームを出したタムロンの戦略と考えると納得です。
あとはSPシリーズではないこのレンズがどのように写るのか、使い勝手がどうなのかが楽しみですね。
ではまた。