みなさんこんにちは
タイトル通りですね。
大体、アップしている画像のほとんどはとりあえず撮っとけ的に進めているので、ひどい出来栄えのものが多いんですが(笑、やっぱり気になったのでいったん撮り直してみました。
満足いくような仕上がりではないんですが、以前よりはマシかな、と。
撮り直しますよ!
撮影環境
僕は専用のスタジオなど持たないため、ブツ撮りしようと思うとセット組みから始めないといけないんですよね。普段は面倒がってなかなかやらないんですが、雨が降っていて何するでもなかったので、空いた時間でちょこちょこっと撮り直してみました。
以前の荷造り紐の撮影とは別の日です。まとめてやっておけばよかった。
こちらが荷造り紐を使って、照明について解説した記事。
たったひとつ意識するだけで変わる!料理写真のポイント
毎回設置と片付けが待っているため、本当に面倒です。かといって放置しておくわけにも行かず……。スタジオブースが欲しいですが、そこまでブツ撮りも多くないし、そのために一部屋潰すのももったいない話です。仕方がないので、毎回セッティングしています。
ちなみに、撮影ボックスは持っていません。あれば便利そうですし、今度自作してみようかな。邪魔になるかな?買ったほうが便利かな。
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以前の写真は?
以前の写真はこちらです。
記事を書いた後、写真がないことに気がついて、とりあえずこれでいいかと撮影した写真ですね。最低限の見栄えを確保するために、多少編集していますが、そもそもの撮影がどうなのよこれ、って感じです。
光源はLEDデスクライトです。GENTOSですし、デスクライトとしては使いやすいんですけどね。個人的にはGENTOSのライトは壊れにくいと思っています。
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照明がきついため、ハイライトが線状に強く入っています。また、シャドー部もかなり潰れていますね。買って間もなくなので、カメラ自体はきれいなんですが。
そこら辺で拾ってきた画像よりはマシだろうと思って使っていましたが、とりあえずの割に長らく放置してしまいました。結局撮り直さないんですよね、面倒がって。
斜めに置いたカメラに対して、左横(ここにしか置く場所がない)からデスクライトを一灯。シャドー部に対しては本来レフなどで起こしてあげるべきなんでしょうが、三脚も立てずに手持ちで撮影したためそのまま未対策です。
カメラの右上には、ボディとストラップの影がくっきり出てしまいました。
ハードなイメージではありますが、ざっくり雑ですよね。
そんなわけで、撮り直しです。
今回の撮影
以前と違って、今回は比較的柔らかめの印象を目指します。理由としては、コンパクトカメラであるサイズ感、あまりにハードだとタフな印象になってしまいますので、そこは追求しない。また、ペンタ部(本当はペンタプリズムもペンタダハミラーも入ってないけど)があるため、デザイン上意識出来るようにする。
といった内容を目指します。どこまでできるかな?
機材はシンプルに。
細かい商品説明を行うためのものではないので、イメージ優先です。
クリップオンストロボにソフトライトボックス、レフ板で作っていきます。
ライトボックスを使う理由としては、平面部分が多いため、アンブレラやトランスルーセントでは映り込み形状が好ましくないためです。また、拡散性がライトボックスのほうが高いですね。凸凹がそれなりにあるため、回り込むライティングのほうが扱いやすいです。
映り込みをハードにしたければグリッドやアンブレラでもいいと思います。
比較画像(わかりにくいかも)
順に
- ライトボックス
- グリッド
- トランスルーセント
- アンブレラ
になっています。光源一灯のみで、レフ板は使用せず。
GN58のストロボを光源に使用し、ISOと光源の距離で明るさを作っています。SS1/125・F16は共通。ボディはEOS5D MarkⅡ、レンズはEF100mm F2.8L Macro IS USM、ISO範囲は100-200ですね。
実際の撮影は、機材と好みでいいと思います。
ライトボックスと比較してですが、グリッドを使用すると若干指向性が生まれますので、下に引いた服の影がやや固めになっています。また、レンズベゼル(レンズのまわりの回す部分)に、グリッドの影が発生。距離を取れば解消しそうですが、今回は特に処置せず。
トランスルーセントでは、光源との距離が近くなったためと思われますが、下敷きの明るさにムラがあります。また、光が回りすぎて右のエッジに緑の反射が大きく出てしまいました。これはレフで回せば解消できる範囲ですが。ベセルのハイライトも区切りがない感じです。金属感は欲しいので、もう少し固めの光がいいですね。
アンブレラでは光は回るものの、光質は一番硬い印象です。ベゼルへの映り込みもちょっと癖がありますね。これだけが撮影時に被写体を動かしてしまったので、印象が違う可能性はあります。
いずれも多少の違いといえばそれまでですし、イメージする方向性で使う光が変わってもいいくらいの差異ですね。あくまで、個人的にライトボックスの光が好みだっただけです。
というわけで、ライトボックスでの照明を基準に光を回していきます。白レフひとつです。
まず、がっつり光を回してみます。影がほとんど取れ、スッキリした印象になりました。が、今回意図するところに比べて明るすぎますね。
次に、ボディに光が回らないように注意しながら、影のみ起こしてみます。これだけだと、やはり少し弱い感じですね。ボディ右のエッジが見えないため、丸みがないように見えます。
そこで、ちょうどいいくらいにレフを調整します。これくらいかなって距離や角度を変えて撮影し、いい塩梅になったら終了とします。
本当はもう少しペンタ部右に光が欲しかったのですが、時間の関係上ここまでで良しとしました。
明るさ、色合いなどディティールの調整を行っていきます。
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仕上がり
これで今回は完成とします。撮影時より、コントラストを高めに設定しました。これくらいのほうがカメラっぽい感じかなと、個人的には思います。撮影時にもう少しベセルの光沢を追求しても良かったですね。柔らかい感じだけを追求すると、ちょっと締まりがなかったもので……。次回の課題ということで。やるのかわかりませんが。
最近、結構使うのでベセル部分がスれてきているんですよね。塗装が弱いというわけではないと思うんですが扱いが雑なんでしょうか……。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
商品撮影に関しては、細かい知識がなくても試行錯誤でできる部分は多いかと思います。
人と初めて会ったときと一緒で、第一印象って大事ですからね。特に写真はその後も受け手の気持ちが変わらなければ、ずっと同じ印象を与え続けることになるわけですし。
ひと手間かけてあげるだけで見栄えもずっと変わりますので、手間を惜しまないようにしたいですね(自戒)
ブツ撮りはなかなか自分自身が慣れないこともあって、作り込みに時間がかかりますが、達成感もあって楽しいですよね。外に出られないときには積極的にやっていきたいと思います。
ではまた。