みなさんこんにちは
先日検討したバックパックを購入して、手元にやってきましたのでレビューしますね!
検討している方の助けになれば……
僕が購入前に知りたかった部分を中心に書いています。というか、上部気室に入る量ってみなさんあんまり気になさらないんですかね。
目次
Manfrotto Pro-Lightコレクション MB PL-3N1-35
イタリアのカメラ用品(三脚)メーカーManfrotto(マンフロット)のカメラバッグです。旧KATA(イスラエルのカメラバッグメーカー)を吸収する形で、製品を受け継いでいます。
今回はカメラリュックをレビューしていきますね!
外観
前面
黒が基調ですが、マンフロットのイメージカラーである赤をアクセントとした挿し色が入っていておしゃれっぽい。ぱっと見、でかいリュックに見えます。というかでかいリュックです。
登山系のバックパックとは見た目から違うので、コーディネート次第では普段使いにも使える……んじゃないですかね。でかいけど。
側面
左右ともに同じデザインです。上のポケットは小物入れ、下のポケットはカメラ収納部にアクセス出来るようになっています。
上部
上から見ると、ファスナーが2つついています。上部気室のファスナーと、背面ポケットのファスナー。上部気室用のファスナーは大型のリングがついていて、手袋などをしていても開閉しやすそう。
背面
1枚目中央部に見える、横向きのバンドはキャリーカートなどのハンドルに連結するためのものです。ショルダーベルトなどバッグ内に収納できるので、機内持ち込みなどでも便利そうですね。
2枚目と3枚目はスリングバッグタイプでの仕様です。どっちの肩でもかけられますが、機材の収納を入れ替えなければならないことに注意。あまりスリングバッグとしては使わないのではないかと思うんですが。なんせでかいですからね。
4枚目はクロススタイル(と言うんでしょうか)です。しっかりとバッグが固定できる反面、着脱は面倒です。ついでにこの状態でカメラの取出しはまずできません。移動用ということなんでしょうけど、これするくらいならチェストストラップ用意して欲しかった。背負ってみると、ショルダーベルトが結構開いてるんですよね。僕、割と体型に恵まれている方だと思うんですが(現在182cm、76kg)それでもショルダーベルトの位置がうまいこと合わないですね。馴染んできたら変わるかな。
5枚めはリュックタイプ。右と左のバンド裏側の色が赤と黒で違うんですね。オシャレですね。中身が軽い時には良さそうです。まぁ、軽い時には小さいバッグだと思うんですけども。
6枚目はウエストベルトを取り出した形です。これも左右で色違い。こういうのをイタリアンデザインと言う……のかな。しばらく6枚目のスタイルで使っていきます。撮影ポイントではスリングバッグタイプにしておくと、レンズ交換が容易になるので体力とバッグ内の重量によっては検討の余地がありそう。
各スタイルの変更はバックルを差し替えるだけです。あとはバンドの長さを調整して終わり。とっても簡単。
各部
バックル
カメラ収納部にアクセスできるファスナーには合計4つのバックルが装備されています。
1枚目のバックルはバッグの中段、サイド取出口が開かないように留めてあります。サイドからカメラ(またはレンズ)を取り出そうと思ったら、ここを外さないと開ききれなくなります。落下防止ですね。
2枚目も働きとしては同じです。サイド取出口を開いたとき、開き過ぎないように止めるためのバックルです。これがあると安心感が違うので、確実に留めておきましょう。
カメラ収納部
バックルをすべて開放して、サイド取出口からファスナーを全開にすると前面から機材の出し入れができます。
中仕切りは全部で5枚。今回はレイアウト上3枚を使用して2枚は取り外すことに。単焦点レンズがメインの人はフルに使ってちょうど良さそう。
中仕切りのうち、赤い部分はオシャレ、ではなくKATAブランドからマンフロットブランドへ移行した際に追加されたCPS(カメラプロテクションシステム)です。最も圧がかかる場所の保護を行うために、3Dショック吸収フォームが収められています。安心。
上部気室
身の回り品が入る上部気室。横の仕切りは撤去忘れです。無視してください。
左からバンド付きの収納、ペン差しが二口、蓋付き小物入れとなっています。ちょうど良さそうだったので、そこら辺にあったボックスティッシュを入れてみました。ちょうど3個入ります。収納量の目安にどうぞ。
画面に隠れてますが、上部気室の蓋内側には半透明のファスナー付き収納部があります。ばらつきがちな小物整理もしっかりできそう。
収納
とうわけで収納していきます。
今回収納するもの
画面に写っているものは最低限入れていきます。
- バッテリーグリップ付EOS5DMarkⅡ
- EF24-105mm F4L IS USM
- EF70-300mm F4-5.6L IS USM
- 12-24mm F4.5-5.6 II DG HSM(SIGMA)
- EF100mmMacro F2.8L IS USM
- SPEEDLITE 430EXⅡ
- リモートレリーズ
- コンパクトフラッシュ
- Geo Carmagne N635M(Velbon三脚)
- バッテリーと充電器
- 単三・単四電池
- カメラレインカバーとバッグレインカバー
- 清掃用品(ブロワー・クリーニングペーパー・クリーニングリキッド)
- 懐中電灯
- フィルター
- 着替え(2日分)と防寒用上着と温泉タオル2枚
- 衛生用品(歯ブラシセットとシャンプー)
- ペットボトルホルダー
あと、写ってないですが
- PowerShot G5x(サブ機)
- スマートフォンとタブレット
- microUSB充電器(ACアダプタ)
- ポータブル充電器
も一緒に持って行きます。
フロントポケット
左フロントポケットにはバッテリーと充電器、リモートレリーズを入れます。
右フロントポケットには財布とスマートフォンです。長財布がちょうどいい大きさでした(というかギリギリでした。厚みのある財布は多分入らないです)
本来、身の回り品は上部気室がいいと思うんですが、今回は入らないためにフロントへ。バッテリー充電器も上部気室がいいでしょうね。撮影時は使わないですから。普段はここにフィルターを入れておきたいと思っています。
サイドポケット
左サイドポケットには清掃用品(クリーニングペーパーとクリーニングリキッド)を入れておきます。メディアが写っていますが、それは右サイドポケットに乾電池と一緒に放り込みます。
ここは上部気室とメッシュでつながっていますが、気室内からはアクセスできません。普通はここにレリーズとか入れておくのがいいんでしょうね。
カメラ収納部
1枚目は左サイドの取出口です。パーティションのベルクロは点留めで、簡単に外れるようになっています。カメラを取り出した後、レンズ交換が容易にできるようにという配慮かと。わかってるなって作りですね。
逆に2枚目は右サイドの取出口です。こっちはしっかりとベルクロで固定できるようになっています。左スリングで使う方は、固定を左右逆にしておくと便利ですね。めちゃめちゃ強く固定されているわけではないので、簡単に外れますよ。
3枚目は目安的にアップにしてみました。フード逆付けの70-300Lが縦に入れてちょうどいい高さです。70-200F4Lだと無理っぽい。入れてないのでわかりませんが、70-200F4Lの方が長さがありますもんね。
3枚目の右上に写っているタブは、70-300の横の赤とグレーの仕切りに挟みこむようにして取り付けるベルクロになっています。これで上段のレンズが下に転げ落ちないようになっているんですね。細かいところだけど気を使っているのがわかります。
カメラ収納部は、70-300Lをフード逆付けで入れられる深さに設定。どのレンズを付けていても収納できるように仕切りをセットします。そのため、24-105Lだとフード順付けで収納できます。が、やっぱり左右の圧迫があるために取出し時に鏡筒が伸びてしまいます。レンズ先端が引っ張られる感じがあるので、気持ち的にはあまり良くないです。インナーズームのレンズだと鏡筒が伸びないので、そんな気持ちにはならないんでしょうけど。70-300Lはロックが付いているので、ロックしておけばオッケー。24-105Lですね。問題は。いや別に問題ってほどでもないんだけれど。
右側のサイド取出口はあまり使わないと思って、使用頻度の低いマクロレンズとストロボ、ブロワーを入れておきます。予備機のG5xも右側です。
あと、見込み通りバッテリーグリップ付きでカメラ本体が収納できます。やったー!
上部気室
上部気室には身の回り品ということで、着替えを入れておきます。1日分を圧縮袋でまとめてぺたんこにして丸めます。これを2日分セットで。温泉タオルも2枚入れておきます。
シャンプーとか歯ブラシもこの中。あと、ちょっとした薬を入れて、空きスペースにmicroUSB用の充電器を入れます。ぱんぱんです。お土産入る余地なし。
でも、予想通りに入ったので個人的にはオッケーかな。泊まりでさえなければ割と身の回り品入りそう。といってもそんなに入れないよね。
背面収納
背面もクッションが効いていて、ノートパソコンを収納する用になってます。が、今回持って行かない(というかノートパソコンを持ってない)ので代わりにあぶれたカメラカバー・バッグカバー・上着・タブレットを入れておきます。底面まで通しでスペースがあるので、ここも結構入りました。薄型のウインドブレーカーとか持ってたらそっちが良かったかな。持ってないので、いただきもののジャンパーです。多分着ないけど、念のためね。そろそろ夜が涼しいを通り越しつつあるので。
その他
三脚の取付です。固定用ストラップと石突きホルダーは付属。バックパック中央部にセットです。バックパックから外した後、持ち歩きしやすいように三脚ストラップはつけたままにしておきます。
で、残りの細かいものはぶら下げときます。懐中電灯とペットボトルホルダーは右のD環に、フィルターケースは左のウエストストラップに挟み込みます。
で、全部入りましたー(ぱちぱち)
まとめ
かなりがっつり入りましたね。体重計で量ったので正確ではないかもしれませんが、これで約13kgでした。重い。大丈夫か。
きっと大丈夫だと信じて担ぐことにします。
天候が良くないために、事前に担いでウロウロしてみることができないんですよね。ショルダーベルトなどちょっと気になる点もあるんですが仕方ないかな。
それでも第一印象としては、かなりいいです。期待してます。バックパック沼にはまらないように注意しないと。
ちなみに、ペットボトルホルダーは保温保冷タイプのものもありますが、今回は軽量化のためにぶら下げにしてみました。これはこれで便利なのでおすすめです。ホルダー自体かさばらないし。ぶらぶらしますけどね。
試しに付けてみたら歩き始めて10分でちぎれました……だめだこれ。下段リンクのペットボトルリング、ちょっとまずそうです。外れ引いたのかもしれませんが。
ということで、実際どうよこの辺?みたいなご質問もありましたらどうぞ分かる範囲でお調べしますね。コメント欄にてご質問くださいませ。
近いうちに使用感のレビューもしたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。
ではまた。
コメント
参考になりました。
一つ教えて頂きたいのですが、上気室と下気室との区切りはベルクロ(マジックテープ)ですか?それともチャックの仕切りでしょうか?
紹介されているモノか、新型かで迷っています。フルサイズでバッテリーグリップを付けたままストレス無く出し入れできるバッグを捜していてこのリュックにたどり着きました。
新型より紹介されている型の方がデザインはカッコいいと思ってます。
新型はヨドバシで見たのですが、上気室が小さくなっていると思われます。
それと上下の区切りはベルクロ(マジックテープ)なので好きな高さで付けれそうですが、マジックテープが付かない箇所があり、おのずと上気室のサイズは決まってしまうのが使い勝手的に気になります。
ただ、確かにフルオープン出来ることや、ペットボトルを入れれるポケットは魅力的ですよね。
C4さん、コメントありがとうございます。
上下コンパートメントの区切りはチャック(ファスナー)で区切られています。背中側に当たる面のみ縫い付けになっていて、三方のチャック(両サイドと外側がひとつながりになっています)を開放してから下に落とします。倒すような感じですね。外した仕切りは背中側にベルクロで固定するような感じです。ブラブラはしませんが、完全に外すこともできません。
ちょっとわかりづらくて申し訳ないですね……。
チャックで気室を分けるので容量的な自由度は低いですが、上気室に入れたものの重みをあまり気にしなくていいのはメリットです。
僕の持っている方のリュックであれば、レンズ付きでは入りませんがフード逆付けのタムロンA022(長さ公称260mm)が上部気室に入りました。幅はジャストサイズすぎて驚きましたが。参考になれば。
グリップ付きでの収納だと選択肢少ないですよね……。
もし、ご不明点があればまたコメントください。