みなさんこんにちは
桜も散ってしまいましたね(九州)
撮影は順調ですか?桜の撮影は淡い色彩をいかにうまく引き出すかがポイントですが、モノクロの桜も味わいがあります。
富士フイルムが白黒フイルム・印画紙の取扱いを終了
撮影の主流がモノクロからカラーになり、そしてフイルムからデジタルへと移り変わってきました。みなさんの中にはフイルム自体を使ったことがない、という人もいるかもしれません。
白黒フイルム撮影の需要の現象で継続供給が困難になったとのことで、全製品の取扱いを終了するとのこと。
すでに4×5、8×10(いずれも大判フイルム)のシートフイルムは生産を終了しており、残されていた120サイズ(中判フイルム)と135サイズ(35mmフイルム)も終了となります。
また同じく多階調モノクロ印画紙の取扱い終了に引き続き、単階調モノクロ印画紙の取扱いも終了となります。こちらもすでにバライタ印画紙は全て終了しており、残りのWPペーパー(RCペーパー)が生産終了です。
終了内容をまとめておきます。
白黒フイルム
商品名 | サイズ | 終了アナウンス | 出荷終了目安 |
---|---|---|---|
ネオパン 100 ACROS | 135 | 2018.4.6 | 2018.10頃 |
120 | |||
4×5 | 2017.5.26 | 2018.5頃 | |
8×10 | |||
ネオパン 400 PREST | 135 | 2014.2.28 | 2014.6頃 |
ネオパン SS | 135 | 2012.7.13 | 2012.12頃 |
ネオパン 1600 Super PREST | 135 | 2010.12.15 | 在庫限り |
今回終了品とあわせて、過去の製品も参考に載せています。こうしてみると徐々に少なくなっているんですねぇ……。
白黒印画紙
製品名 | 種別 | 号数 | サイズ | 終了アナウンス | 出荷終了目安 |
---|---|---|---|---|---|
フジブロWP FM(光沢) | WP(RC) | 2号(中間調) | 四切/六切/カビネ/大カビネ | 2018.4.6 | 2019.10頃 |
フジブロWP KM(微光沢) | 2019.10頃 | ||||
3号(硬調) | 四切 2018.10頃 他 2020.3頃 |
||||
4号(特別硬調) | 2019.3頃 | ||||
フジブロ バリグレード WP FM(光沢) |
多階調 | 全紙/半切/大四切/四切/六切/ カビネ/大カビネ/9.0×13.0cm |
2017.3.8 | 2017.9頃 | |
フジブロ バリグレード WP AM(半光沢) |
全紙/半切/大四切/四切/六切/ カビネ/大カビネ |
2017.5頃 |
こちらも参考に、以前の終了品を載せています。
多階調がなくなったのが痛かったですね……。バライタ紙は2012年に全ての製品の生産を終了していて、より手軽なWPペーパーくらいは残ると思っていたんですが……。
まとめ
これでまたフイルムと印画紙の選択肢がひとつなくなってしまいました。
富士フイルムはロットによるばらつきが非常に少なく、特に印画紙のようにテストピースを頻繁に使うような状況でも、別サイズから切り出した物が容易に使える素晴らしいペーパーでした。
GEKKO(三菱製紙)の印画紙がなくなり、イルフォードと富士を使っていましたが、また印画紙探しの旅が始まりそうです。
駆け込み需要があるかもしれませんので、商品の確保はお早めに。
フイルムは段々と過去のものになっていくのでしょうか。はぁ……。
ではまた。