みなさんこんにちは
大三元知ってます?持ってます?使ってます?
知ってます?はともかくとして、持ってます?や使ってます?っていうのは本来の意味とはずいぶん違うと思うんですがね。
そもそも、なんで大三元なんでしょう?なんで麻雀なんでしょうね?
大三元・小三元とは?
個人的にどう認識しているか
- レンズのF値が統一の三本のこと。
- 写真を始めた頃は聞いたこともなかった。
- 初めて聞いたのは2000年の辺りだったような気がする。
こんなもんですかね。麻雀やらないので全くピンとこなかったんですよねー。
写真用語(大三元・小三元)
ざっくりというと、広角・標準・望遠のズームレンズのことです。
そのなかで開放F値が2.8通し(変動しない)のものを『大三元』と呼んでいます。F4通しのものが『小三元』ですね。
現在では焦点距離がおおよそ
- 16-35mm
- 24-70mm
- 70-200mm
の3本を指しています。メーカーや時代、フォーマット(素子のサイズ)によって多少異なります。
上記の焦点距離は35mmフルサイズでの数値です。そういえば中判カメラ以上では大三元とか聞かないですね。
別に各メーカーがそう呼んでいるわけでもなく、一部の方がそう呼んでいるだけですが、メーカー内部などではどう呼んでるんでしょう。私の知り合いの職業カメラマン達が大三元や小三元とか言ってるのは見たことないです。たまたまかもしれませんが。趣味のカメラマンにはいらっしゃいます。
余談ですが、キヤノンのレンズの方が大三元・小三元などと呼ばれることが多いそうです。なんででしょうか。
本来の意味(大三元)
科挙において郷試、会試、殿試のすべてを首席で合格すること。郷試の首席を解元、会試の首席を会元、殿試の首席を状元と称したことに由来する。
引用:Wikipedia『大三元(曖昧さ回避)』より抜粋
なんとなんと、本来は麻雀用語ではなかったんですね。
科挙ってのは中国にあった、とんでもなく難しい試験のことです。それぞれの内容はともかくとして、首席(トップ合格)というから大したもんです。達成者とかいるんでしょうか?
3つあるから三、いずれも共通している文字が元、ということで三元。それに大をつけて大三元。それなら納得。
麻雀は無関係?
じゃあ小三元は科挙の次席か?というと違うようで、これは麻雀用語のようですね。
大三元は初期の頃から存在していた役だが、当時の名称は三元和だった。しかし、四喜和が大四喜に加え小四喜を含んでいたのに対し、三元和に小三元は含まれていなかった(そもそも、小三元という役自体が存在してなかった)。
引用:Wikipedia『大三元』
ほい、小三元という役はなかったそうですよ。じゃあ小三元って?
比較的初期の頃からある役ではあるが、麻雀成立時はこの役はなく、大三元を『三元和』としていた。その後、2つの刻子・1つの対子を『小三元』と言う役を作り、元々の三元和を『小』に対する『大三元』と名称を変更した。小三元が役満ではないのは、その名残と言われている。
引用:Wikipedia『小三元』
麻雀やらないのでよくわかりませんが、こういう流れっぽいですね。
三和元という役がある。
↓
それに満たないが、近い役として小三元が成立する。
↓
小三元に対して、三和元を大三元に変更する。
大三元と小三元は結局、麻雀用語でいいということかな?
小まとめ
とりあえず大三元・小三元という言葉は、麻雀由来の用語という認識で問題なさそうです。
だったらいつ頃からそう呼ばれるようになったのか、というのと次回は確認してみましょう。
ではまた。