みなさんこんにちは
前回の記事では、新しいカメラが欲しい人向けに機種を紹介しました。で、今回はめでたくカメラを手にした方向け、という流れになります。
「やったー!買ったよー!さあ撮ろう!……あれ?」
となっては困るので、事前に揃えておいたらいいものをピックアップしてみました。この中で取捨選択しておけば、まず困らないのかなって。
カメラを買うなら、この辺も予算に組み込んでおくと安心ですよね。ちなみに、はるか昔にはじめてのカメラを手にした時、僕は色々なグッズを持たされました(同行した先輩がまとめて選んでくれました)。ただ、意味もわからず持たされたのでその意味を知ったのは一年以上後だったり、別売りと思わなかったものもありました。プロテクトフィルターとかついてることすら知らなかったレベルですからね。当時の先輩に感謝。
目次
まず、最低限これだけは揃えよう(4点)
カメラを買ったら、これだけは予算に組み込むべきものです。
日々の写真生活の中で、あって困らないけれどないと困るグッズたちです。
SDカード
保存用のメモリーカードです。これがないと写真撮れないので、必ず一緒に買いましょう。おすすめは16GBから32GB程度の容量。撮影データの大きさ(画素数や保存形式)によりますが、16GBで250枚から350枚程度撮影できると思っていいのかなと。思った以上に撮る場合もありますので、32GBを僕はおすすめしておきます。僕は32GBのメモリーカードを3枚(うち1枚は予備。でもよく使う)としています。
書き込み・読み込み速度は早いほうが望ましいですが、今は極端に安いものでなければそれなりに速度は出るので、よほど連射したい人じゃなければ神経質にならなくていいと思います。
とはいえ、目安がないと探しにくいですよね。カメラのデータは大きいので、目安としてはUHS-Iの表示があるものを優先にして、それがなければクラス10の表示があるものにすればいいでしょう。もう少し欲を言えば、転送速度は80MB/sくらいは欲しいところです。
読み書きの速度も大切ですが、それ以上に大切なものがあります。それは、『信頼性』です。せっかくの写真が消えたり、読めなくなったりしたらがっかりどころじゃ済まないですからね。個人的にはSanDiskのメモリーカードが信頼性は高いと感じています。
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プロテクトフィルター
レンズの前面にねじ込んで、レンズそのものを守ってくれるのがプロテクトフィルターです。カメラを実際に使っていると、キャップの付け外しや構える時に、ついうっかりレンズ(前玉といいます)に触れてしまうことがあります。また、人混みでは注意していてもレンズが人や物と触れることもあるんですね。そんな時に前玉をしっかりと保護してくれます。
万が一、レンズをぶつけてしまった時にも、プロテクトフィルターが守ってくれることもあります。レンズの買い替えは高いですが、フィルターならその数分の一から十数分の一の出費で済むのです。安心ですね。
巷では、フィルターを付けることで画質に影響を与えるといって付けない人もいますが、ついてれば安心(レンズの清掃時もフィルターの清掃だけで済むので)だと思います。画質云々は、色々慣れてからでいいんじゃないでしょうか。写真が好きになったら、欲しいレンズの中にはフィルターそのものが付けられないものもあるのですよ。
あんまり高くなくていいので、レンズの本数分揃えておきましょう。
買うときには、レンズの仕様を確認しておいて、同じフィルター径のものを買ってくださいね。ここが違うとつけられなくなっちゃいます。
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レンズペン
レンズメンテナンスがこれ一本でできる優れもの。場所も取らないので、バッグに一緒に入れておくと安心して撮影できる。
まず、ブラシでホコリを落とします。この時点でキレイだったらメンテナンス完了。
汚れが残るようなら、反対側のチップをレンズに当てて軽く拭き取ります。この時に、チップから出されるカーボン粉末がレンズ表面の汚れを落としてくれます。粉末の補充はキャップをするだけで自動的に行われるので、特に何もしなくてOK。
汚れを落としたら、再度ブラシで清掃します。
というとても簡単な流れ。僕個人はクリーニングリキッドとレンズペーパー派ですが、これはとても便利なのでこれから用品を揃えるなら間違いなくこっちがおすすめです。
購入時は、液晶用やボディ用などがあるので間違えないようにしましょう。まぁ、間違っても使えばいいだけなので気は楽ですね。
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インナーボックス
カメラバッグを持っているなら(プレゼントとかで)、特に不要ですね。
はじめのうちは機材も少ないし、何よりカメラバッグにお金かけたりあの見た目が嫌だってこともあると思います。ひいき目に見てもカッコイイカメラバッグって少ないですもんね……。
僕は機能優先で選ぶ方なので、抵抗なくカメラバッグを選びますが、インナーバッグという手があるので、こちらをぜひ。
カメラの保管用に、クッション材を箱型にしたバッグインケースのことです。手持ちのお好きなバッグをカメラバッグ化してくれるもので、機材の大きさやバッグに合わせて選べます。
特に女性の方や、自転車で撮影に行く人など、機能的にカメラバッグでなくとも……といったときには特におすすめ。カメラは精密機器ですので、移動中を含めた衝撃には十分注意しましょう。バッグに直接入れておいてもなんとかなるんですけど、傷が入ったりしますので、使ったほうが間違いないです。初めての傷は心にも傷をつけますからね……。
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できれば、この辺もあったら快適(5点)
必須というより、あったらいいけどないと困ることもあるグッズです。ここまで揃えておくと、後は趣味の範囲で足せばいいのではないかと。
レンズフード
フードが付属してるレンズなら、追加で買う必要はないですね。
これに関しては、こちらの記事をどうぞ。
液晶保護シート(フィルム)
液晶に傷が入るような雑な使い方はしないと思いますが、あったら精神衛生上望ましいものです。
スマホにフィルム貼るようなもんでしょうね、きっと。
女性の方はファインダーを覗くとカメラの後ろにファンデーションがついちゃったり、男性の方も鼻の脂が……。とかなっても、さっと拭き取れるので快適に撮影ができますね。特に最近のカメラはタッチパネル採用が多いので、指で操作しての指紋とか気になる場合もありますよね。
今使ってるのはKenkoのマスターGというフィルムです。単に購入時に使ってる機種分揃ってたからです。まぁ、買ってから気がついたんですが、以前のカメラにはすでに貼ってあったんですよね。今はストックしてます。貼り替える日が来るのかは定かじゃないですが。
数機種の兼用はあるようですが、基本的に専用品なので機種名を確認して購入しましょう。
ケンコー マスターG液晶保護フィルム(キャノンEOSKISSX8I/X7I用) KLPMCEOSKISSX8I
ストラップ
僕の愛するストラップですね。通常はセット品に一本入ってるはずなので、セット品を使うならそれで充分です。
初心者のうちは、付けないという選択肢はないものと思いましょう。そもそも持ち慣れていないので、ついうっかりの可能性が高いことと、ストラップ付けてたらぶら下げられるので、撮影しなくても気が楽だからです。ずーっと手持ちしてウロウロするのって、結構疲れますよ。
もしも、ストラップという素敵な世界にお越しになりたければ色々書いてますのでどうぞご参考に……。
ドライボックス(防湿庫)
使っていないとき、カメラをどうやって保管するかはカメラそのものの寿命を決める上で非常に重要な事だと思います。
特に日本は高温・多湿の国ですので、ざっくりしたことをいうと、『放ったらかしとくとカビる』のですね。
毎週のようにカメラを持ち出し、全てのレンズを使うというなら話は別ですが、そうでなければ防カビ対策はしっかりやっておきましょう。
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湿度計がついていて、管理は簡単。大体40%くらいを目安に管理しよう。
はじめのうちは、防湿庫なんて大層なものはいらないと思いますが、インテリア的に置いてもカッコイイですよね。本気でやってます的な。
ブロワー
ホコリを吹き飛ばすためのものです。レンズペンでもいいんですが、大きなホコリは風で吹き飛ばしといたほうが傷防止には役立ちます。当然大きなものの方が風は強いんですが、持ち歩くならそれなりの大きさに。
今は持ち歩き用と自宅メンテナンス用で目につく範囲に計3つあります。気がつくと増えるんですよね。壊れるような構造じゃないし。たまーに行方不明になって、買い足すと出てくるっていうね。ちゃんと片付けてない僕が悪いんですけど。
高いものじゃないので、1つ用意しておきましょう。
HAKUBA ハイパワーブロアープロ M オレンジ KMC-61MOR
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頑張って揃えると色々捗るグッズ(5点)
もう少し出してもいいよ、となったらこの辺も用意してみよう。必須ではないけれど、あったらより快適に撮影できるようになる。
レンズクリーナー
子どもがお菓子を食べた手でレンズをベタベタ触ったり、海沿いで撮影して、波しぶきがレンズについて乾いていたり。
頑固な汚れって、別に洋服の話とは限らないんです。
そんなとき、ウェットタイプのクリーナーがあればきれいに拭き取れるので安心です。ティッシュペーパーでゴシゴシしたりすると、取り返しがつかない状態(傷)になることもあるので、優しく拭けるクリーナーを準備しましょう。
湿式メンテナンス材(レンズクリーニングリキッド+ペーパー)でもいいんですが、拭きムラが残ったりしますので、この手のクリーニングペーパーが使いやすいです。
KING レンズクリーニングティッシュ 50枚入り 個装 ノンアルコール&ウェットタイプ PSCL50N 79583
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セーム革
ボディを拭くのに使います。レンズのメンテナンスは別に用意しましょう。傷防止のためです。用途としては手の脂など、ボディに付いた汚れを取り除き、次に使う時に気持ちよく使うためのものです。
天然革とマイクロファイバー製とありますが、どちらでも構いません。天然革のほうがメンテナンスしてる感はあるかもしれないですね……。
特徴的には
- 天然革 …… 余計な脂だけを取り除く
- マイクロファイバー製 …… しっかりと汚れを取り除く
でしょうか。革を貼り付けていた古い時代のカメラは天然革のほうが好ましいのですが、今のカメラはそこまでヤワじゃないので、どちらでもお好きな方を。汚れたら洗えるのは、どちらにしても一緒です。
バッテリー
予備バッテリーですね。旅行などで撮影時間が長くなるようなら持っていけば安心。
互換品もありますが、カメラによっては受け付けないこともあるため高いけど純正品がおすすめです。
寒いときの撮影や、星の撮影などでは必須レベル。
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三脚+雲台
重いので持っていかないという人も多いけれど、あったら役に立つ三脚。
風景(滝とかの)写真・星・テーブルフォト(料理や小物)・記念写真と出番はそれなりにあるので、安くてもいいからあったら撮影の幅が広がります。
軽量・コンパクトなものでないと持ち出さなくなる反面、三脚としての役割は重く・大きいものが有利。バランスを見て決めるしかない。
三脚は語り尽くせないほどの内容があるため、今回は軽量かつ安価なモデルで提示。気力が湧いたら記事書きます。
Manfrotto コンパクト三脚 Befree アルミ 4段 ボール雲台キット MKBFRA4-BH
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リモートレリーズ(リモコン)
三脚を買ったら、リモートレリーズ(ケーブルでシャッターが切れる製品)・リモコンシャッターを用意しましょう。ブレ防止に役立ちます。
とはいえ、セルフタイマーで切る方法もあるので、必須でもないですね。あったら便利。
多機能のモデルである必要はないので、互換品でもいいくらいですが、純正も大した金額ではないのでお任せです。(高機能モデルは高いです)
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まとめ
カメラを買うと、どうしても色々なものがいるようになるんですよね。ただ、消耗品は別として、数年から長くて10年以上使えるものもありますから、一概に高いとはいえないんですけど。
最初に揃えておくと後で困らないので、カメラ購入の予算にぜひ入れてほしいと思います。
SDだけは必ず一緒に買わないと撮影できないので、忘れずに買いましょう。
他にもストロボとか色々あるんですけど、もうこれだけでも詰め込みすぎたかなと反省しているくらいなので、また今度にしましょう。
店頭に買い物に行く、などがあればメンテナンス系アクセサリーはおまけしてくれる可能性もありますので、交渉してみてはいかがでしょうか?レンズペン辺りいけそうじゃないですか?無理かな。
楽しい撮影時間が待っていますので、カメラを買うときには周辺の小物たちも一緒に連れて帰ってくださいね。
ではまた。