シチメンソウ祭りに行ってきた

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みなさんこんにちは

シチメンソウって知ってますか?お恥ずかしながら僕は今まで知らなかったんですが、先日、触れる機会がありました。

とはいえ行ってきたのは10月の終わりですから、来年のための覚え書きとでもしておいたほうが良さそうです。

気になる方の情報としてお役に立てば。

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シチメンソウ祭りとは

10月下旬~11月上旬の辺りで行われる紅葉イベントのひとつです。

2016年は10月29日(土)~30日(日)で実施されました。

場所は東よか干潟という干潟ですが、中心は干潟よか公園で行われます。

雰囲気としては地域のお祭みたいな感じですね。お土産物屋さんや、こぢんまりした屋台が並んでいます。毎年そうなのかはわかりませんが、ちょうど佐賀バルーンフェスタと日程が丸かぶりしているので、その影響は大きいと思います。

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今回は時間の都合で見ることはできませんでしたが、ライトアップも行われるようですね。

東よか干潟とは

2015年5月29日にラムサール条約湿地登録を受けた干潟です。

東与賀海岸(ひがしよかかいがん)沿いに広がる干潟で、昭和天皇が最後に御幸された地でもあるそうです。

海岸沿いには干潟よか公園が隣接していて、この公園と海岸(干潟)がシチメンソウまつりの舞台となります。

ラムサール条約とは

ラムサール条約のロゴ

ラムサール条約(ラムサールじょうやく、英:Ramsar Convention)は、湿地の保存に関する国際条約。水鳥を食物連鎖の頂点とする湿地の生態系を守る目的で、1971年2月2日に制定され、1975年12月21日に発効した。1980年以降、定期的に締約国会議が開催されている。
正式題名は特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約(英:Convention on Wetlands of International Importance Especially as Waterfowl Habitat)。日本での法令番号は昭和55年条約第28号。「ラムサール条約」は、この条約が作成された地であるイランの都市ラムサールにちなむ通称である。

引用:Wikipedia「ラムサール条約」

ということで、ざっくりとした言い方をすると水鳥(越冬のために海を渡る鳥など)を保護するために各地の湿地を守ろうという条約です。

つまり、この条約で定められた場所に行くと水鳥が見られるということでもあるんですね。

条約に定められた湿原は2017年1月現在、国内に50ヶ所あります。

可愛らしいフォントでまとめられた環境省のホームページに、それぞれの概要が記載されています。

干潟よか公園とは

東与賀海岸に面した公園です。公園規模が大きくアスレチック要素のたかい施設でもあり、たくさんの親子連れがやってきます。

年中通して楽しめる公園です。

大型の遊具や、芝生の広い広場、変わりもの自転車が楽しめるコース、草スキーなどもあります。正直、平日に行ってもなんでこんなところにこんなものが……?という印象です(笑)

公園はこのサイトが詳しいです。運営元がよくわかりませんでしたが。

公園内には紅楽庵という建物があります。

紅楽庵

紅楽庵

公園内にある紅楽庵ですが、中身は東よか干潟のガイダンスルームです。

入館料は無料です。

建物は漏斗(じょうご)谷造りと言われる、この地方に独特の建築様式を採用しています。興味があればググってみてください。

内部はラムサール条約と東よか干潟に関する情報がたくさんあります。ここでは水鳥の情報なども入手することができますよ。

ここを案内して頂いた山田さんは、大変親切な方。訪問した際は、休憩時間だったようなんですがお食事を中断してまでたくさんの説明をしていただきました。一般の方とおっしゃっておられましたが、とてもとてもそうとは思えない程の博識でした。

干潟探訪

干潟には様々なものがあります。

公園や干潟の出入り口ではお祭りに合わせて地域の小学生が作った灯籠が、また海岸沿いには昭和天皇が詠まれた句碑があります。

シチメンソウは残念ながらほとんど紅葉していませんでした。

2016年はどこにいっても紅葉が遅いと言われていたのでそれは覚悟していたのですが、それでも残念なものですね。

そしてこれがムツゴロウか、シオマネキかと一人で眺めていたんですが、その最中に紅楽庵の山田さんから紹介されたガイドの光武さんにお会いしました。

たくさんのムツゴロウを見たことをお伝えすると、首を傾げます……。どうも僕が見ていたものは違ったらしい。

ムツゴロウを探しに行ってくださるといいうので、そのご提案に一も二もなく飛びつきました。せっかくここまで来て、シチメンソウの紅葉は見れなくともムツゴロウだけでもぜひ見たいのです。

少し歩くと、前方から男性が。光武氏が呼び止めてお話してくれます。山田先生と呼ばれていました。山田先生は気さくに「今日はあっちにいましたから、じゃぁ見に行きましょうか」と誘ってくれます。

僕一人が見たいだけのムツゴロウに大人の男性が二人も協力していただいて、非常に申し訳なくなってきます。そもそもものすごい好奇心で来たのではないので、なおさらです。シチメンソウまつりの会場でムツゴロウが見られるなんで、行くまで知らなかったのですから。

山田先生と光武さんに色々と教わりながら、水鳥やムツゴロウ・シオマネキの知識を深めます。郷土の産業や、この地域に桑があって……と話上手な上に話題の内容も豊富で、それなりに歩いたと思うんですがあっという間のことでした。

この有明の泥質でないとムツゴロウは生きていけないそうです。

手前がムツゴロウ。後ろはトビハゼ。大きさがまるで違う

そして出会ったムツゴロウ。さっきまで僕がムツゴロウだと思いこんでいた生き物はトビハゼだったようです。2~3倍の大きさがあり、動きもちょっと違います。背びれが大きく、動いた跡の線もトビハゼより大きく、長いです。

山田先生(左)と光武氏

シオマネキも見ましたが、こっちは写真に撮れませんでした。

水鳥は秋よりも冬が見頃とのこと。冬にもう一度おいでとおっしゃっていただいので、時間を見つけて行こうと思っています。

野鳥の会の方々がいるそうなので、話しかければ色々と教えてくれるよと。

どういうふうに話しかければいいのやら。あれは何の鳥ですか?みたいな訊き方でもいいものなのか。鳥の観察に来ているのにご迷惑にならないものなのか……。

その後は先生や光武さん、またその周りの方々(ムツゴロウを素手で取ってた人とか、女子大生ともお話しました)から楽しい話がいっぱい聞けましたよ。ぜひシチメンソウまつりに行かれる方は、ガイドさんにも話しかけてみてください。

アクセス

車が便利です。というか、車でないとほとんど手段がないです。バスがあるかもしれませんが、ざっと調べた限りではルートがはっきりしませんでした。

最寄りは長崎自動車道 佐賀大和インターチェンジ もしくは JR長崎本線 佐賀駅です。

駐車場は無料です。

バルーンフェスタとシチメンソウまつりの両方が行われている期間中は、シャトルバスが運行されています。協力金(運賃)は片道100円だったと思います。

問い合わせ

シチメンソウまつりに関する問い合わせ先はこちら

佐賀市東与賀支所 総務・地域振興グループ
TEL:0952-45-1022

2016年のイベントチラシ(PDF)

まとめ

来年(というか今年ですね)こそは真っ赤に染まったシチメンソウを見たいものです。

その前に冬の水鳥も見たいし、もう一度ムツゴロウが見たいです。

水鳥を見るなら、満潮を調べてから行ったほうがいいそうなので、事前準備が必要ですね。

鳥の撮影なら望遠レンズでしょうか。撮ったことがないので未知の撮影体験です。

ご連絡先などお伺いしていなかったので、お会いすることはないのかもしれませんが、また色々な知識をご教授いただける日があればと思います。

ちょっと腰を痛めてしまって、通常の撮影にも支障をきたしているので行けるかどうかわかりませんが、ぜひ冬の間に行きたいものです。

ではまた。

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