みなさんこんにちは
年末です。
今年一年、大変お世話になりました。今年はブログを始めて、最近やっと慣れてきたかなというところです。来年は今年よりもっと役に立つ記事や情報を提供していきたいですね。
ということで、今年最後のエントリーです。今年の反省してると終わらなくなりそうなので。
初日の出、としていますが要は朝日の撮影ですね。基本的に年中似たような条件での撮影です。撮ったことがないという人は、早起きは三文の得といいますのでチャレンジしてみましょう!
目次
必要なもの
- 露出補正とマニュアルフォーカスができるカメラ
- 三脚
- リモートレリーズ
- 予備バッテリー
- コンパス
- 懐中電灯
- タオル
カメラに関してですが、一眼レフが使いやすいと思います。太陽にピントを合わせる際、オートだとうまく合わせられないことがあるので。
レンズのチョイスは自由です。太陽は明るいので、かなり主張してきますからね。小さく写っても大丈夫なことが多いですよ。いろいろ試してみると面白いですよね。
目安として、迫力を求めるなら100mmくらいのレンズで撮るとよさそうです。逆に周辺の状況も見せたい、ということだと35-50mm付近が使いやすいはず。
周囲の状況に左右されやすいので、画面を整理する上でもズームレンズがおすすめですね。
シーンが違うので、参考程度に。
三脚は持っているならぜひ持参しましょう。太陽が完全に顔を出してしまえば手持ちでも充分なシャッター速度が稼げますが、夜明け前などはなかり暗いです。そして、三脚に付けておけば撮影時間以外、ポケットに手を入れられるので防寒にも有効です。
準備
撮影ポイントを設定します。これは好みですから何とも言えませんが、大切なのは太陽はおおむね東から昇るということです。
おおむね、ということで細かい部分は調べるしかありません。
日の出の方角としては、国立天文台のこのサイトが比較的使いやすいんじゃないでしょうか。さすが研究機関だけあって、色々な情報が載っています。
また、撮影ポイントと日の出の角度が絞れたら場所を確認します。
本当の状況は現場でないと分からないのはもちろんですが、雰囲気だけでも掴んでおくことが大切です。行ったことがない場所であったとしても、行き慣れた場所でも事前に確認しておくのが安心ですね。
Google Mapsの3D地図などで地形や角度などを見ておきましょう。雰囲気としてどのようなものなのかを理解しておくことで、組み立てしやすくなります。ストリートビューが見られる場所なら、そこも確認しておきましょうね。
上記の2つを兼ね備えたサイトとしては、日の出日の入りマップというものがあります。撮影ポイントも載っているので、ぼけっと眺めるのに使ってます。
その他、現場までの交通手段も確認しておく必要があります。これは、場所が決まってから探すしかありませんが。
あとは当日の天気が希望通りになることを祈るのみです。
設定
設定できるならRAWで撮影するのがおすすめです。
ホワイトバランスは色々やってみるといいとは思いますが、基本は太陽光で大丈夫。オートホワイトバランスにしておくと、補正されすぎて雰囲気もへったくれもなくなる時がありますから、固定したほうが後々考えても楽ですよ。
太陽光での撮影だとやや青色が強く出ることがありますが、気にしなくて大丈夫。基本的に青みが残っている方が朝の爽やかな雰囲気が出ると感じます。逆に言えば青みを取り除くことで夕焼けのような雰囲気に近づくということですね。
絞りは自由ですが、ちょっと絞り気味(F8-F11くらい)が全体的にシャープさが増すと考えられます。どうしても画面内に最高輝度の被写体(太陽)が入りますので、開放にすると周辺光量落ちがより目立ってしまう可能性が高いですね。
もちろん、画面の構成によっては開放にしたりさらに絞ったりするほうが印象深くなることも考えられます。はじめのうちは基本としてF8を心がける、という程度でいいんじゃないでしょうか。
ISO感度は低感度にしましょう。ISO100-400くらいですかね。高感度になるとノイズも出ますし、なにより階調が失われやすくなります。せっかくのきれいなグラデーションを活かすために、意識して低感度にしておきましょう。
露出モードは絞り優先(Aモード・Avモード)がおすすめです。マニュアルモード(Mモード)での撮影を推奨しているところもありますが、朝の露出は目まぐるしく変化していきます。撮影に集中するためにも、絞り優先での撮影をおすすめします。
そして、可能であれば段階露出(オートブラケティング)をしておきましょう。
僕の設定だと、基準は自動露出から-2/3EV~-1EV(5D2の場合です。カメラによって結構クセがでます)にしていることが多いです。
現像
色味によって印象が結構変わりますので、試してみるのがいいと思います。
撮影情報はF8.0 -2/3EV ホワイトバランスは太陽光で撮影。ピクチャースタイルは風景を選択しました。今回の撮影では、太陽光とオートがほぼ同一の色温度を示しています。
ここをベースにして、調整を加えていきます。
作例
あくまでも例示のひとつですが、純正の現像ソフトで以下の処理を加えています。アップロード時に再度圧縮されているのかトーンジャンプがひどくなっていますが、細かいところには目をつぶってください。実際は飛んでないです……。
4000K(白色蛍光灯)のストレート現像でそのままでもいいかなとは思ったんですけどね。
撮影の際に注意すること
防寒対策はしっかりと!
ちょっとやりすぎくらい着込んでいきましょう。撮影時間は最低でも1-2時間程度は必要です。暑くなれば脱げばいいので、寒くない!を念頭に置いて出発しましょう。
手袋も必須です。なければ軍手の指先切るとかでもいいので、操作しやすくしておきます。
温かい飲み物を!
温かい飲み物に癒やされますので、必ず持っていきましょう。持参するときには、魔法瓶などの保温性がある容器に入れていくこと。ペットボトルや缶のまま持っていくと一瞬で冷えて寒い思いをしますよ。
予備バッテリーは必須!
寒いので、バッテリーに掛かる負担は大きいです。プレビューなどを併用しながらの撮影だと特にそうですね。予備のバッテリーをポケットに入れておくと、使う直前まで保温ができるのでおすすめです。もちろん、充電していくことを忘れずに。
ライトを照らすときは周囲に配慮を!
周囲に人がいないなら別ですが、辺りで撮影中の人がいる場合は充分に配慮しましょう。「誰かいる……」って照らすのは本当に止めてください。明け方の撮影に入っているときはオシャカですよ……。
「おはようございまーす♪」という挨拶は大歓迎なので、照らす前に声をかけましょう。
ヘッドランプだと両手フリーになるのでおすすめです。
まとめ
「一年の計は元旦にあり」と申しますので、いい写真を撮って今年一年の作品作りを決意したいですね。
夜間からの撮影になりますので、防寒対策は充分に行いましょう。また、レンズやカメラ本体が結露しやすいです。タオルをかけてあげるだけでも効果がありますし、撮影以外の時間帯はレンズキャップをすると曇りにくくなります。
カメラの防寒対策もいずれまとめておきたいですね。
早朝の撮影は爽やかな空気に包まれて一日がスタートしますので、挑戦したことがない方はぜひ挑戦してみてくださいね!
そして、ブログ開設一年未満ですが、お付き合いいただいているみなさまに感謝です。なかなか上手くならない文章と、時間に苦しんでばかりですが、また来年もよろしくお願いいたします!
本当にこの一年、ありがとうございました。
ではみなさま、よいお年を。