みなさんこんにちは
東京オリンピックまであと2年ちょっとになりました。オリンピックそのものも楽しみですが、カメラマニアの皆さまにおかれましては、登場する機材も気になりますよね。
ということでスポーツ撮影の花形、望遠レンズがオリンピックまでにリニューアルされるか予想してみましょう。ということで。
目次
- 1 2020年東京オリンピック
- 2 キヤノン
- 2.1 EF70-200mm F4L IS II USM (2018年)
- 2.2 EF70-200mm F2.8L IS III USM (2018年)
- 2.3 EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM (2014年)
- 2.4 EF200-400mm F4L IS USM エクステンダー 1.4× (2013年)
- 2.5 EF300mm F2.8L IS II USM (2011年)
- 2.6 EF400mm F2.8L IS II USM (2011年)
- 2.7 EF500mm F4L IS II USM (2012年)
- 2.8 EF600mm F4L IS II USM (2012年)
- 2.9 EF800mm F5.6L IS USM (2008年)
- 3 キヤノンまとめ
- 4 ニコン
- 4.1 AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR (2016年)
- 4.2 AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR (2012年)
- 4.3 AF-S NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VR (2013年)
- 4.4 AF-S NIKKOR 180-400mm f/4E TC1.4 FL ED VR (2018年)
- 4.5 AF-S NIKKOR 300mm f/2.8G ED VR II (2010年)
- 4.6 AF-S NIKKOR 400mm f/2.8E FL ED VR (2014年)
- 4.7 AF-S NIKKOR 500mm f/4E FL ED VR (2015年)
- 4.8 AF-S NIKKOR 500mm f/5.6E PF ED VR (登場時期未定)
- 4.9 AF-S NIKKOR 600mm f/4E FL ED VR (2015年)
- 4.10 AF-S NIKKOR 800mm f/5.6E FL ED VR (2013年)
- 5 ニコンまとめ
- 6 まとめ
2020年東京オリンピック
第32回オリンピック競技大会(だい32かいオリンピックきょうぎたいかい、仏: Jeux de la XXXIIe olympiade、英: Games of the XXXII Olympiad)は、2020年7月24日から8月9日までの17日間、日本の東京で開催される予定のオリンピック競技大会。一般的に東京オリンピック(とうきょうオリンピック)と呼称され、東京五輪と略称される。
引用:Wikipedia『2020年東京オリンピック』
オリンピックって色々と大変なんだなぁとここ数年の報道を見聞きして感じています。
カメラも表立って取り上げられることはありませんが、やっぱり縁の下の力持ちで大切な要素です。こんな製品やサービスが、一つの大会を作り上げているんだと思うと、楽しみ方も変わってきそうですよね。
では、今回はキヤノンとニコンの二社で、しかもレンズのチョイスは僕の独断です。早速見ていきましょう。カッコ内は販売開始年で、★が多いほど可能性が高いかなと。
キヤノン
EF70-200mm F4L IS II USM (2018年)
先代のEF70-200mm F4L IS II USM (2006年)からIS化され、その前はISなし(1999年)です。当然このまま走るでしょう。
リニューアル予測:☆☆☆☆☆
EF70-200mm F2.8L IS III USM (2018年)
2001年にI型、2010年にII型ときて2018年でのモデルチェンジです。あまりパッとしないなんて言われてるようですが、マイナーチェンジで基本性能アップというのも安心感ありますよね。なんといってもII型の通称は『神』レンズですから。
リニューアル予測:☆☆☆☆☆
EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM (2014年)
I型からのリニューアルまで16年かかりましたからね……。このレンズの更新はまだまだ先になりそうです。
リニューアル予測:★☆☆☆☆
EF200-400mm F4L IS USM エクステンダー 1.4× (2013年)
世界初のエクステンダー内蔵ズームレンズです。登場して5年が経ちますが、評価も高く、まだまだモデルチェンジは遠そうです。
リニューアル予測:★★☆☆☆
EF300mm F2.8L IS II USM (2011年)
まだ7年目で、モデルチェンジは先になりそう。初代は1999年でISなしモデルは1987年なので、モデルサイクルは12年ですか。
リニューアル予測:★★★☆☆
EF400mm F2.8L IS II USM (2011年)
こちらもまだまだかな。初代は1999年だし、F4DO IS II USMは2014年だし(初代は2001年)で12-3年サイクルみたいですね。
リニューアル予測:★★★☆☆
EF500mm F4L IS II USM (2012年)
初代は1999年の登場です。F4.5Lは1992年登場で、この間のモデルチェンジは早かったんですが、今回はそんなに急がないのではないかと思います。
リニューアル予測:★★☆☆☆
EF600mm F4L IS II USM (2012年)
初代は1999年、ISなしのモデルは1988年です。平均12年サイクルですかね。
リニューアル予測:★★☆☆☆
EF800mm F5.6L IS USM (2008年)
ISなしモデルは存在せず、間接的な先代に相当するのはEF1200mm F5.6L USM(1993年)かな。これはそろそろモデルチェンジしても良さそうな時期ですね。
今年特許も取ってますし。
リニューアル予測:★★★★☆
キヤノンまとめ
こうやってみて見ると、着々とラインナップの更新が図られているものなんですね。
もっとも有望なのがEF800mm F5.6L IS USMですか……。キヤノン最大の大砲レンズですし、遠くから被写体を押さえるレンズとしても最後の砦感ありますよね。新たな白い巨砲がオリンピックでは並ぶのでしょうか。
ニコン
AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR (2016年)
70-200mm F2.8クラスだと先代はAF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II(2009年)、その前はAF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-200mm F2.8G(IF)(2003年)になるでしょうか。
登場してそれほど間がないレンズですので、次世代機はまだまだでしょうね。
リニューアル予測:★☆☆☆☆
AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR (2012年)
このレンズは先代が存在しません(と思う)のですが、登場して6年が経過しています。Eタイプレンズもラインナップが揃ってきたので、オリンピック前までにはこちらも次のレンズの足音が聞こえてきそうです。
リニューアル予測:★★★★☆
AF-S NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VR (2013年)
比較的軽量な超望遠ズームとしては、『AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR (2015年)』という製品なんかもあります。
2020年までに新型が出るかと言われると、やや微妙ですね……。Eタイプ対応のために直前に出そうな気もしますが。
リニューアル予測:★★★☆☆
AF-S NIKKOR 180-400mm f/4E TC1.4 FL ED VR (2018年)
ニコンファンが待ちに待ったテレコン内蔵ズームレンズです。登場したてなので、モデルチェンジはまたまだずっと先。
先代は『AF-S NIKKOR 200-400mm f/4G ED VR II (2010年)』でいいのかな。
リニューアル予測:☆☆☆☆☆
AF-S NIKKOR 300mm f/2.8G ED VR II (2010年)
Gシリーズで発売から年数も経っていますし、FL(蛍石)レンズ搭載の特許も申請しているようなので、モデルチェンジは濃厚なのではないでしょうか。FLレンズは400mm・500mm・600mmですでに採用されていますし。この後500mmで解説のPF(位相フレネル)レンズかもしれませんが、可能性は低いと思います。
リニューアル予測:★★★★☆
AF-S NIKKOR 400mm f/2.8E FL ED VR (2014年)
FLレンズを採用した新しいレンズです。オリンピックは現行のまま行くと予想。
リニューアル予測:★☆☆☆☆
AF-S NIKKOR 500mm f/4E FL ED VR (2015年)
単焦点超望遠レンズとしては最も新しいレンズの一つです。こちらも新型登場はまだ先になりそうです。
リニューアル予測:★☆☆☆☆
AF-S NIKKOR 500mm f/5.6E PF ED VR (登場時期未定)
先日開発が発表された新型レンズです。PF(位相フレネル)レンズを搭載して、小型・軽量化を推し進めたモデルになるようです。PFレンズとは、回折現象を利用して色収差補正を行うレンズのことで、レンズ設計上の問題点を大きく解消してくれる可能性があるレンズです。キヤノンでDOレンズとして製品化されているものと、仕組み的には近いものですね。
リニューアル予測:☆☆☆☆☆
AF-S NIKKOR 600mm f/4E FL ED VR (2015年)
新しいレンズですので、モデルチェンジはないと思います。
リニューアル予測:★☆☆☆☆
AF-S NIKKOR 800mm f/5.6E FL ED VR (2013年)
オリンピック開催時でも7年前のレンズですし、おいそれと変えられないのでそのままでしょう。専用テレコン付属で100mm F7.1のレンズとしても使えます(1.25倍のテレコンで2/3段暗くなる)。
リニューアル予測:★★★☆☆
ニコンまとめ
300mm f/2.8のレンズがモデルチェンジ対象としては濃厚ですかね。
FL採用のレンズがラインナップに加われば、さらなる高画質化も狙えます。このレンズは確実だと思うんですよね。
まとめ
レンズをずらずらと並べて考えてみましたが、オリンピックだからって一気にレンズの更新が行われそうでもないですね。ちょっと考えたらそりゃそうかなんですけど、みんな思うんじゃないですか?『オリンピックあるし、更新されるんじゃないか』って。
僕は超望遠単焦点を買うような撮影は基本的にしていないんですが、それでも新型が出ると聞けばウキウキしちゃいます。あんまり機材マニア系ではないんですけどね。
みなさんはいかがですか?ウキウキしますか?
写真は感性や技術も必要ですが、機材もどうしても必要な部分があります。なければ撮れないものですから。報道でも芸術でも趣味でも、写真をやってれば同じ問題にぶつかっちゃうんですよね。
自分にあった機材を手にするのも写真の楽しみの一つです。どんな機材を使っていらっしゃいますか?
また、オリンピックのときに並ぶレンズの砲列がどうなるのかも楽しみです。
ではまた。