唐津くんちは迫力がすごい!

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対角線魚眼で撮影。祭りが白熱していく様子。

みなさんこんにちは

毎年行われている『唐津くんち』、皆様行かれましたか?海外からも人が来る

実は、今まで行ったことなくて今年は初めて行ってみることにしました。3日間行われているんですが、3日間通してというわけにもいかず今回は最終日に参戦!来年以降の自分自身の忘備録も兼ねてまとめてみようかなと。

迫力があるお祭りで、行ったことがなくても聞いたことがある人は多いのでは?観客の中には東京から来ているという方や、遠くは仙台からという方まで。海外の方もいらっしゃいましたよ!

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唐津くんちとは

佐賀県唐津市にある、唐津神社のお祭り(祭礼)です。

佐賀県重要有形民俗文化財(昭和33年)・国指定重要無形民俗文化財(昭和55年)に指定されています。14台の曳山(ヤマ)を御旅所神幸と呼ばれる豊作・商売繁盛を祈念する、11月2日を中心とした3日間の曳き廻しの儀式です。

会期中の人では50万人を超えるといわれ、佐賀市の佐賀インターナショナルバルーンフェスタと並んで佐賀の秋の風物詩となっています。

曳山

古くは15台あったそうですが、謎の消失により現在は14台。

最も古い一番曳山「赤獅子」は文政2年(1819年)に奉納されたというからその歴史に驚きですね。和紙と漆塗りで作られ、補修に補修を重ねて使われています。曳山そのものが重要な歴史の遺産、というわけです。

番号は制作順のようです。町名・番号・曳山の名前は当日に配布される観光パンフレットでも見ることができますよ。写真付きで紹介されているので、撮影のお供にもちょうどいいです。

ということで、ちょっと写真付きでご紹介。今回の写真は僕の撮影です。貰ったパンフレットの写真を載せるのはちょっと……ね。といか、パンフレット写真は背景が合成なのはいいとして(証明写真じゃないんだから全部おんなじ背景なのはちょっとどうかとは思うけど)、コントラストも異常に高いし、どうしちゃったんだろう。

と思ったら、サイトにあるパンフレットと違うんだけど。サイトのパンフいい感じじゃないか。どうしてそっちにしなかったのかな。

それはそれとして、ここから曳山紹介です。

一番曳山:刀町『赤獅子』(文政2年/1819年 制作)

赤獅子

二番曳山:中町『青獅子』(文政7年/1824年 制作)

青獅子

三番曳山:材木町『亀と浦島太郎』(天保12年/1841年 制作)

亀と浦島太郎

四番曳山:呉服町『源義経の兜』(天保15年/1844年 制作)

源義経の兜

五番曳山:魚屋町『』(弘化2年/1845年 制作)

鯛

六番曳山:大石町『鳳凰丸』(弘化3年/1846年 制作)

鳳凰丸

七番曳山:新町『飛龍』(弘化3年/1846年 制作)

飛龍

八番曳山:本町『金獅子』(弘化4年/1847年 制作)

金獅子

九番曳山:木綿町『武田信玄の兜』(元治元年/1864年 制作)

武田信玄の兜

一〇番曳山:平野町『上杉謙信の兜』(明治2年/1869年 制作)

上杉謙信の兜

一一番曳山:米屋町『酒呑童子と源頼光の兜』(明治2年/1869年 制作)

酒呑童子と源頼光の兜

一二番曳山:京町『珠取獅子』(明治8年/1875年 制作)

珠取獅子

一三番曳山:水主町『』(明治9年/1876年 制作)

鯱

一四番曳山:江川町『七宝丸』(明治9年/1876年 制作)

七宝丸

ものすごく個人的な意見なので、気を悪くしたり違和感があったりする人もいるとは思うんですが、唐津くんちのイメージってものすごく『鯛』なんですよね。なぜなんでしょう?別に鯛がすごく好きってわけでもないし(鯛の煮付けはすごく好きです。魚釣りはやったことがないです)、どこからそのイメージがやってきたんだろうか。

ちなみに、曳山をひと通り見てから気に入ったのもやっぱり『鯛』でした。

一体これはなんなのか。ツルンとした感じがちょっと可愛いですよね。

見どころ・楽しみ

まずは初日の11月2日。この日は宵曳山(ヨイヤマ)が行われます。19時30分からと比較的遅い時間から始まる前夜祭です。灯りに照らされた曳山が輝きながら町中を廻るのだとか。これはぜひ来年、生でみたいですね。移動基地局まで来ていた

翌日の11月3日は晴れの特異日だそうで、まず雨が降らないのだとか。御旅所神幸(オタビショシンコウ)が行われるのもこの日。神輿を先導しながら曳山が御旅所と呼ばれる砂地へと向かっていきます。ここは西の浜御旅所(明神台)と呼ばれているらしいですね。西の浜御旅所は旧小学校のグラウンドなのですが、この日は砂地にするために掘り起こしてしまうそうです。というのも、ここは元々砂地だったとか。埋め立てによって陸地になったものの、祭りに際して砂地に変貌するそう。

2トン以上もの曳山が砂地にめり込み、それを曳き込む様は圧巻の一言だそうです……。

そして最終日の4日。神輿は出ませんが、曳き手と曳山が威勢よく町中を廻ります。夕方、一番曳山から順次格納庫へと収められ、祭りは終了します。

祭りを楽しむ曳山が曲がるとき、ハンドルなどというものは付いていないので人力で無理矢理滑らせます。勢いづいて曲がると、観光客の目前まで曳山が近づきます。危険を感じる瞬間もありますが、迫力はかなりのもの。安全に配慮した上で曳山の曲がり角を楽しみましょう。

お祭りなので、かなりの数の屋台が出ます。食べ歩きも楽しそうですよ。

日程など

唐津くんち曳山の時間帯は以下の通りです。

  • 11月2日……19:30-22:00 (宵曳山)
  • 11月3日…… 9:30-16:30 (御旅所神幸)
  • 11月4日……10:00-17:30 (町廻り)

唐津市総合観光案内所は下記時間で案内していたとのこと。

  • 11月2日…… 9:00-22:00 (宵曳山)
  • 11月3日…… 9:00-20:00 (御旅所神幸)
  • 11月4日…… 9:00-18:00 (町廻り)

連絡先は0955-72-4963

アクセス

唐津駅。目の前がすぐ会場公共交通機関が便利です。臨時列車・臨時バスともに出ます。駐車場は特に祝日になる3日は絶望的。かなりの数の駐車場が用意されますが、とてもじゃないです。尋常じゃない人出を感じます。

駐車場・トイレマップ(PDF)

駐車場は下記番号に対応しています。僕は最終日参加でしたが、朝9時の段階で2番3番は満車でした。1番に停めて歩きましたけど、唐津城も外側から見れて良かったですよ。

番号 駐車場 収容台数 唐津神社まで 利用時間
2日 3日・4日
東城内駐車場(有料) 170台 徒歩15分 24時間
旧高取邸駐車場(有料) 90台 徒歩5分 24時間
南城内駐車場(有料) 80台 徒歩2分 7:30~22:00
浄水センターグランド駐車場(臨時) 120台 徒歩20分 9:00~17:30
材木町駐車場(有料) 90台 徒歩10分 24時間
ふるさと館アルピノ(有料) 130台 徒歩10分 24時間
松浦河畔公園駐車場(臨時) 1,430台 17:00~22:30 9:00~17:30

シャトルバス運行の時刻表はこちら(PDF)

2日(水) 河畔公園発は17:00始発~21:00最終となります。
唐津駅発は17:20始発~22:00最終となります。約10分間隔で運行しますが、道路状況により遅れる場合があります。
3日(木・祝) 河畔公園発は9:00始発~16:00最終となります。
唐津駅発は9:20始発~17:00最終となります。約5分間隔で運行しますが、道路状況により遅れる場合があります。
4日(金) 河畔公園発は9:00始発~16:00最終となります。
唐津駅発は9:20始発~17:00最終となります。約15分間隔で運行しますが、道路状況により遅れる場合があります。

臨時列車時刻表はこちら(PDF)

臨時バス時刻表はこちら(PDF)

駐車場から見た唐津城

練習場所はこちらだったそうです。

黒線は初日の、赤線は二日目の、緑線は最終日の運行ラインに見えますが特に注釈はないのでよくわかりません。参考程度に見ていただくとよろしいかと。

唐津市観光協会のホームページでも確認できます。
旅Karatsu 唐津観光協会

その他

撮影に必要なもの

特にないです。手持ちの機材で充分。

高感度に優れるカメラが望ましいかな。夕方はそれなりに暗くなる時期(結構暗い)なので、その対策に。レンズフードは必須。ないとレンズに人も物もぶつかります。広角系レンズはそれでも前玉にぶつかる可能性が。今回、一回やられました。子どもがぶつかってきたんですけどね。相手も怪我しなかったし、レンズも割れなくてよかった。しっかり汚れましたけど……。

高倍率ズームがあったほうが便利。いちいちレンズ交換やってられない場面のほうが多いです。高倍率ズーム買おうかな……。

ストロボはまぁ、あれば心強いかな。無くても困らなかったし、途中から発光止めました。表現的に使うのはありかも。ギャラリーの最後から7枚目はストロボ調光-2EVで合わせてます。

あと、マルチアングルモニター付きのカメラが使いやすいかもです。人混みを避けて撮影するのに上は固定液晶だと勘になるんですよ。慣れてるんでなんてことはないんですが、あったら便利かなぁと。あと、しゃがんで撮影すると怒られます。ギャラリーの1枚目撮った直後に怒られました。えぇ、おまわりさんに。曳山が寄ってきた時に避けられないんですね。危ないので止めましょう。知らなかったとはいえ、その後曳山が寄ってきて肝を冷やしました。

人と結構ぶつかる(避けてもぶつかる)ので、バッグは小さめの物を。不要な機材は降ろす。靴は歩きやすいもの、くらいかな。落とし物・失くし物に十分注意してっていうのはどこの現場でも一緒か。まじで満員電車の中で撮影しているくらいの状況になることもありますよ。

ある程度の望遠と広角はあったほうがいいけど、曳山は近くまで寄ってくるし、広角系は他の人が入り込むから難しい。難しいから楽しい。お祭りだもの。楽しんでくださいね。

ギャラリー

まとめ

最近はなんだか妙に佐賀ばかり行っている気がしますが、実際はそんなことないんですよね。イベントが多くて、なかなか現像などの作業が進まないという問題はあるんですが、それはまたなんとかしよう。現像する時までに現場の熱気を忘れないようにしなきゃ。

撮りたいものはたくさんあるけど、時間も体力も(そしてお金も)限りがあるので、狙いをつけて行くことになるんだよね。

来年はもっとしっかり腰を据えて撮影に臨みたいな、と思いました。まる。

ではまた。

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