PowerShot G1x Mark IIIからキヤノンの進化が始まる?

いいと思ったらシェアしてくださいね!

みなさんこんにちは

もうすぐ発売される新機種があります。

それが『PowerShot G1X Mark III』です。個人的にはこの機種、キヤノンの今後の流れを作る重要な機種なのではないかと思っているんですね。

それってどういうこと?

スポンサーリンク
レクタングル大

PowerShot G1X Mark III

キヤノンのデジタルコンパクトカメラとして初めてAPS-Cサイズの撮像素子を搭載しました。

ちなみに、スタイリングとしては同シリーズのG5Xと非常によく似ています。

ということで、先代のG1X Mark IIとG5Xをあわせて比較してみましょう。また、よく似たスペックの参考としてEOS M5も掲載しています。

モデル名 G1X Mark III G1X Mark II G5X M5
区分 コンパクトデジタルカメラ ミラーレス一眼
センサー APS-C 1.5型 1.0型 APS-C
有効画素数 約2420万画素 約1310万画素 約2020万画素 約2420万画素
映像エンジン DIGIC7 DIGIC6 DIGID7
記録媒体 SD/SDHC/SDXC
ISO感度 100-25600 100-12800 100-25600
最高SS 1/2000秒 1/4000秒 1/2000秒 1/4000秒
最大撮影速度 9.0枚/秒 5.2枚/秒 5.9枚/秒 9.0枚/秒
レンズ焦点距離 15-45mm
(フル換算24-72mm)
12.5-62.5mm
(フル換算24-120mm)
8.8-36.8mm
(フル換算24-100mm)
EF/EF-S/EF-Mマウントレンズ群が使用可能
(EF/EF-Sはマウントアダプターが必要)
開放絞り値 F2.8-5.6 F2.0-3.9 F1.8-2.8
レンズ構成枚数 8群9枚 11群14枚 9群11枚
最短撮影距離 10cm-30cm 5cm-40cm 5cm-40cm
ファインダー 約236万ドットEVF 約236万ドットEVF
液晶モニター 約104万ドット 3.0型TFTカラー 約162万ドット 3.2型TFTカラー
可動液晶 バリアングル チルト バリアングル チルト
タッチパネル 静電容量式
フォーカス制御 デュアルピクセル
CMOS AF
コンティニュアス/
サーボAF
TTL AF デュアルピクセル
CMOS AF
MF レンズによる
内蔵ストロボ
NDフィルター ◯(3段分減光)
手ぶれ補正 4.0段分 3.5段分 3段分 レンズによる
USB Micro Hi-Speed Micro
HDMI タイプD
A/V-OUT
Wi-Fi/NFC ◯/ ◯/- ◯/
Bluetooth ◯(BLE/Ver.4.1) ◯(BLE/Ver.4.1)
電源 NB-13L NB-12L NB-13L LP-E17
USB充電
撮影枚数
(ファインダー)
約200枚 約215枚 約295枚
撮影枚数
(液晶モニター)
約250枚(エコモード) 約300枚(エコモード) 約320枚(エコモード)
大きさ
(幅x高さx奥行)
115.0×77.9×51.4mm 116.3x74.0x66.2mm 112.4x76.4x44.2mm 115.6×89.2×60.6mm
重さ
(CIPA準拠)
約399g 約553g 約377g 約427g
(レンズを含まない)
発売日 2017年11月予定  2014年3月  2015年10月  2016年11月
Amazon価格

表に誤りがありましたらお知らせください。

なぜこの機種が重要なのか

フラッグシップだから……ではありませんよ?もちろんそういう意味もありますが、この機種の登場でキヤノンの製品は今後の流れが変わりそうに感じるのです。いくつか挙げてみます。

APS-Cセンサー&レンズ

キヤノンのコンパクトカメラで初めてAPS-Cサイズのセンサーを搭載してきました。

もともとG1Xシリーズは大型センサーを搭載していました(G1X Mark IIで1.5型/G5Xは1型)が、一気にステップアップしてきました。コンパクトカメラの大型センサーへのニーズの高まりももちろんですが、高価格帯へのスイッチとしてもセンサーサイズは大きな訴求力になります。

コンパクトカメラに高画質を求めるキヤノンユーザーがどの程度存在するのか、という意味でも興味深いですよね。

また、レンズもAPS-Cサイズセンサーのズームレンズとしては明るいF2.8スタートのレンズを搭載しています。この大きさ、センサーで実現できるのも一体型であるところが大きい(かつ電子補正がしっかりしている)のでしょうが、15mmF2.8をカバーできるレンズはEF-Mマウントレンズにもありません。なんとEF14mm F2.8L II USM(希望小売価格税抜き307,000円)という高級単焦点しかないんですよ。

今後、EOS Mシリーズでも同クラスのレンズが出るかもしれない、と思うと楽しみです。

EVF

そしてEVF(電子ビューファインダー)の搭載です。電子ビューファインダー搭載機種というのはキヤノン製のコンパクトカメラでももちろん採用はある(Powershot G5X)のですが、フラッグシップ機種への搭載はなかったですよね。

一眼レフメーカーとしてファインダー搭載デザインに拘りもあるんだと思います。また現在のミラーレスフラッグシップ、EOS M5に合わせてきている(ライトユーザーからの決別を明確にしている)という側面もありそうです。

全く関係ありませんが、僕は光学ファインダーのほうが好きです……。でもあらゆるシーンで撮影状況を確認できるのは魅力ですね。

デザイン・防塵防滴

基本的にキヤノン製品というのは上から下にデザインが降りてくる(そしてそれぞれの機種に合わせて変更される)のがいつもの流れだと思います。他社製品も似たような感じですよね。しかし今回は、G5Xのデザインが上位機種に採用されたような印象です。

もちろんG5X自体はG1Xシリーズの完全下位機種ではなく、バリエーションの1つではあったのでそこに問題はないのでしょう。本来G1X Mark IIで行いたかったデザインなのかもしれません。

今回のデザインはPowershot G5XからEOS M5というEVF内蔵デザイン(いわゆるカメラらしいデザイン)が、ハイエンドユーザーの支持を得られていたための変更と感じられます。今後のフラッグシップ機種はこのデザインをベースに進んでいくんでしょうね。

大きさはセンサーサイスが大幅に異なるG5Xよりも大きいですが、1.5型センサー搭載のG1X Mark IIよりもコンパクトになっています。高さこそEVF搭載で大きいですが、幅・奥行は小さくなりました。このコンパクトさでAPS-Cセンサーというのは驚きです。

そして、先代よりも大幅に軽量化してきました。重量で154g、なんと27.8%の軽量化です。

また、今度のG1X Mark IIIは防塵防滴構造を採用しています。コンパクトカメラである以上、ホコリ等には非常に弱いうえ、ホコリの除去は困難なんですよね。僕のG5xも大きなホコリが入っています……。

防塵防滴仕様になったことでサブ機などでの活用も広がりますし、むしろメイン機種にすらなれますよね。防塵防滴いいなぁ……。

デュアルピクセルCMOS AF・DIGIC7

ここ数年間で一眼レフ(ミラーレス含む)のセンサーとして急速に採用されているデュアルピクセルCMOS AFですが、G1X Mark IIIでも採用されました。

スペックを見る限り、基本的にEOS M5のセンサー・エンジンと同じようです。M5に搭載のタッチ&ドラッグも採用されています。

コンパクトカメラは、一眼レフなどに比べるとレンズそのものは小さいですが、沈胴などの機構がある以上、高速駆動に向いている形式とは言い難いんですね。しかしデュアルピクセルCMOSを採用することで一眼レフに近い高速なAFができる可能性が高まりました。

ホームページなどには誇らしげに流し撮りの撮影も掲載されています。それだけ一眼レフに近い操作性・駆動を獲得したということなんでしょう。

この他にはズーミングが高速化されたり、細かく調整できるようになると、現行機種よりももっと安定して運用できるようになりますね。素早く動かせる手動ズーミングも採用してほしいですね。

画像転送

BLE(Bluetooth Low Energy)に対応したことで、スマホとの常時接続が可能となりました。

Camera Connectアプリを使うことで、リモートライブビューなどが行えます。コンパクトカメラでそこまでの撮影はあまりないと思いますが、利便性の高い機能はしっかりと抑えているということで。

撮影画像をすぐにタブレットなどの大型画面で見ることが出来るのは、僕自身がEOS 5D Mark IVで行っていますが意外と便利です。特に撮影対象がいる場合、指示が明確になりますのでポートレート撮影の際にも活用しやすいですよ。

これは今後も進化していく機能ですね。

まとめ

ミラーレス一眼のデザイン、センサー、操作性、画質を兼ね備えたコンパクトデジタルカメラが登場したということですが、これは今後の布石なのでないかと考えています。

APS-Cコンパクトカメラがあるということは、さらに高画質を求めるユーザーに向けてフルサイズミラーレス一眼が登場する日も近いのではないかと感じられるからです。現状のフルサイズ一眼レフはミラーレス一眼ユーザーにとって、大きさや重量はハードルが高いのではないでしょうか。

もちろん、操作性や豊富なレンズ資産など従来の一眼レフが持つアドバンテージは大きいのですが、これを小型化・効率化していくことへの挑戦を感じます。いつかは登場するであろうフルサイズミラーレスへの前段階として、非常に完成度の高いコンパクトデジタルカメラが登場したと言えるでしょう。

コンパクトな大型センサー搭載のカメラとして、手軽さと画質をしっかり両立させたいユーザーには注目の機種ですね。

個人的にも非常に欲しい一台です。

ではまた。

スポンサーリンク
レクタングル大

いいと思ったらシェアしてくださいね!

フォローする

スポンサーリンク
レクタングル大