菊池城は分かりやすいが分かりにくい

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みなさんこんにちは

以前、鞠智城に行ってきたんですが、同じ読みで菊池城というものもあるんですね。

ちなみに『きくちじょう』と読みます。ややこしいですね。

前回の鞠智城は古代山城でしたが、今回行った菊池城は中世のお城です。現在は菊池神社がそこにあります。

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菊池城(菊池神社)とは

菊池氏(肥後菊池氏)の本拠地です。

菊池氏16代菊池武政によって、天平年間に築かれたと言われています。

菊池氏とは

菊池氏は、中の関白藤原道隆卿の子、藤中納言藤原隆家卿の孫で、藤原政(正)則(始名基定)公の子、藤原則隆公が延久二年(1070年)に肥後国菊池郡に下向し、同深川村に居を構え地名を取って氏の名とし菊池氏を立てた。これが肥後の菊池氏の始めである。

引用:菊池の会

ということらしいです。ここらへんは仮冒だとか色々説があるそうです。一説としてご紹介。

引用元にもあるように、菊池の会という菊池一族による会もあるそうです。菊池一族とご縁も血縁もないのでよくわかりませんが。若干の興味はあります。

すったもんだのお家騒動があり本筋は途絶えていますが、現代まで家系が連なる名門でもあります。1000年近く家系図が辿れるってすごいですよね。

上記菊池の会は平成28年9月30日で終了しているようですが、後継になるホームページが見つかりませんし、他の菊池の会などからもリンクを未だに受けているようなので、参考として載せました。いつまでリンクがあるのかわかりませんが、とりあえずということで。

石碑

ほとんどの遺構が失われているそうですが、神社境内に菊池城跡の碑があります。場所が分かりにくいので、ご紹介。

  1. 境内に正面から向かいます。
  2. 左手に小さな門があります。そちらに向かいましょう。
  3. 門を潜らず、門の直前から右を向きます。
  4. 階段がありますので、階段を上がりましょう。
  5. 踊り場(というか通路)に上がったら、正面です。(通路を建物に向かって右手側)

草木の成長著しく下の方は草が生い茂ってましたが、ちゃんとありました。

分かりやすいかと思っていましたが、見つからず神官さんに聞いて場所を知りました。

その他

神社を下ると、菊池公園があります。ここには菊池武光の像があります。

この菊池武光ですが、九州最大の合戦と言われる筑後川の戦いで南北朝の大きな戦いを起こしています(菊池武光は南朝側であり、征西将軍懐良親王を将とした)。

対する北朝には、以前取り上げた少弐氏が参戦しています。

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この戦いで少弐氏は大宰府を追われてしまいました(菊池市支配の大宰府はその後、再度陥落しています)。

南朝が陣を張ったのが宮ノ陣(福岡県久留米市)であり、菊池武光が血の付いた刀を洗ったのが太刀洗(福岡県三井郡大刀洗町)と言われています。

ちなみに太刀洗にも菊池公園があり、そこにも菊池武光像があるんですねぇ。

その太刀洗には現在、大刀洗平和記念館(戦史資料館)があります。

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さらに北朝には、問註所氏が大友氏傘下として参戦しています。問註所氏の居城は長岩城で、ここにも以前訪問しました。

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なんだか色々とつながっているんですねぇ。

アクセス

菊池城に行くには、菊池神社に向かえばオッケーです。

住所名の隈府(わいふ)ですが、これは菊池城の美称だそうですよ。

九州自動車道植木インターチェンジが最寄りです。

まとめ

鞠智城に行ったからには鞠智城にも行かなければ、というだけで行ってきました。

周辺にはかなり広い敷地の公園が複数配置されていて、住民の憩いの場となっています。しかし菊池武光の像に向かってサッカーボールぶつけまくってる少年は、正直気分が悪かったです。

温泉を始めとした観光都市でもあるので、観光資源に対する扱いは周知したほうがいいのではないのでしょうか。

色々とお城を巡っていくと、それぞれがつながっていたりして、そういった意味でも楽しみが増えますね。次はどこに行こうかな。

ではまた。

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